エディ・アルバレスがUFCにいかない理由

7月2日のUFC132で「ヴァンダレイ・シウバ vs クリス・レーベン」が組まれることとなった。ニックネームで言えば「The Crippler vs. The Axe Murderer」。和訳するのもはばかられる、スプラッター映画のような物騒な対決だ。

ヴァンダレイが秋山戦を怪我で流したのは去年の夏。その後ブライアン・スタン戦へのオファーを蹴り、2010年2月のマイケル・ビスピン戦以来1年5ヶ月ぶりの試合がようやく決まったことになる。

ビッグマッチが恒例となっている7月のUFC、今年の今のところのラインアップは次の通りとなった。だいたいメインカードは出そろったのかな。

7/2/11 UFC 132: Cruz vs. Faber II
venue: Mandalay Bay Events Center, Las Vegas
ユライア・フェイバー vs. ドミニク・クルーズ 【バンタム級タイトルマッチ】
BJペン vs tba
ヴァンダレイ・シウバ vs クリス・レーベン
ジョージ・ソティロポロス vs エバン・ダナム
ティト・オーティス vs ライアン・ベイダー
メルビン・ギラード vs. シェーン・ローラー
マット・ワイマン vs デニス・シバー

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先頃引退を表明したヒカルド・アルメイダ(34)のインタビューより。MMA Fighting

こういう大きな決心も、小さなことの積み重ねで迫られるものなんだね。

今年を迎えるに当たって、できれば年内に3試合をこなして、そこでどう思うか、様子を見てみようと思っていた。今年が最後の年になるかもしれないとは思っていた。そして、前回の試合(UFC128 マイク・カイル戦)で良くない結果が出た。接戦だったとは思うんだけど、勝利は敵の手に渡ったので、ちょっとやる気が失せた。でも結局のところ、試合以外にやりたいことがあると言うことなんだ。

多くの選手が現役にぶら下がりすぎだと思う。そろそろ引退しなさいと言われるまでやってる。そんなふうにはなりたくなかった。パーティのあと、電気を消すために残っているような男にはなりたくなかった。自分らしく辞めたかったんだ。

UFCでの復帰戦(2008年)にむけて練習しているとき、息子が自閉症と診断されたんだ。殆ど復帰をあきらめかけた。息子のセラピーや成長を助けたいのに、試合のためにずっと留守にしなければならなかった。今年に入って、もう4年5年もこんな具合だなあと感じるようになって、潮時なのかなと思うようになった。

試合以外にやるべきことが山のようにあって、試合に集中していたら未処理のことが積み上がってしまった。引退を決断したときにはほっとしたよ。MMAを通じて素晴らしい人たちにもたくさん会えたし、振り返ってみれば何の後悔もない。良い思い出しかないよ。

試合はもうしない。でもコーチとしてはとどまる。5年後にはここで昔の自慢話をしたりするかもしれないが、とにかくトレーニングは死ぬまで続けるよ。



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先週末のベラトール大会でパット・カランに貫禄勝ち、いまや、なぜUFCに移籍しないのか不思議なくらいの実力者エディ・アルバレスのインタビューがFight Opinionに。

UFCにいないということは、ある程度自分はまだ、「使い捨て」じゃないということなんだ。僕の契約がズッファに移管されたりしたら、その瞬間に僕は使い捨てられる。今のところ、自分にはまだ、どんなキャリアにするか、どのスポンサーについてもらうか、ビデオゲームに出たいかどうかなどについての発言権がある。ズッファと契約すると言うことは、自分にとっては、そういうこと全部がコントロールされてしまうと言うことと同じなんだ。なにもズッファのやり方が悪いと言ってる訳じゃないが、そういうところに行くのが今の自分にとって正しいこととは思えないんだ。

選手が1回か2回負けたら解雇される。他のスポーツみたいに労働組合もない。金銭面での規制もないから、まずは最低賃金で始めないと行けない。よくは知らないけど、NFLでプレイすれば年棒50万ドルとかになるけど、UFCではそうじゃない。ファイトマネー5,000、勝利ボーナス5,000くらいで顔面を粉砕されたり、ちょっとパフォーマンスが悪いとクビになる。僕はそういう事態を恐れているんだ。僕はこの階級で世界2位とかにランクされていたときにUFCからオファーをもらったけれど、それはその頃稼いでいた額よりも著しく低くて、ちょっと屈辱的なくらいだったんだ。UFCは良い仕事をしているし、地球最高の舞台だとは思うし、いつの日か戦えると良いとは思うけど、今の自分はしかるべきところにいると思っているよ。

UFCで戦おうとするにはコストがかかりすぎるよ。8万ドルもの減給を受け入れないといけないかい?肖像権なんかも全部放棄するのかい?UFCが禁じているスポンサーにお願いしては駄目なんだろう?先に払う犠牲が多すぎるんだよ。僕が20歳で、独身で、子供もいなけりゃ、明日にでもUFCに飛び込むさ。でも子供が3人、家族の面倒を見ないと行けない。世界のトップファイターにはなりたいが、家も守らないと行けない。「お父さんはこれからのるかそるかの勝負に出る。うまくいくかどうかはわからない」なんて話を子供には出来ないよ。しっかり働けばお金が稼げるんだよと言うことを子供に教えたいし、僕が望んでいるのはそれだけなんだ。





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