MMA八百長分類学


元エリートXC、ゲイリー・ショーの息子ジャレッド・ショーが、エリートXC崩壊につながった「キンボ・スライス vs セス・ペトルゼリ」の舞台裏をこんな風に語った。

フィックスはなかったんだけど、あの日、フィックスの申し出はあったんだよ。このあと警察の保護はつくかな・・・まあそれは冗談だけど、フランク・シャムロックが僕を部屋の隅に引っ張っていって、音楽の音量を上げ、キンボ・スライスとワークファイトをしてやろうかと申し出てきたんだ。もうちょっとで嘔吐するところだった。その半年前、フランクとカン・リーがフィックス・ファイトをやったばかりだったからね。だってフランクがカン・リーをグラウンドに持ち込まないなんてあり得ないじゃないか。



これを受けて、フランク・シャムロックがこんなコメントを返している。

正直なところ、こんな風には言ったかな。「心配ないよ。キンボを百万ドルの選手にみえるようにしてやるよ。」



ちょうどKamipro も八百長特集をしていたが、このシャムロック発言を受けて Headkick Legendが、MMAにおける「広義の八百長」の種類を次のようにまとめている。


(1)ワイロがらみ

金を払うから負けてくれ、というタイプ。勝者はそのことを知らなかったり、プロモーターも関知していないこともある。証拠が残っているケースは少ない。

「オレッグ・タタロフ vs アンソニー・マシアス」戦では、両選手が同じマネージャだったこと、マネージャはタタロフを売り出したかったこと、トーナメント一回戦だったことから、マシアスがわずか9秒で負けて見せたということがあった。

「高田延彦 vs マーク・コールマン」もこのタイプではないかと見られている。というのも試合後にコールマンが、「俺にも養う家族がいるんだよ」とコメントしているからである。この場合、高田がPRIDEの象徴的存在だったことから、その勝利は会社全体にメリットがあり、ワイロをしはらう合理性もあったものと思われる。


(2)出演料ビジネス(ファイトマネーではなく)

有名なアスリートや、年老いたレジェンド選手など、名前だけでチケットが売れるという選手もいる。プロモーターにとって、そんな選手の場合には、試合内容はどうでもいい。ポスターに写真が載り、ケージに足を踏み入れただけで給料を受け取ることが出来る。

タンク・アボット、ケン・シャムロックといった選手の契約には通常、勝利ボーナスは存在しない。「ケン・シャムロック vs リッチ・フランクリン」戦では、ケンシャムは勝ち負けに関係なく23万ドルを得たが、フランクリンの契約はファイトマネー7,000プラス勝利ボーナス7,000であった。

そんな選手にとっては、必要以上に痛めつけられる理由はない。勝つ理由もなければ、練習する理由すらない。筋書きもなければワイロもないが、ある種広い意味での八百長といえる


(3)賭け八百長

ボクシング界で見られるタイプ。アップセットが起きることを知っている人たちが掛け金を勝ち取り、選手もその一部を懐に入れる。

この行為は犯罪であり、八百長の事実は厳重に隠蔽される。MMAにおいて、このタイプの八百長があったことが明らかになっている例はないが、UFC58で行われた「イーブス・エドワーズ vs マーク・ホームニック」(掛け率はエドワーズの-550、結果はホームニックの一本勝ち)では、ホームニックの三角締めが不自然なほど長時間決まり続けるという、見るからに落ち着かない試合だったという。


(4)プロの負け屋

ボクシング界発祥のアイデア。公式に存在が認められているわけではないが、他の選手の戦績を作ることで生計を得ている、そこそこに技術のある選手がいる。うまい選手なので、深刻なダメージは受けないように戦う。いい仕事をしてくれる信頼できる負け屋には仕事が集中する。ボクシングではレジー・ストリックランドという選手が伝説的存在で、その戦績は363戦して276敗である。

MMA版ストリックランド的な存在だといえるのは、シャノン・キャノン・ザ・リッチであろう。戦績47勝73敗で、まだ現役である。

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Headkick Legend ブログが、4月26日にTDCホールで開催が予定されているDREAM単独興行「ジャパンカップ・バンタム級GP」の噂をまとめている。この日にGP準々決勝、準決勝が行われ、決勝戦は5月か7月に行われるらしい。テレビ放送予定はなし。魔裟斗が何らかの役を務めるらしい。参加が見込まれている選手には、大塚隆史(本人のブログにそれらしい記述があるらしい)、前田吉朗、中村浩、今成正和、石田光洋、宮田和幸、所秀夫、DJ Daiki、中原太陽、田村彰俊、ウィッキー西浦、大沢ケンジ、清水俊一、川原誠也といった名前が挙がっている。

準々決勝からスタートすると言うことは、8人参加となるのだろうか。ここに名前が挙がっているだけでも14人いるが、フェザー級の選手もだいぶ混じっている。

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米サウスダコタ州ウォーターフォードで3月13日の夜に、地元のMMAトレーナーと一般人が酔った上でストリートファイトを展開、怪我を負った一般人が数日後に死亡するという事件があった。トレーナーには殺人罪に問われている。この事件を受けた町の議会は、なんとMMAというスポーツそのものを有罪であると認定、まずは町内での大会開催を禁止し、おって全面的なMMAの禁止を訴えていくことになったのだという。

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進化し続けるアルバレス、トビー・イマダは衝撃のKO負け (MMA Planet)

どう見ても“長州力”なのに「名乗るほどのものではございません」と炊き出しする男~福島の避難所で(カクトウログ)



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