ネバダ州コミッショナーが引責辞任か


ロンダ・ラウジーが、ボクシング専門誌の「Ring Magazine」と、オーストラリアの男性誌「Men’s Fitness」の表紙に女性として初めて起用された。ロンダは最近のメディアイベントで、UFCをチャンピオンのままで引退したら、その後にはボクシングの世界タイトルと、柔術の世界タイトルと、WWEディーバ王座をとりたいとリップサービスしている。オブザーバー。

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ロンダと言えば、母親がコーチのエドモンド・ターバディアンを激しく口撃したことを囲み取材で尋ねられると、「母に言いたいことがあれば、メディアを通じでではなく、直接言います」と短く回答した。MMA Junkieでは、母親への不満があることを匂わせながら、表沙汰にしない形で記者を巧みに丸め込むロンダの回答はさすがだと評価している。

ただ、別の日に行われた電話カンフェランスでトラビス・ブラウンとの関係が公表されたことについて尋ねられたロンダは、何も答えることなく、いきなり電話を切ってしまったというから、かなりのご機嫌斜めである。

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ネバダ州アスレティックコミッションのチェアマン、フランシスコ・アギラー氏がいきなり辞職、後任にアンソニー・マーネル氏(Anthony Marnell)が就任した。アギラー氏はMMAやボクシングのPEDの罰則を大幅に強化するなど、薬物対策を大きく前進させた。他方で、ニック・ディアスに出場停止5年、罰金16万5千ドルを課したことで世間の不興を呼び、ホワイトハウスに10万の陳情が集まるなどしたことをうけ、ニックとの和解交渉に応じざるを得なくなっていた。ニックがまだ訴訟を起こしていないうちから和解交渉に応じたとの事実は、コミッションサイドが自らの非を大きく認めていることを示しているとみられている。さらに、薬物検査から逃走したヴァンダレイ・シウバの選手ライセンスを生涯剥奪に処した件の裁判では、裁判所はコミッションの処分は「恣意的で気まぐれ」であると断じ、ヴァンダレイに対する処分を再検討するよう命じられている。

今週行われたコミッション公聴会では、WSOFのホジマール・トッキーニョに出場停止2年、罰金4万ドルが課せられた。WSOFで行われたジェイク・シールズ戦で、シールズがタップしているにもかかわらず、関節技を解かなかったことに対する処分である。トッキーニョはこれまで同じ問題を何度も繰り返してきており、ニックに対する処分と比較して、これが妥当なのかどうか疑問視するむきも多い。Yahoo! Sports

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米Spike TVが、キックボクシング団体Gloryの放映を取りやめることを明らかにした。放映契約満了に当たって、契約を更新しなかったもの。Spikeでは過去2年間にわたってGloryを放映、一時は「ビル・ゴールドバーグ vs. アルベルト・デル・リオ」をGloryで行う企画を練るなど、視聴率のテコ入れにも努力をしていた。最近では、金曜日夜のプライムタイム枠を「Friday Night Lights Out」と称して、ベラトール、PBCボクシング、Gloryの中継番組を毎週放送していた。プライムタイムのGloryの平均視聴者数は463,000人に留まった。Gloryではアメリカでの新たなTVディールをすでに確保していて、近々に公式発表が行われるとも報じられている。オブザーバー。

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ONE Championshipが、この先2年で26大会を中国で行うと発表している。この手の発表は以前にもありながら、なんとなく期待外れな結果に終わり続けているわけだが、あえて発表したと言うことは、これまでとは違う座組ができたと言うことなのだろうか。中国の山奥で発見した雪男など、ビックリ人間をRIZINに続々と送り込んで欲しいところだが・・・

ちなみに11月7日にマカオで開催とアナウンスされていた「One Championship 33: Battle at the Gates」大会はまだカードが1枚も発表されていない。こういう差し迫った案件がありながら、そのことをスルーして、将来の壮大な計画を発表するのもONE流である。契約選手はたまらんだろうな。

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UFCファイターのマイルス・ジューリーが自らのブログで、「きみらはファイターはおいしいビジネスだと思っているのだろうが、それはとんでもない間違いだ。収入だけでなく、費用もちゃんと見ないといけない」として、エントリーレベルの選手(ファイトマネー10,000ドル、勝利ボーナス10,000ドル)の選手の収支勘定はおおむねこんな感じのはずだとモデルケースを紹介している。

