買収された以上、ストライクフォースのベルトに興味はない【悪童ディアズ】


西岡、粟生と連勝して、うまいこといくものだなと感心してみていたボクシング中継だったが、メインイベントで思わぬアップセットがあった。僕が相手の選手のことを知らないので、本当にアップセットといえるのかどうかわからないけれども、一視聴者としては、つい一番安心して見てしまう試合でああいう結果になったので、ちょっとショックだった。粟生選手のKOは格好よかったが、計量合格のために頭を剃り上げたという対戦相手も、勝負師っぽくてなかなか渋かった。

それにしても試合を流すテレビ画面の背景、ひな壇のような客席の客が全員背広姿のおっさん軍団だったのには驚いた。社葬かなにかかにも見えた。まあ、いろんな事情があるのだろう。

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●7/2/11 UFC 132: Cruz vs. Faber II大会に出場予定だったBJペンが怪我のため欠場。先に対戦相手のジョン・フィッチも負傷欠場を決めていた。この対戦がそのまま後日に持ち越されるのか否かなどは、怪我の癒え具合などによって流動的だそうだ。

●ネバダ州アスレティック・コミッションは、UFC1月1日大会でドラッグテストをごまかしたチアゴ・シウバに、1年間の出場停止と罰金33,750ドルの処分をくだした。シウバはネット通販で何かを購入し、ショーツに隠していた合成尿サンプルを、検査用のカップに注いだと認めている。

●引退したヒカルド・アルメイダがニュージャージー州でMMAのジャッジに就任した。アメリカのアスレティック・コミッションにはボクシングから転向してきたジャッジが多く、おかしな判定も多いので、このような動きは歓迎できるものではないかと思う。昨日のボクシング中継を見ていても感じたが、ボクシングの場合は選手とは違う複数の国籍のジャッジが用意されていて、MMAより進んでいるなあと思ったものだ。アルメイダの場合、もちろん、自分のジムの選手の試合からは外れるべきである。

●不動産業にかかるマネーロンダリングの疑いで罪状を認めていたチェール・ソネンに判決が下り、24ヶ月の執行猶予、1万ドルの罰金、不動産業免許の没収が命じられた。

●ブロック・レスナー出演のTUF13の第二回が放送されたが、視聴率1%、視聴者数120万人と、第一回からさらに低下した。非常に良くないニュースである。米国で今シーズンから放送時間が変わったことが悪影響を与えているのではないかとの分析もある。

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ストライクフォース大会前の計量やオープン・ワークアウトなどのスケジュールは、これまでのストライクフォースのスタッフに加えて、UFCのスタッフも一緒になって仕切られているが、選手には好評のようだ

ゲガール・ムサシ「手際が良くなったね。違いをはっきり感じるよ。選手としては、時間通りにバスが来たりするのは歓迎だ。細かいことだが、違いがあるんだ」

ギルバート・メレンデス「仕切りがよくなった。スタッフがビジネスしてるって言う感じだ。インターネットでの露出、メディアの扱い、ツイッターの反応などにもはっきり違いが出てきている」

ライル・ビアボーム「昔とは全然違う。よくなった。いろんなことが起きている。報道陣も多い。良いことだね」

悪童ディアズだけは、オープン・ワークアウトを無断欠席したそうだ。それでも、ニックが数日前の記者会見に珍しく出席したことは、UFCスタッフの手柄だと評価されている。

とはいえ、選手たちの中には、UFC流の厳しさに戦々恐々となっている面もあるようだ。

メレンデス「やっぱり独占とか、そう言うことを気にしている選手もいる。選手としては、いっそう練習するしかないんだけどね。UFCの方が「生き馬の目を抜く」面が強い。自分は井の中の蛙だったけれども、いまは大海を泳いでる。だから良いパフォーマンスを披露しないといけない」

ムサシ「いろんな噂が流れていて、プレッシャーは強い。一つの会社しか無いわけだから、下手は打てないということだよ。とにかく勝たなくちゃ。」


スコット・コーカーのビデオインタビューより

人が多いね。上手く回っているみたいだし、両者のスタッフがよく話し合ってる。放送はショータイムがコントロールするから、代わりはないよ。

「ファイト・オブ・ザ・ナイト」ボーナスはやりたい。明日にでもUFCと相談してみるよ。

(日本のMMAの状況について)地震もあってたいへんだろうが、大阪ドームに5万人集まっているのを実際に見た人は、あの国には武道が根付いていることを知っている。日本市場は大丈夫だよ。

青木は2試合契約の2試合目だ。今後のことは試合が終わってから考えることになる。川尻の場合、勝てばチャンピオンシップ条項で防衛義務が生じる。負ければ、その時点で評価をして考えよう。ジョシュ・トムソンには勝ってるんだからな。



こちらの記者会見ビデオでは、壇上でマイクを握ったコーカーが「シノダサン、カトーサン、青木と川尻を参戦させてくれてありがとう」などと礼を述べている。

ニック・ディアズのビデオインタビューより。ソースはこちらこちら

(買収に関して)正直、意味がわからない。練習で忙しくてそれどころじゃない。でも今回、僕は腰にベルトをいちども巻いていない。それには理由がある。デイリーがベルトを欲しいなら持って行けばいい。自分は金のために戦ってる。

UFCに買収された以上、自分はとくにチャンピオンではないと思ってる。意味がわからない。UFCとは競っているのかと思ってた。僕のベルトはUFCのベルトと同じくらい重要なんだと思ってた。ストライクフォースにも良い選手はたくさんいる。

でもいまでは、すべてが「UFCに行くことが大事」という風になってる。ならストライクフォースのベルトなんかに興味はない。

僕はもっとも仕事熱心で、練習熱心で、ファイトマネーの安い男だよ。


>上岡龍太郎のキャッチフレーズ「芸は一流、人気は二流、ギャラは三流」を思い出しますね(笑)

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もしジェイク・シールズがGSPに勝った場合、将来的に「シールズ vs ニック・ディアズ」の同門対決はあり得るのだろうか。シーザー・グレイシーが応えている

ふうむ。どのジムでもよく考えるべき問題だな。でもまずは、「チームメイトって何だ」ということを決めとかないと行けない。キャンプを張るときに、これまでに会ったこともない外から選手を呼んだとする。そんな場合にはチームメイトとはいえ、組まれたら試合をすればいいだろう。一緒に成長してきた訳じゃないんだからね。でもシールズやメレンデス、ディアズ兄弟なんかは、白帯の時からずっと一緒にやってきた。だから試合をするのはよくない。私はシールズとニックの試合はさせない。ネイトとメレンデスも戦わせない。ファンが見たがろうが、不満に思おうが、その試合はありえない。

ダナ・ホワイトもこういうことは嫌がるだろう。やつはいつもビッグマネー・ファイトを探しているからな。彼に一つ聞いてみたい。おまえさんはフェルティータ兄弟と戦えるのかい?ありえないだろう!すごいファイトマネーを提供されたら、ロレンゾの顔面にパンチをたたき込むとでも言うのか?

幼なじみならどうだ?君と一緒に育ち、一緒に仕事をしているような幼なじみと戦えるか?どうしてできないんだ?ファンが見たがったらどうする?絶対面白い試合になるとみんなが言ってるが?みんな金を払って見るぞ。どうだ、戦うか?戦わない?ほらね、そういうことだよ。


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