Champion 2011 【ジョン・ジョーンズ完勝】

UFC128 をWOWOWで観戦。


ジョン・ジョーンズ def マウリシオ・ショーグン

 立ち上がり、さっそく「ゴールデン・アームボンバー」のような技でジョーンズがショーグンをテイクダウン、ヒジで削ったり窒息させたりして削り、ショーグンの立ち上がり際にはジョーンズが川田のステップキックのような顔面蹴り!これ以降のショーグンはずっと夢遊病者のようにおぼつかない動きになってしまう。2Rには三沢もびっくりの「ローリング・エルボー」の閃光弾!

米メディアは戦前のジョーンズへの期待感の高まりを伝えていた。それでも多くのレポーターが、そして僕自身も、これまでのジョーンズの対戦相手とショーグンとは別格であると考えていた。しかし、ジョーンズもまた、これまでとは別格の強さを見せつけ、ファンの期待感に応えるどころか、軽々と超えて見せた。異常なスピードと馬鹿げたリーチ、見たこともない動きに落ち着き払った試合運び、ショーグンに何もさせない完勝だった。

試合中にはもう何度も、「もうわかった、やめてくれ」と言いたくなるほど、残酷なまでのなぶり殺しであった。見ているこちらまで心が折れそうになる。秒殺勝ちなら「まぐれ感」も残るのだろうが、ここまで完勝だと、ジョーンズがP4Pで間違いないのではないか、UFCライトヘビー級のメンバーで次に誰が来ようとも、余り興味がわかないのではないかという気がするほどである。

レスリングオブザーバー・ラジオの報告:

ジョーンズが入場しただけで会場の雰囲気は一変していた。なにか特別なものを見るのだという雰囲気が出来あがっていた。この日のベストムーブとも言えるスピニングエルボーには閃光が走っていた。試合後のオクタゴンにはラシャド・エバンスが登場し、ジョーンズの初防衛戦の相手として紹介された。タイトルマッチをアナウンスされて、あれほど不機嫌な2人の選手は見たことがない。ジョーンズは少し休むだろうから、実現は7~8月頃になるのではないか




ユライア・フェイバー def エディ・ワインランド

ユライアがすごく丁寧に戦っていた。攻めるのか守るのか・殴るのかタックルなのか、つねにそのキワの中から相手をのぞき込んでいるようなファンキーな動きで、ワインランドを完封していた。解説の岡見も、最新版MMAだと絶賛。フェザー級の最後の頃には雑な試合運びが目立つようになっていたフェイバーだが、ミゲール・トレスほどではないにしても、ちょっと退屈になって、でもちゃんと最新型に自分を作り直して、連勝街道に復帰してくれていると思う。噂通りであれば、ユライアはこのあと、セラーニとともにTUFのコーチ役に就任し、おそらくは12月のPPV大会で恒例のコーチ対決を行うことになるのだろう。

ケリー・フォン・エリックのような明るいスター性は健在なのだが、WECの絵柄にはまりすぎていたせいか、UFCのフェイバーはどこか少し、よそよそしい印象も残った。


ブレンダン・ショーブ def ミルコ・クロコップ

ああ、ミルコの試合があったのか。UFC登場当初は、見ているだけで呼吸が浅くなってしまうくらい、緊張しながらミルコの試合を見たものだが、もはや何の緊張感もなく、ノンベンダラリとミルコの試合を流すように見ている自分に気がつく。ちょっと薄情かな。それでもやっぱり、あんなフィニッシュは見ていてつらい。技術に負けたのでも戦術に負けたのでもなく、ただガキ大将に殴り倒されたようだった。ミルコの試合ぶりは、どこがどう良くないのかは説明できないけれど、素人目にも腰が引けていて、二度ほど繰り出してみた左ハイも、あれでは効かないだろうなあと思われた。試合後記者会見でダナ・ホワイトは、ミルコのカットをアナウンスしたという。

そうするとミルコはストライクフォースに行くのだろうか。それって、カットされたことになるんだろうか。ややこしい話だが。


WOWOW中継では、秋山のセコンドとして現地入りするはずだったTKが、秋山は腰の怪我が悪化したため欠場したと話していた。事前報道では震災のための欠場ということだった。

なお、この日のFight of the Nightは 「Edson Barboza vs. Anthony Njokuani」。ひつこいようだが、またWOWOWはFOTNを放送しなかった。



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