収入(勝った場合)20,000ドル
支出  14,500ドル
(支出内訳)
ジム支払 2,000
マネジメント支払 4,000
税金 6,000
医療費 500
コーチ支払 1,000
雑費 1,000

手取り収益 5,500ドル

たしかにこれだと年3試合しても、年収16,500ドル、200万円弱にしかなりませんね・・・UFCの場合は、これにリーボックのスポンサー料がちょろっとあるのと、ケガについては保険があるからまだマシなのだろうけれど・・・

なおジューリー自身の全開の試合のファイトマネーは、ドナルド・セローニに負けて16,000ドルであったという。

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青木真也の年末2連戦が決定「何事も日本一でいたい」(スポーツナビ)

青木真也が29日のRIZINに続き、31日のIGFでモンターニャ・シウバと対戦するとの報道。桜庭も新日本1.4ドームに出場したいとの意向を明かしていた。MMAで戦う両選手が、ともに直後にプロレスの大舞台を控えているというのは、状況的には見る側の緊張感がどうしても削がれますな・・・ケガしないように手加減してるんじゃないかと、思われても仕方がないのではと思う。

個人的には「青木 vs 桜庭」はグラップリングルールにならんかなあとかねてから思ってる。だってMMAでやれば、青木が打撃で勝つ可能性だってかなりあると思うのだ。実際に青木はDREAM Oneであのしぶといアントニオ・マッキーをKOしている。そんな結末は、見たとしてもけっこう仕方ない。この2人なら、むしろ打撃を廃した方が勝負論が濃くなるのではないかと思うのだ。やっぱりどちらが勝つにしても見てみたいのは一本決着だし、極めても折るまでやらなければ、脳しんとうを起こすよりは、まだプロレスにも出場しやすいのではないのだろうかと愚考するのだが・・・Fujiyamaが道場での両者のグラップリングマッチをチラリと紹介していたのが、そのティーザーだったりするといいなあと思う。





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ミーシャ・テイト、不満をくすぶらせる


MMA Fightingは、エミリャーエンコ・ヒョードルの対戦相手の有力候補だったジャイディープ・シンのDEEPでのパフォーマンスやコンディショニングが期待外れだったとして、別の候補選手を検討していると報じている。ソア・パラレイ、ショーン・ジョーダン、ランディ・クートゥアなども検討されたが、やはり日本での引きの強さを第一に考えているのだという。榊原代表はブラジルメディアに対して、ヒョードルの対戦相手は10日以内に決定すると述べている。ネット上にはごく小声で、カート・アングル説も流れていたりするが・・・

同記事はまた、ギャビ・ガルシアの対戦相手候補には、TNAプロレスのレイディ・タパ(Lei’d Tapa)の名前が挙がっていると報じている。そういうチョイスをするのであれば、もう世IV虎でよくないですかね?年忘れで、心ゆくまで大暴れして頂こうではないですか!


怒るレイディ・タパ

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MGMリゾート社がラスベガスに建設中の2万人収容のスポーツアリーナのネーミングライツについて、UFCが取得を狙っているらしいとの報道がある。この新会場は、NHLチームのフランチャイズアリーナになることが決まっていることから、そのホッケーチームとの争いになりそう。Josh Gross記者は、「あんまり真に受けない方がいいと思うけど、UFCにとっては良い宣伝になる報道だ。身売りのウワサに煙幕を張ることができるからね」と意味深なTweet

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ネバダ州コミッションからマリファナで5年間の出場停止を食らったニック・ディアスは、UFCが用意した強力な弁護団とともに、コミッションに対して行政訴訟を起こす意向を明らかにしていたが、このほどディアズ陣営とネバダ州コミッションが和解に向けて交渉をしていることが明らかになった。ネバダ州側も和解交渉を行っている事実を認めているMMA Fightingは、早ければ2016年中にも、ニックが戦線に復帰できるかもしれないと報じている。イエイ!

