ライル・ビアボームという男

めでたくスカパー!中継も決まった4.9ストライクフォース大会で青木真也と対戦予定のライル・ビアボームのインタビューが MMA Mania に。ファンの質問に答える形の記事である。

(青木戦について)
いい試合だと思うよ。彼はサブミッションの人だし、俺はサブミッション・ディフェンスが得意なんだ・・・どんな試合になるかはわからないけど、試合が終わったときに手を挙げられているのは俺だよ。

(青木や「壊し屋」であることについて)
青木がどういうことをするのか、よくしらないけど、相手がタップしないなら折るしかないんじゃないか。もし僕がタップしなかったら、ヤツは俺の腕をもぎ取って日本に持ち帰ってくれても構わない。折られても非難はしない。そういうゲームなんだから。サブミッションは時には脱出できるし、くねくね動くと抜け出せることもあるし、自分でもわからないんだよ。青木がわざとそういうことをするのかどうかについては知らない。日本での試合ではそうだったのかもしれない。リング外での因縁もあったりするんだろうしな。

(高校時代にレスリングで優秀だったのに、大学に進めなかったことについて)

成績が悪くてレスリングをやらせてもらえなくなったんだ。とてもがっかりしたよ。それで高校を退学して、悪い仲間とつるんだ。金を稼ぐ必要があったので、ドラッグを売るようになり、そこからいろんなことが重なって、自分でもドラッグをするようになった。堕落の始まりだった。

ストリートでやれることはなんでもやった。魂を売ってでもドラッグを手に入れた。どん底を見て、牢獄に送られた。そして牢獄でTUFを見たんだよ。「なんだこいつら、テレビで殴り合って金をもらってんのか?」って感じだった。そのとき、この道を進むことに決めたんだ。覚醒剤中毒の代わりに、MMA中毒になることにした。牢獄のおかげで体もクリーンになったし、ちゃんと頭が回るようにもなった。もし牢獄に入ってなかったら、殆ど90%の確率でいまごろはお釈迦になってると思うよ。

(牢獄で3試合ほど戦ったそうですね)

牢獄はおっかなかったぜ。何が起きているのかわからないし、しゃべってる相手が本当に誰なのかもよくわからないし、誰の味方ということにされているのかもわからない。なんにもわからないんだよ。とにかく、牢獄の中でトイレをしていたら、急に後ろの方で騒ぎが始まって、270パウンドの黒人が小さな白人をしたたかに殴りつけていたんだ。牢獄でのケンカに割り込むもんじゃあない。特に人種間のケンカはまずい。でもそのときは俺もそんなことは知らなかった。とにかく仲裁に入ったんだ。黒人が踏みつけをしていたので、肩をポンポンとたたいて「もう十分だろ」と言ってやった。そしたら大男がマッハのスピードで振り向いた。「俺が何をしたんだ?」って思ったけど、追い詰められた。あれほど怖かったことはない。俺は大男のバックを取って、立ち上がらせなかった。こういうことは経験を通して学ぶんだな。

マットレスを巡る試合もあったよ。牢獄ではとにかく弱みを見せちゃ行けない。弱いヤツにはとばっちりがいくんだ。敵は俺のマットレスをほしがったんだが、俺もあきらめなかった。とりあえず、マットレスは死守したと言っておこうか。


ビアボームのライフストーリーはファンの間ではそれなりに語り草のようで、半生を描いたドキュメンタリーも製作されているそうだ。「ファンシーパンツ」対決以外に、「警官 vs 服役囚」という構図でもある。こんなワイルドな男に気合負けしないといいが。ビアボームは戦績16勝0敗で2月の「ストライクフォース・チャレンジャーズ14」大会に出場、パット・ヒーリーに破れたばかりである。

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●7月のUFC132で予定されていた「BJペン vs ジョン・フィッチ」再戦は、フィッチが肩の負傷のため欠場。なおペンの対戦相手としては複数のサイト等がカルロス・コンジットの名前を挙げて噂している

●ヒカルド・アルメイダが引退を発表。アルメイダは2008年に現役復帰、UFCで5勝3敗だった。先日のUFC128のマイク・パイル戦(パイルの判定勝ち)がラストマッチとなった。

●チアゴ・シウバが、尿検査のサンプルに異物を混入したことを認めた

私はブランドン・ヴェラ戦のあと、ネバダ州のルールに違反しているとしりながら、尿サンプルに異物を混ぜ、結果を改ざんしようとしました。罰せられて当然のひどい決断をしました。処罰を受けようと思います。

何故このような行為に及んだのか、説明させてください。けして正当化しようとするものではありません。私のしたことは良くないことで、罰せられるべきです。私はこれまで、5度の薬物検査を受け、すべて合格してきました。ラシャド・エバンス戦(2010年1月)の直前に、私はひどい腰の痛みに苦しみました。しかし大一番だったので、出場を強行し、負けてしまいました。その後1年間、リハビリに励み、復帰を目指していました。

ところがブランドン・ヴェラ戦の45日前に、私は腰をまた痛めてしまいました。私はそれでも、試合を強行することに決めました。戦うための唯一の方法は、腰と脊椎に禁止物質の注射を打つことだけでした。



ちなみにレスリングオブザーバ・ラジオは、「カリフォルニア州なら嘘をつき続ける方がよいが、ネバダ州でひっかかったなら、素直に認めるのが一番だ」などと分析していた。

●シェーン・カーウィンが、あるスポンサー企業から、昨年7月のレスナー戦にかかるスポンサーマネーを受け取っていないらしいと Fighters Only が報じている。その会社は、カーウィンが試合を投げたからだと理由付けをしているという。

●4.23シュートボクシングでアンディ・サワーvs佐藤嘉洋。ジャン斉藤氏のツイッターより。サワーはこの試合のファイトマネーを震災被災者に寄付することを明らかにしている




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