謝罪するヒール / 復帰戦の色気【気まぐれプロレス時評】

「ロシア人はロシア人が始末する」ことにはならなかったのが残念なセルゲイ・ハリトーノフだが、何だか絶好調のようだ!

グランプリの準決勝までに2、3試合やっておこうと思ってる。好調を維持したいんだ。トレーニングもいいけど、試合がないと逆効果になるんだ。ここ数ヶ月でも4試合やってる。自分はいつも調子がいいし、肉体的にも精神的にも準備万端だ。だから僕の場合は、試合は多ければ多いほどいいんだ。同じことをヒョードルにもアドバイスしたいよ。トップに復帰するなら、もっと試合をしなくちゃだめだよ。



*****

ライト級で連敗、3月3日の次戦ではフェザー級デビューするディエゴ・サンチェスが、ニックネーム「ナイトメア(悪夢)」を返上宣言!

「ナイトメア」はもう返上だ。そんなネガティブで邪悪なものの代表選手だと思われたくない。もっとポジティブで善なるものを代表したい。自分のキャリアを振り返ってみれば、ナイトメアは自分自身だった。自分が自分の悪夢だったんだ。ときには道を外れて酒におぼれ、草を吸い、パーティ三昧に身を落とした。でも今はもう大人になった。だからそんな名前はもう使わない。ニックネームを「ザ・ドリーム」にでも変えようかとも思ったが、ちょっとどうかとも思ったので、単に「ディエゴ・サンチェス」でいくよ。

BJペンに負けた後、僕はどん底にまで落ち込んだ。そして、有り金を全部はたいてしまった。まずい判断をしてしまい、インチキ芸術家にひどくだまされたんだ。そして17万5千ドルばかり、使い込んでしまった。(放浪していたサンディエゴから)家に帰るしかなくなった。家族にも支えられて、今の自分は100%謙虚になった。



*****

こちらも連敗中のリョート・マチダが、ランディ・クートゥア戦に向けて、ファイトスタイルのエンタメ化を強化すると決意表明!大丈夫か?

チャンピオンともなると研究され尽くしてしまうね。僕のスタイルはそんなに多くの人に知られているわけではないと思っていたんだけれど。それがこのスポーツの進化なんだろう。誰もが、強い相手を倒そうと狙っている。実際の所、自分の空手スタイルもそんなにユニークな訳でもなかったんだ。ちょっとは普通とは違っていたと思うんだけど、誰もが自分のスタイルを持っているしね。

今考えていることは、姿勢を変えると言うことだ。もっとアグレッシブで、エンタメ路線で行く。僕らはプロなんだから、試合をすればいいというものではない。観客を喜ばせないといけない。そういう要素を強化してきたよ。とはいえ、すっかり変わってしまうわけでもない。チャンピオン・スタイルを全部投げ捨てることは出来ない。



*****

アリスター・オーフレイム、ヒョードル敗戦はサイキックパワーのせいではなく「カルマ」のせいだと主張。

M1は全力で注目を浴びようとしている。で、アホなことを言ったときだけ注目を浴びることが出来るとわかっているから、ああして社員にクレイジーなことを言わせてるのさ。僕は真剣に、ヒョードルは「悪いカルマ」のせいで負けたと思っている。M1が社員に何をして、何を要求しているは聞いてる。彼らはこれまでヒョードルを利用して儲けてきた。そのヒョードルが負けるなんて、因果応報だよ。僕はヒョードルのことは大好きなので、負けたときには複雑な気持ちになった。準決勝でヒョードルと戦いたかった自分もいるが、自分の試合をM-1がコ・プロモーションしないことに喜んでいる面もある。



*****

最近はあんまり格闘技中継がやっていないので、息抜きにプロレスを見ていますよ。

●テレ朝「ワールドプロレスリング」は、どうしたことかいまや番組全体が携帯ゲームのインフォマーシャルのようになっているが(その手のゲームはまったくやったことがないので、個人的にはほとんど何をどうしろと言いたいのかすら不明なのだが)、その狭間で、おそらくヒール的な立ち位置なのであろう小島聡が(「見た目」的には必ずしもヒールでもないのでわかりにくい)、試合中にセコンドの石狩太一が乱入したことで自らの試合が有利に進んだのではないかと記者(?)から問いつめられ、なんと最近はやりの「謝罪」をしていた。ヒールが悪事の謝罪をするなど、見たことも聞いたこともないが、小島の妙にきまじめな、なんのためらいのない謝罪ぶりは、不祥事を起こした企業担当者の典型的な謝罪とかぶり、とても悪いヤツに見えてきたから不思議であった。とにかく謝罪一辺倒を処世術と心得ていますよ、といったムードが楽しい。

●GAORA開局20周年大会はなかなか見応えのある試合の連続だった。近藤修司のストーンフェイスが、適切な文脈を得て光っていたし、鈴木みのるとドンフジイの絡みも見事だったのだが、もっとも感心したのは、放送席ゲストのAKB48だった(余り有名ではなさそうな子が3人ほど来ていた)。というのも、特定のシーンで実況アナから感想を求められると、ちゃんと三者三様のコメントを出すのである。一人一人の感想が、佐々木希の100倍すぐれているだけでなく(メインテーマとサポート・エビデンスで構成された、まともなコメントになっているのだ!)、「同じ感想を言わない」というポリシーが徹底されているようで、これは大いに気に入った。あるシーンを見て、3通りのコメントをひねり出すというのは、なかなか出来ることではないと思うのだ。もちろん、アドリブではなくスクリプトがあるという可能性もあるが、それはそれで、スクリプトがあると言うこと自体が立派である。それでいて、キャーキャーワーワーと賑やかしもしてくれるし、あげくリングアナまで勤めてくれるのだから使える。ただ、エンディングではなぜか女子の数が2人に減っていたが・・・

●NOAH1.15大阪府立大会、秋山準復帰戦。やっぱりこの人の表現力はずば抜けていると再認識した。ちょっと田村潔司に似てる。しかし復帰戦というのは、ギミックでも何でもなく、なかなか痛そうだし、しんどそうだなあとつくづく思った。NOAH独特のチョップ合戦に、秋山の胸は一気に真っ赤に腫れ上がる。ハイスパットでもガス欠気味に打ち負けてしまうのがリアルで色っぽい。復帰戦らしく、結果は秋山のフォール負けだったが、しんどそうではありながらも、ずいぶんよく動けていたと思う。たとえば、また王者に輝いても違和感はないような動きだ。動きといえば、ひどかったのは高山。もうホントに辛そうだし、また変に倒れて頭でも打ちはしないかとハラハラする。というか、そこが試合の見所になっていたりする。出てきただけで舞い上がりそうになるようなカリスマのある人なので、うまいこと馬場化というのか、キャラ化でもしていければ幸せなのかもしれないが、そうも行かないのがフリーの辛いところだろうか。










スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update