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ロンダ・ラウジー戦をホーリー・ホルムに横取りされた形のミーシャ・テイトが不満をくすぶらせている。僕がベラトールなら、こういう立ち位置の人は奮発してでも一本釣りしますけどねえ。

ダナ・ホワイトはメディアで、私はあと1勝でタイトルショットだという。なのに翌日のインタビューでは、まだ何勝かしないとタイトルショットにはたどり着かないという。いろんな見出しを目にしていると、会社が何を考えているのかわからなくなってくる。彼らにとっては単なるオフィスでの1日に過ぎないのかもしれないけれど、私にとっては人生がダメにされたような気分になる。そこはもう少しわかってもらいたい。

どうも私はトップ選手全員と戦わないといけないような気がしている。で、誰かが私に勝てば、その子がタイトルショットを得る。私が勝てば、あと1勝しなさいと言われる。要するに私は門番扱いされている気がする。しばらくの間はそんな扱いでも構わないけど、トンネルの向こうに光がみえないのはつらい。

ロンダがチャンピオンである限り、私にタイトルショットの可能性がないというのであれば、私は自分のキャリアを考え直さないといけない。引退するとは言わないけれど、他に何ができるのかを考えざるをえない。






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マーク・ハント:過去との戦い


マーク・ハントの自伝「Born to Fight」が発売されたが、そこに書かれているハントの子ども時代の思い出が壮絶すぎると話題になっている。本を読んだニュージーランドの記者がハントに取材した記事から

子どもの頃、ハントは両手両足を縛られ、背中の皮が剥けるまで、リンゴの木の枝でむち打たれた。「そのおかげで3週間ほど学校を休めたから、それも悪くなかったけどね」とハントは笑う。「オレの親父は冷酷な人だった。子どもたちをしょっちゅう脅していた。叩く前にはメンタルゲームも愉しんでいた。ガレージで両手を頭の上で縛られて、ほうきで殴られたこともあった。どうにか逃げ出したら、兄貴たちが追いかけてきて、頼むから戻ってきてくれ、そうでないと俺らみんながやられてしまう、と言った」

しかし、ハントの経験は、姉のビクトリアと比べればまだマシであった。ビクトリアは6歳の時から、家を出ることになった18歳まで、父親にレイプされていた。ハントはそのことについてあまり覚えていないと言うが、確かに父親が毎日のように姉の部屋に消えていったことと、事を済ませた後に父が愛用していた石けんの匂いは覚えている。「あの石けんの匂いをかぐと、いまだに耐えられない気持ちになる」とハントは語っている。

ビクトリアは当時を振り返って語っている「毎日のことでした。私が性交渉を拒むと、父は弟たちに八つ当たりしました。私はマークの母親代わりでした。マークは一番小さかったし、私が守ってあげないと、守ってくれる人は他にいなかったから・・・レイプのことは母も知っていました。母の目の前でも行われていたから。両親が通っていたモルモン教の協会もそのことは知っていたけど、なにもしてくれませんでした」

最終的にはビクトリアの学校の誰かが警察に通報した。「母親からは、起訴を取り下げたら自転車を買ってあげるといわれました」。父親はしばらく監禁されていたが、やがて証拠不十分として釈放された。その後も父親の性的虐待は続いた。「父からは、このことをまた口外したら、お前を殺してやるといわれました」(ビクトリア)

「私は弟たちのために生き延びました。長男のスティーブは統合失調症でした。次男のジョンは、何日も部屋から出てこない引きこもりでした。そして三男のマークは荒くれ者でした。いじめっ子だったんです」(ビクトリア)

「そうそう、僕はいじめっ子だったよ」とハントも認める。「ただ、ストリートでケンカすることで、両親に対する怒りを僕なりに吐き出していたんだよ。僕にとって家は安全な場所ではなかった。ストリートの方が安全だったんだ」

「子どもの頃の僕らは、生き残るだけで必死だった」とハントは語っている。「まるで野良犬だった。家族に会えばハローくらいは言ったけど、愛してると言ったことはなかった。僕の家族には、そのような言葉は存在しなかった。姉は強い人だった。姉をつらい目に遭わせてしまったけれど、そのことについてじっくり話し合ったことはなかった」

・・・父親から虐待を受けたことで、ハントは1つの強みを身につけた。殴られるということになれてしまって、恐怖感がなくなったのである。もともと肉体的にも精神的にも、痛みに対して無感覚だったこともあった。「僕のファイターとしての才能の1つに、人間サンドバッグになれると言うことがあるね。他の人のように痛みを感じないんだ」

