UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2015 レビュー


ユライア・ホール def ゲガール・ムサシ

ユライアのまるでビデオゲームか漫画のような動きに驚愕!ムサシ相手にこんなことができるとは口あんぐりだ。TUFで対戦相手を次々に病院送りにしていた頃に伺わせていたポテンシャルが、その後なりを潜めていたかに見えたホールだったが、久しぶりに牙を剥いてくれた。ホールはなんだかこの極東の地で案外居心地が良さそうに見えた。案外日本向きの人材なのかも知れない。


堀口恭司 def チコ・カムス

堀口の今回の戦いぶり、海外MMA記者のタイムラインでは非常に好評だったようだが、皆さんはどう思われたか。堀口お得意の遠くから飛び込む戦法が見られなかったのは、それが堀口の意図だったのか、それともカムスのプレッシャーのせいだったのだろうか。僕はなんだか単に、今回スモールケージが使われていたからではないかと見えた。オクタゴンには直径25フィートのものと、30フィートのものの2種類があって、PPV大会では基本的にラージケージが使われ、ファイトナイト大会では気まぐれでスモールケージも使われているようだ。ケージサイズに関する公式発表や事前予告は一切行われていないらしい。とにかくこの試合では、ケージが狭くて、堀口が飛び回るスペースが物理的になかったように見えたのだ。統計的にはスモールケージの方がKO率が高いとされているが、堀口のような選手には不利に働いたかもしれない。


水垣偉弥 def ジョージ・ループ

判定勝ちを収めた水垣は安堵のあまり、お得意の号泣を披露していたが、試合を見ている限りの感想は、泣くほどの苦戦ではなかったというか、最終的には水垣が勝つんだろという安心感が試合を通じて半端なく漂っていた。ループは身長でもリーチでも、水垣を大きく上回るはずなのに、なんだか水垣と同サイズに身体を折りたたみ、窮屈そうに戦っていたのが印象的だった。


廣田瑞人 draw 石原夜叉坊

ダナ・ホワイトも思わず「何がドローだよ!延長ラウンドをやれよ!」とTweetしていたこの試合(だよねえ)、個人的には石原のマクレガーっぽいフォルムに見とれるばかりだったし、あのタフな廣田から2度ほどフラッシュダウンを奪ったのも印象的で、これは時流や時勢をふくめ、判定は石原じゃないのと思ったのだけれど、やはり廣田もさすがに徳俵でしぶとさを見せてくれた。廣田のパフォーマンスが、前回のUFC時代からどれほど変わったのかなと言うところが、ちょっとわかりにくいのが気になる。


中村K太郎 def リー・ジンリァン

1Rいきなりの急襲で観客をつかみ、2Rには急に弱々しい姿でハラハラさせ、それでもよだれを垂らしながら3Rには魔性のスリーパーでカムバック勝利を飾るという、まるで晩年の猪木のようなサイコロジーで、K太郎がプレリムで最大の観客リアクションを引き出していた。わかりやすく失神して顔からマットに突っ込むという、ジンリャンの受けの凄みにも感服するばかりだ。

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BJJ界のワールドチャンピオン、通常体重230パウンドの巨漢、ガビ・ガルシアが大晦日に日本で戦うと発言している。実現すればこれがMMAデビュー戦。そういえばこの人、去年もREAL参戦(藪下戦だったっけ)がウワサされていた記憶がある。BloodyElbow

これはまだ秘密なんだけど、私は大晦日に日本で戦う。対戦相手の名前は知らない。中国のジュードーガールだと聞いている。契約体重は90キロ(198パウンド)。そのジュードーガールは私より大きいらしいけど、そんなことは私は気にしない。




ヴァンダレイのアンダーボスとも、女ジャイアンとも言われるガルシア。お、おそろしい・・・

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ロンダ・ラウジー、学生時代にはスタバで男性から金を巻き上げていたことを振り返る。BloodyElbow

私はフラペチーノが大好きで、放課後になると友達のジャッキーと一緒にモールのスタバに行っていた。ジャッキーは私にとってのポール・ヘイマンみたい人で、男性客を見つけては、「ここにいるこの子はあんたにケンカで勝てる。10ドル賭けてもいい」等と挑発して回っていた。そうすると男性は、「へえ、じゃあやってみろや」となる。

たいていは私がいきなり男性を投げて、アームバーかチョークを決めていた。ギブアップさせて、カネをもらったら、ジャッキーと一緒にフラペチーノを買った。それがある意味、初めてのプロとしての試合だったのかもね。



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ベラトール143のプレリミナリーファイトで勝利し、喜びのあまり、エディ・アルバレス風にケージの上からバックフリップで飛び降りた選手が、飛距離が出すぎてラ・ケプラータ風にカメラウーマンに激突してしまう動画がリンク先に



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UFC女子ファイターにもカーストが存在!?


UFCにショーン・オコネルという選手がいる。このオコネル、5月のUFN65大会でアンソニー・ペロシュにTKO勝ちしたあとのインタビューで、こんな珍しいことを口にしたのだ。「みんな、僕の本を読んでくれ。小説を書いたんだ。おもしろいよ。約束する」。オコネルは、地元ユタ州ソルトレイクシティで、ESPN系列のラジオでスポーツトーク番組のホストをしている。そもそもUFC入りしたのも、この番組でダナ・ホワイトにインタビューした際に、UFC入りを直訴したことがきっかけだったっと言う。MMA Junkieより。

本を書くには、すごくすごくすごく長い時間がかかった。完璧じゃないことはわかってる。見直すたびに、スペルミスを見つけたり、手直しすべき箇所を見つけてしまう。でも、出版できたことは、これまでの人生のなによりも、誇りに思っている。

いろんな人がいろんなことを言うだろ。あれをやっておけばよかった、とか、本当はこれがやりたかったんだ、とかさ。本を書きたいと言っている人も多いし、格闘技だって、やっておきたかったと言う人は多いんだよ。「ずっとそれをやりたかったんだよな」とか言ってさあ。じゃあやれよ。そう思うなら、あんたはなぜやらないんだ?

僕は特に優れた人間ではないよ。ジョン・ジョーンズのようには戦えない。UFCに入っただけでアップアップだ。本についても、コンピューターの前に座っただけでベストセラーを量産できるような天才じゃない。僕はまったく平凡なんだけど、多分ほかの人よりはたくさんのことを試してみているだけなんだと思う。

「オレはやってみたよ」っていう気持ちはある。必死でやってみてはいるんだ。僕のUFC戦績を見て、何だ、たいしたことないなあと言う人もいるかも知れない。でも僕は満足しているんだ。キミの本はそんなに面白くないね、って言ってくる人、どうもありがとう。でもとにかく僕はやってみたし、気に入ってる。パパもママも気に入ってくれた。それでいいじゃないか。





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米国で2014年9月から放送された「ジ・アルティメット・ファイター・シーズン20」(日本未放送)は、番組史上初めて、参加選手が全員女子選手だったことで話題を呼んだ。この女だけの合宿生活やテレビ撮影の内幕を女性記者が潜入取材した「Girls Fight Out!」という人気の長文記事のなかから、どうやらUFC合宿所内にもカースト制度が存在していたことを伺わせる興味深い記述を抄訳で紹介する。

アンジェラ・マガーニャは合宿所での6週間を通して、合宿所で派閥作りに奔走した。派閥には、本物のギャングのような名前が付けられていた。マガーニャ本人は、影でこそこそしないのは自分の長所であると主張する。「私は最初から最後まで悪者を演じた。みんなは影ではこそこそやっているのに、面と向かうと仲のよいふりをする。それは私のやり方ではない」