・・・ハントの妻、ジュリーは、出会った頃のハントは、4児の父親となった今とはずいぶん違っていたと語る。「最初に会った頃のマークは本当に内向的な人でした。問題をたくさん抱えていた。人付き合いというものをまったくしていなかった。だから、食事をしながらおしゃべりを楽しむ、ということすら知らなかった。両親が何も教えなかったのだから」

知り合って1年後、マークはジュリーを連れてニュージーランドの実家に帰った。ジュリーが語る。

「そこで初めてマークの両親に会いました。本当に目からウロコだった。私はあの人たちのことがはっきりと嫌いです。父親は見たことがないほど気持ちの悪い人で、まるで相手の洋服を脱がすような視線で私のことを見ました。母親は、ビクトリアと父親がトイレでセックスをしていたという話を笑い話としてしていました。本当にゾッとした。母親も父親と同じくらい悪いと言うことに、マークは長年、気がついていませんでした」

・・・ハントに尋ねてみた。父親のことは嫌いですか?「あの人のことはよくわからないんだ。週に1日はいい人だった。でもそれ以外の日は悪魔だった。たぶん、僕はあの人のことを憎んではいない。あの人がこういう風でなかったら、今の自分はなかったと思う、という意味では感謝すらしている。あの人から学んだことはこうだ。つまり、あの人のようにはけしてなりたくないんだ。」


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「UFN76: Holohan vs. Smolka」のプレリムをみた。まだ見ていない人へのお薦めの1試合は、地元ダブリン出身のアシュリング・デイリーとエリカ・アルメイダの女子戦。実のところ、ケージ内ではたいしたことは起きていないのに、観客席の盛り上がりだけで涙が出そうになる不思議な試合。それにしてもデイリーもホロハンもマクレガーも、アイリッシュファイターはちょっとした戦いぶりや表情、インタビューに答える言葉で、盛り上がる観客とちゃんとやりとりをすることができる人が多いんですね。客と選手のダイナミクス、サイコロジーがある。ダブリンのファンもすごいし、そのファンリアクションでメーターを上げていけるアイリッシュファイターもすごい。うーむ、結局はここがプロとアマの違いではないのかと、つくづく思わされる。

おまけ。勝利に喜ぶクリストフ・ヨッコのスピンルーニー!ブッカーTよりはるかにうまいぞ!

Hold on Dan, I gotta hit this BBoy real quick #UFCDublin

ufcさん(@ufc)が投稿した動画 -




(参考)喜びの舞といえばこの人、セージ・ノースカット




本物のメインイベントだったUFN76「ホロハン vs. スモルカ」


「UFC Fight Night 76: Holohan vs. Smolka」大会をFight Passで観戦。地元ダブリン出身のパディ・ホロハンと、ハワイアンのルイス・スモルカの一戦は、もともと前座カードとして配されていたところ、この大会のセミファイナルが飛んだことでいきなりその空席に格上げされ、その後メインイベントが飛んだことにより2段階昇進でメインイベントに昇格したという経緯がある。両選手ともこれまで、メインイベントどころか、メインカードで試合をしたこともない、ノーランカーの選手。UFC Japanにたとえて言えば、ムサシとジョシュが欠場してメインとセミがキャンセルされ、中村K太郎の試合が急遽メインイベントになったようなものだったのだ。

それでも空席が目立つどころか、超満員にしか見えない会場で、地元ダブリンファンのあまりにも熱すぎる声援を背に受けて入場するホロハンは、本物のスーパースターに見えた。そして大歓声に背中を押されるがごとき激闘の末、スモルカの非情な攻撃に地元の英雄ホロハンが敗れ去ったとき、ついさっきまで会場中のファンの足踏みで画面が揺れていたほど大盛り上がりの会場が、一瞬にして死すら感じさせる静寂につつまれる・・・MMAの残酷さ、現実の厳しさが見る者に痛いほど突き刺さる。この気持ちを味わわせてくれるというのは、これが本物のビッグマッチのメインイベントだった証拠ではないだろうか。しかも、この試合はフライ級戦なのである。マイティマウスがどれほどマイティぶりを発揮しても、なかなか盛り上がってこないフライ級。僕が見たUFCのフライ級の試合の中では、これほどまでに熱く盛り上がった試合はかつてなかった。