合宿所のギャング集団は、私が認識しただけでも次の通りだ。頂点にいるのは「Skrappettes」(壊し屋娘、くらいの意味かと思う)で、メンバーはマガーニャとベック・ローリングス、エミリー・ケーガン、アンジェラ・ヒルだ。カーラ・エスパルザやフェリス・ヘリグら、尻尾を付けたりクッキーを焼いたり寝起きの顔をインスタグラムにアップするような人たちは「Cheerleaders」(チアリーダー)だ。CheerleadersはSkrappettesとの交流が許されているが、あくまでもSkrappettesではないということを心得ていなければならない。チアリーダーと呼ばれるのは、彼女たちが「髪にリボンを付け、毎日メイクをし、カメラの前ではいつもかわいこぶる」からである。マガーニャはチアリーダーのことをリスペクトはしていない。「われわれSkrappettesは、メイクなどというものはしない」からである。

トーテムポールのずっと下層には「Chumpettes」(役立たず、位の意味かなあ)や「Nerds」(おたく)、「Outcasts」(のけ者)、「Card Players」(トランプバカ)などがいる。なんのことはない。これらは同じ人たちに対するいろいろな呼び方だ。その中の1人、リサ・エリスは、TUFのオーディションの時、ヒザの上に10か月の子供を乗せて、希望に満ちあふれて見えた。そんな彼女も合宿所生活の終わり頃には、精神的に打ちのめされて、まるで空気の抜けた幽霊のようになってしまった。番組プロデューサーは語る。「この合宿所は広い場所なのですが、常に同じ16人で閉じ込められることになりますから、実はけして広い場所とはいえないのです」。

読者の皆さんには申し訳ないのだが、私はとても、「Chumpettes」や「Nerds」や「Outcasts」や「Card Players」の人たちに、あなたは自分が「Chumpettes」や「Nerds」や「Outcasts」や「Card Players」であることを知っていますかとは聞けなかった。もっとも、彼女らにも矜恃がなかったわけではない。ある夜、ヘザー・ジョー・クラークは合宿所のみんなの前で、「いじめ」についてのスピーチをしていた。「イジメとは何か、イジメを辞めさせるにはどうすれば良いかを説明しましょう。私の友達の13歳の娘さんは、いじめられた日の夜、首をつって自殺をはかりました。子供の世界でも、職場でも、この合宿所でも、そのようなことが日々起きているのです」。最初はみなが耳を傾けていたが、1分後には彼女の演説は茶化されてしまっていた・・・



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Okada: Wrestling's 'Rainmaker' Has Conquered Japan – Is America Next? (Rolling Stone)

オカダカズチカのインタビュー記事が米ローリングストーンに掲載されている。これはすごい。そういえば先日、「LOOPER」という映画を見ていたら、ラスボス風のキャラで「レインメーカー」というのが出てきたのだけれど、こいつはオカダのニックネームとなにか関係があるんでしょうか?

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Omasuki Fightも先日から、知らん顔してテンプレートデザインを変更してみているところだが、それとは関係なく、レスリングオブザーバーのウェッブサイトがいきなり刷新されている。もっともそのせいなのかどうなのか、ログインしてもオブザーバーニュースレターを閲覧できなくなってしまっていてつらい。




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ベラトール「Dynamite」視聴率大低下


ベラトールが満を持してぶっ放したクレイジーイベント「Dynamite!」が視聴率で惨敗したことが明らかになった。平均視聴者数は80万人。前回のビッグショー、6月の「キンボ・スライス vs ケン・シャムロック」の平均視聴者数158万、瞬間最大210万人から大きく低下した。MMA Fightingは、知名度の高いスター選手がティト・オーティス以外にいなかったこと、裏番組に視聴者数760万人を集めたカレッジフットボール中継があったことなどに原因を求めている。これまで高視聴率を記録し続けてきたスコット・コーカーのフリークショー路線に今回初めてブレーキがかかった格好だ。他方でこの大会の観客動員は好調で、サンホセのSAPセンターにはベラトール史上最高記録となる11,000人が集まったという。