ダナ・ホワイトは試合後、ダブリンは世界一のファイトシティだと語ったと報じられている。これはけしてリップサービスではないはずだ。

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ロンダ・ラウジーの母親のアン・マリア・デマルスが、ラウジーの長年のトレーナー、エドモンド・ターバディアンをこき下ろしている。

エドモンドは本当にひどいコーチだと思う。そのことをここにはっきり公言したい。

エドモンドにとってロンダは宝くじが当たったようなもの。ロンダはエドモンドと知り合う前からずっと勝ち続けていた。ロンダがエドモンドのジムを訪ねて、打撃を学びたいと頼んでいるのに、エドモンドは自分は女には教えないと言って断っていた。もちろんロンダのことだから、一歩も譲らず、実力で認めさせたのだけど。エドモンドのジムに行った時点で、ロンダはすでに世界有数のアスリートだったのに、エドモンドは何ヶ月も、ロンダに時間を割こうとしなかった。それでもロンダがあのジムに留まっているのは、言ってみれば赤い下着を着ているときにノーヒットノーランを達成したピッチャーが、たまたま同じ赤い下着を着ていた人を信じ込んでしまったようなもので、迷信にちかい。

このことをもうこれ以上黙ってはいられないとの旨はロンダに話してある。彼は悪い人間で、みなさんもあそこのジムには行かない方が良い。ロンダが広告塔として使われている以上、これ以上被害者が出ることは防ぎたい。何年も前からみんながささやいていたことだったのだけれど、エドモンドがロンダの門番みたいな立場になっていたから、誰もたてつこうという勇気がなかっただけ。

違法にならないなら、あんな男のことは車で轢いてやりたい。あの男はこの地球上で神がお創りになった、もっとも値打ちのない人間。



ロンダ、ターバディアンはこの件について沈黙を守っている。ソース1ソース2ソース3

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ONE FCに出場しているフランス人ファイター、アルナウド・ルポンが、9月27日に行われたOneのジャカルタ大会でKO負けした後、現地の公立病院でひどい目に遭ったという話。BloodyElbow

ストレッチャーで公立病院のERに運び込まれたのだけれど、なぜかそのまま廊下に放置された。僕の右側では、老女が歌を歌っていたけれど、悲しいことにおもらしをしていた。僕の左側では、片足を切断されたバイク事故の少女がいた。僕の1メートル先で、医師が彼女の足を文字通り切断していたんだ。

そこからどんどんおかしなことになっていった。プロモーション側が、ONEの付き添いのスタッフを「とくにできることもないだろうから」という理由で引き上げさせた。そのかわり、大会終了後にONEのドクターが行きますと言うことだった。

僕は試合でKOされて、バックステージでも失神したというのに、5時間待ってもCTスキャンもおこなわれなかった。とりあえず誰かが眉の切り傷を縫い、破傷風の注射だけを打っていった。

僕はちょっと眠った。早朝に目が覚めたのだけれど、ONEのドクターは来ていなかった。試合後9時間が経っていた。まだ脳の検査は行われていない。そして結局、ONEのドクターは現れなかった・・・

僕は今ちょっと迷っている。ONEとは独占契約を結んでいるが、安全な仕事場だとは思えないんだ。試合で骨折もしていたから、どうせしばらく休まないと行けない。その間に色々考えてみようと思う・・・



インドネシアでは政府の医療費予算不足により、市立病院に比べ公立病院の質が低くなっているのだそうだ。思わぬ国や地方で試合をする日本人ファイターもいるだろうから、こういう話はけして他人事ではないだろう。

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MEET THE MMA FIGHTER WHO RISKED TORTURE AND DEATH TO FLEE NORTH KOREA (Fightland)
北朝鮮から中朝国境の豆満江を越えて脱北、現在は韓国でMMAファイターになり、リアリティショー「Crying Fists」で人気が上がってきているというChoong Il Parkのストーリー。Fightland。


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何者?ゴイチ・ヤマウチ / UFCアイルランド大会ズンドコ


日本時間で土曜日の昼頃におこなわれるベラトール144では、ISAOのベラトールデビュー戦、 対ゴイチ・ヤマウチ戦が行われる。このゴイチ・ヤマウチ(22)のインタビュー記事がMMA Fightingにあった。