大会後にはカリフォルニア州コミッションからメディカルサスペンションが発表されており、ティト・オーティス、ジェームス・トンプソンらに180日間の出場停止(医師による許可があればその限りではない)が命じられた。このあたりの情報は、大晦日の人員配置にいささか影響を与えるかもしれない。

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カート・アングルのインタビュー記事がMMA Fightingにあった。かなり古いものだが、ごくかいつまんで紹介しておく。

MMA団体とはだいたい話をした。World SeriesやElite XCとも話をしたし、UFCとは2回交渉した。いずれも、カネだったりタイミングだったりがあわなくて断念したんだけど、42歳になるまではMMAをやることを真剣に考えていたんだ。



アングルがホワイトと最初に会ったのは2006年、ホワイトはアングルに、ダニエル・ピューダー戦をオファーしたという(ピューダーはその後ストライクフォースにあがっている)。その2年前、ピューダーはWWEのテレビ番組の撮影でアングルにシュートを仕掛けるという因縁があった。

ダナはその案が良いと思っていたみたいだ。別にダニエル・ピューダー戦がイージーファイトだったと言うつもりもなければ、ピューダーを問題視していたわけでもない。カネもよかった。ただ、ダナ・ホワイトからは、MMAをやるならプロレスを完全に辞めて欲しいと言われた。でも私は、その3日前にTNAと契約をしてしまっていたんだ。そんなすぐに、ディキシー・カーターに辞めさせてくれとは言えなかったよ。



2度目は2008年、ホワイトはアングルに、TUF出場をオファーしてきたという。ランページ・ジャクソンとラシャド・エバンスがコーチ役を担当し、キンボ・スライスやロイ・ネルソンが出演していたシーズンだ。

2度目に会ったときには、私は負傷していた。彼は私に、キンボとTUFに出演してくれと言ってきた。カネもよかった。ただ、4週間半で身体を作ってきてくれというんだ。それは無理だった。もし出演できたら、面白い番組になっていたと思うよ。ダナは番組が終わったら、6試合契約も用意すると言ってくれたんだけど、とにかく4週間半で身体を作っていくのは無理だったんだ。



現在46歳のアングルは、TNAと年間40試合出場契約を締結している。

年をとり、知恵もついたとは思うが、身体の直りに時間がかかるようになった。でもパートタイムで試合をするなら、まだまだ5つ星の試合をやれるぞ。年寄りには毎晩は無理だ。TNAは寛大な契約をしてくれた。だから私はまだTNAにいる。

MMAでも、プロレスと同じくらい成功できたとは思う。でも後悔はない。私がオリンピックに出場した後に、MMA入りの選択肢があれば、きっと挑戦したと思う。でも実際には、MMAが台頭してきたのは、私がWWEにはいって4年経ってからだった。私はプロレスも好きだ。だからMMAとは縁がなかったんだろうね。



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レスリングオブザーバーラジオ(9月20日)が、サカキバラ氏はどうやら中東のスポンサーから資金調達をしている模様だと伝えていた。


【またね】と言わせて下さい。(北斗晶オフィシャル)


「何が偉い人には秘密だ!」「かまってちゃん爆発」 声優界の“お姫様”田村ゆかり(39)の戯れが過ぎる件

「田村ゆかり」情報がアンテナに引っかかるようになってしまったではないか。


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大晦日大会情報まとめ


昼間に更新したあとタイムラインに流れてきた大晦日大会情報をまとめておく。

大会名はサムライFCになると聞いたが、さて、どうか。スパイクのリリース資料には、「新たなグローバルMMA団体」と書かれている(Greg Savage記者)

大晦日イベントはケージではなくリングになるらしい(Luke Thomas記者)

サカキバラは「10月に日本で記者会見を開き、そこですべてを説明します」と語った(Luke Thomas記者

ヒョードルはサカキバラ団体と2試合の独占契約と聞いた(Ariel Helawani記者

サカキバラ団体に参加が見込まれる選手には、クロン・グレイシーと桜庭和志がいると聞いた(Ariel Helawani記者



>日本とアメリカで視聴率を取らないといけないのであれば、メインはやっぱり「ヒョードル vs キンボ」あたりにならざるをえませんかね・・・


スパイクTVの画面に抜かれるMMA Legend SAKURABA。



ベラトールDynamite、地獄のリングケージ同時進行。

Two fights simultaneously at #DYNAMITE1 @bellatormma #mma

Michael Chandlerさん(@mikechandlermma)が投稿した動画 -





バスルッテンが司会を務めるインサイドMMAに出演しました(酒井正和公式)
通訳がひどすぎるよ・・・だから酒井さんに話が一度しか振られないんだよ・・・


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ニック・ディアス純情篇


レスリングオブザーバーの速報より

スパイクTVは榊原氏の新しいプロモーションと1大会契約を締結、北米で氏が開催する大晦日大会を放送することとなった。エミリャーエンコ・ヒョードルがこのプロモーションと契約し、メインイベントを飾る。

スパイクTVでは、アメリカ時間で大晦日のプライムタイムに、この大会を録画中継で放送する。この大会にはベラトールの選手が参戦するが、ベラトール以外の選手も参戦する。



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長期出場停止処分で追い詰められたニック・ディアスがMMA Fightingの取材に答えて、とうとうと自分語りをしている。けっこうはじめて聞く話もある。

格闘技に本当にここまで入れ込んでいるのは自分だけだろう。他のヤツらが言いたいことも言わないのは、家族やら嫁さんやらのことを心配しているからだ。でもオレは全身全霊を格闘技に傾けているんだ。だからオレはいつもこんな風にやってきたんだ。他のヤツらには別の生活がある。でもオレには別の仕事なんかない。僕は中学も卒業していない。卒業しようと思えばできたんだが、ケンカをしすぎた。

両親からはABCくらいしか教えてもらえなかった。学校を転々とし、薬を飲まされ、クラスメイトからは馬鹿にされた。というのも、オレが教室でちょっと荒れると、先生がほかのみんなに、ニックはお薬を飲んでいる、ときどき飲むのを忘れる、などと説明するからなんだ。そんな風にされると、どうなると思う?クラスのヤツら全員をぶちのめしたくなるんだよ。女の子まで「大丈夫なの?お薬は飲んだの?」なんて言ってきやがる。

母親が家を取られてしまい、オレはロディ(地名)のじいさんの所に引っ越したりしていたが、転校しなくていいように届け出をしないといけなかった。だって、黒人とアジア系だらけのゲットーのようなストックトンの学校から、ロディのプレッピーな学校に転校するなんてありえないことだからな。

オレにはステファニーというすごく美人な彼女がいたから、高い物は買えなかったが、洋服についてはと手も気にかけていた。彼女の元彼は1学年上で、フットボールチームのアイドルで、フットボール部のコーチがオレのことを悪く言ったものだから、ヤツらもオレにちょっかいを出すようになってきた。ヤツらはほとんどステロイドを使っていたし、多くはメキシコのギャングで、覚醒剤をやったり刺されたりしていた。

高校の時、同じクラスのバートと大喧嘩をやってしまい、割って入った教師から、おまえらはもう学校に来ないでくれといわれたから、オレはホームスクーリングを始めたんだけど、全然うまくいかなかった。勉強で大きく落ちこぼれてどうにもならなくなり、オレはプロの格闘家になる練習をし始めた。オレの彼女はオレを嫉妬させようとして、バートとデートし始めた。バートは銃を持ち歩いていたから、もめ事はおこさないようにしていた。

オレがプロとしてのデビューを飾った2000年7月5日の少し前に、バートが自宅でパーティを開いた。その前夜、ステファニーはオレのことを愛しているといってくれた。パーティの後、オレは彼女の家に行く予定だったんだが、気分が悪くなった友達がいたりして、いったん自宅に帰らないと行けなくなった。