記事によるとヤマウチ選手はブラジル在住の日系ブラジル人。ヤマウチのおじいさんに当たる日本人男性がブラジルに渡ってブラジル人の女性と結婚。その娘(ヤマウチのお母さん)は日本で暮らしたため、ヤマウチ自身も日本の安城市で生まれたのだが、4歳の時にブラジルに渡り、それ以来ブラジルで暮らしているのだという。ヤマウチは6月に予定されていたパット・カラン戦を外側側副靭帯損傷で欠場、今回がケガからの復帰戦となる。本人としてはトップコンテンダーとの対戦を希望していたとのことで、ISAO戦にはやや物足りなさを感じているようだ。

現段階でISAOと戦うことになるとは思っていなかった。パット・カランか、ダニエル・バイシェル戦になるのかなと思っていたので、本当に驚いた。でも、日本人のファイターと試合ができるのはうれしい。日本で話題になってくれるんじゃないかと思っている。

ISAOの試合映像がネットであまり見つけられていないのだけれど、サウスポーの殴り屋だということはしっている。グラウンドはすごいというわけではなさそうだけれど、まあ、そんな選手も危険だからね。ISAOがなにをしてくるかではなく、自分の試合をすることに集中するよ。



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日本時間で日曜日の早朝に行われるのは「UFC Fight Night 76: Holohan vs. Smolka」。セミファイナルに予定されていた「スティペ・ミオシッチ vs. ベン・ロスウェル」、メインイベントに予定されていた「ダスティン・ポワリエ vs. ジョセフ・ダフィー」の、もともとそれほど強力でもないトップ2枚のカードが選手負傷により大会直前に落ちるというドタバタぶりで、結果的に出場選手のネームバリュー的には近年まれに見る地味大会になってしまっている。さらに悪いことに、ダブリン大会を記念してリーボックが張り切って作った、アイルランドの地図入りTシャツで、地図が間違っていたためアイリッシュファンのひんしゅくを買う事態に。

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アイルランド共和国の地図としてはこれであっているようなのだが、アイリッシュにとってアイルランドと言えば、イギリス領である北アイルランドも含んで考えるのが通常の考え方であるらしい。このTシャツの販売は直ちに中止されている。

うっかり地図に日本海と書いてしまった的な、触れてはいけないところにまことに無神経に触れてしまったといったところなのかもしれない。

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フランク・フェルティータが社長兼会長を、ロレンゾ・フェルティータが役員を務めるStation Casinoが株式を上場する。同社はラスベガスを中心に大小19のカジノを運営、2014年の売上は12億9000万ドルだった。今回の上場を契機にステーションカジノでは、カジノ運営会社フェルティータ・エンターテインメント社を4億6000万ドルで買収することも発表した。

このニュースがUFCにどう影響するのかしないのかはちょっとわからん。何か情報がでてきたらお知らせするようにしよう。とりあえずフェルティータ兄弟にとんでもない巨額のカネが入る話であることは間違いない。ちなみにUFCの2014年の売り上げは5億2200万ドルとされているから、ステーションカジノはUFCの倍の売上を誇っていることになる。

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●ユライア・フェイバーの自宅に女性が侵入、トイレに鍵をかけて立てこもり、床に排便をばらまき、その床の上で眠ってしまうというおぞましい事件があった。フェイバーの通報でかけつけた警察官が、女性を外に追い出したという。レスリングオブザーバー10月26日号。


●UFC193オーストラリア大会のチケット売上はいまのところ45,000〜50,000枚。ソルドアウトとはなっておらず、UFC129(GSP vs. ジェイク・シールズ)の動員55,724名を抜くことも難しいとみられている。オブザーバー10月19日号。


●9月5日UFC191(デミトリアス・ジョンソン vs. ジョン・ダドソン、MGMグランドガーデンアリーナ)の観客動員が4,982名であったことがネバダ州コミッションから発表された。来場者数は10,768名だったとのことで、実に差し引き5,786名分は招待券だったことになるという。ゲート収入は101万ドルで、これはズッファがUFCを買収して以来、ラスベガスで行われるPPV大会としては史上最低の成績となった。オブザーバー10月19日号。


【REAL】2階級で賞金200万トーナメント開催、大みそか地上波放映も(イーファイト)


むしろ、女性言葉の消失過程を知りたいわね(はてな匿名ダイアリー)
本当ね、そのことについて知りたいわ。でもそんなこと知っていったい何のトクがあるのかしら。いやだわ私ったらチクチクと。


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