その1時間後に彼女の母親から電話があって、「ステファニーと一緒じゃないの?」というんだ。彼女の母親はオレの家にオレを迎えに来て、そのままオレのばあさんの住むトレイラーパークまで高速99号線をクルマを走らせた。

高速では事故が起きていた。オレがフェンスを跳び越えて眺めていると、クルマが1台に救急車が1台見えた。

ステファニーが高速でクルマを捨てて歩き出し、別のクルマに轢かれて自殺したのだ。俺の愛する女はこれまでにも自殺未遂をしていたが、3度目にとうとう成功してしまった。

彼女は大学に行くことになっていた。彼女はマジメな生徒だったし、オレにはできないことを全部できていた。トレイラーパークに住みながら、他のヤツらのようにドラッグもやっていなかった。オレときたら、学校にいる間中、彼女の元彼やら、フットボール部のヤツらにケンカで負けたら彼女にどう思われるのだろうと心配ばかりしていた。オレは学校には行かず、よからぬ仲間とつるんでいた。

オレが学校にいくわけはなかった。カネもなかったし、クルマもなかった。でもあのとき、オレは彼女を止めに行くべきだったんだ。その後オレは成長し、もう子供ではなくなった。プロデビュー戦は1R、チョークで勝った。でも頭の中は学校時代と変わらず、彼女のことで一杯だった。

オレは彼女の墓まで毎日7マイル走り、彼女に誇りに思ってもらえるようなファイターになって成功することを約束した。

ネバダ州のコミッションは全力でオレが本来いるべき場所から排除しようとしているが、オレはこうしてファイターになり、自分らしい人間になったんだ。オレは最初からずっと、こう思ってやってきているし、これからも自分自身以外の何者かになろうとは思わない。

正直、聴聞会の途中で放り出して帰ってやろうかとも思ったが、弁護士のアドバイスもあったので、オレはそうはしなかった。コミッショナーに面と向かって自分の考えをぶつけてやろうかとも思ったが、それもしなかった。

コナー・マクレガーの元ネタはオレだ。オレがいなければああいう存在はなかったはずだ。コナーを嫌いなわけじゃないが、オレこそがオリジナルのリアルディールだ。オレは生涯1度もステロイドを使っていない。おれはズルをすることなく、格闘技を学んできた。だからオレこそが、世界で最高のファイターなんだ。

コナーのような男は、オレよりウンと稼いでいるし、優秀な代理人や弁護士をつかってしっかり契約交渉なんかもやっている。それに比べればオレなんか、しょうもない柔術コーチにこれまでほとんどの契約を任せてきてしまった。前回の試合から、やっとまともな代理人を立てて、自分でも参加して契約をするようにしたんだ。何せオレは中学も卒業していないからな。

おれは弟のセコンドについてやることもできないことにすごく怒っている。弟を格闘技に巻き込んで悪かったとすら思っている。いくら頭を蹴られても、ろくにカネももらえないんだからな。



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日本滞在中のロイ・ネルソンが、大好きなバーガーキングの代わりに通っているお店を語る。BloodyElbow

(日本は2度目だから)食べる場所はもう把握している。前回来日したときにはシズラーを見つけた。今回はサブウェイを見つけたぞ。

魚は食べないようにしているんだけどね、ホテルの朝食バイキングはいつもおいしくてやばいんだ。

(ジョシュから「ロイはグレイビーソースを違法に濫用している」と挑発されていることについて)少なくともグレイビーソースで検査結果が陽性になったことはないよ。まあでも、グレイビーソースをかけると何でもホントにうまくなるよな。



グレイビーソースかあ・・・うまいか、あれ?

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信じられないほどスイングしていない、ルーク・トーマス記者による桜庭和志インタビュー(動画)。MMA Fighting


女性の言葉を変に翻訳するのをそろそろやめてほしい。



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