DEEP53レビュー【北岡空転、小路劇場】


DEEP 53 をSamuraiで観戦した。

北岡悟 def 中尾受太郎

 北岡入場シーン、調子のバロメーターである「キモ顔」度数はかなり低し。この段階で北岡苦戦を予想していたら、これが当たってしまうからやっかいだ。放送席の青木、「北岡は辛い境遇にあった」「やっていることのレベルが違う」などと思い入れたっぷりに応援解説。別に北岡が辛くないとは思わないし、もっと大舞台で活躍すべき人材であることには同意するけれど、いまどき半年ぶりの試合というのはそんなに辛いことかなあ。会社にケツまくったのは良いが、その後再就職できなくて、などという若者なんて、世間にはたくさんいると思う。いやいや、友達解説のせいで、こちらもちょっとひねくれてしまった。でもさあ、中尾選手も1年以上ぶりの試合だったときくと、やっぱりそれも辛いだろうと思うなあ。

北岡の攻めはどこか慎重で、なのに雑で、空転している感もあったし、40歳の中尾よりも消耗しているように見えたシーンもあった。ただ、いろんな思いが重なっての空転であるようには見えたし、空転さえしなければ、大爆発するんだろうなあという風に見えた。次回に期待したい。


三崎和雄 def 小路晃

 小路、「PRIDEに23回参戦した男」として紹介される。それはホントにすごい。やっぱり、ついてる人というべきなんだろうかな。でも小路のPRIDEでの試合には、正直言ってこれといった記憶はない。むしろ、何故この人は毎回出てくるのかなと不思議に思っていた。たとえばボブチャンチンの心地よい記憶が残っているのは、小路なんかのおかげなのかもしれない。小路のインリング・パフォーマンスでむしろ印象に残っているのは、PRIDEよりもむしろハッスルである。ハッスル登場当初の小路はさすがにひどい動きをしていたが、その後目を見張るほど、どんどん上手くなっていった。年を取ってからプロレスラーに転じた人って概して、最初から出来る人と、最後まで出来ない人にはっきり分かれるような印象があるけれど、小路のように目に見えて改善した人って、ほかには余り記憶にない。馬鹿にしないで、すごくきまじめに努力したんだろうなと感じさせた。小路、三崎両選手の素晴らしい入場シーンを見ながら、そんなことを思い出していた。

 試合の方はもういいだろう。惜しむらくは、小路が少しでも攻めるところを見たかった。一度で良いから三崎の顔をのけぞらせて欲しかった。そうしたら三崎も返す刀で、もっとバッサリと介錯してくれたことだろう。

 引退式では小路の半端ない人脈と人望を見せつけられた。神取忍の登場に異常に興奮する青木が不思議だった。リング狭しと詰めかけた小路人脈に高々と胴上げされる姿を見て、この人が23回もPRIDEに出場できた理由がわかったような気がした。OB組織を立ち上げていくと宣言していたが、とくに組織化しなくても、小路の周りにはそんなコミュニティがすでに出来上がっているように見えた。

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「OUTSIDER16」大会前記者会見で前田日明が渇!

あと日本人にも外国人選手にもギャラを払えないところもあって、いま日本人のプロモーターは信用ガタ落ちですよ! リングスとしてもOUTSIDERはやっているが、ギャラが払われなかった選手たちを救済するためにも今後考えていきたい。俺はちゃんとした、王道を行くプロモーターとして、この業界に対して見せていかないといけないと思っています! その足掛かりとして、このOUTSIDERで選手の発掘とかしているが、いまOUTSIDERにもいつでもプロとして試合が出来る選手が10名くらいいます。そこでOUTSIDERのプロ化と、日本の総合格闘界救済のために、本格的なリングスネットワークの再起動も視野に入れていく



パンクラスの坂本靖君とも話をしたら、みんな同じ危機感を持っている。格闘技界にもおかしな人間がいっぱいいて、グチャグチャにされて振り回されてきたが、どこにシワ寄せが行くかと言えば選手なんですよ。一番大事なのは毎日一所懸命練習して、命懸けて試合をする選手。その選手を守って、育てる、ちゃんと健全な業界にしないといけないんですよ。そのために昔パンクラスとも揉めたりしましたけど、そんなことはどうだっていいんですよ!



ソース1ソース2の記事の、選手コメント読んでみ。そのあと、先日報道されたDREAM出場選手のコメントを読んで比べてみ。報道の文章の圧縮率が違うと言うことはあるのかもしれないけれど、それにしてもDREAMバンタム級選手のコメントには実はかなりがっかりしてる。思うことはもっとないのだろうか。何らかの理由でしゃべったらいかんのですかね。

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【シュートボクシング】4・23サワーが投げと関節&絞め技を封印宣言!「佐藤と殴り合いたい」(GBR)

ははは。忘れていたがそういえばSBのサワーにはその手があった。このご時世で真っ向勝負を宣言するサワーは、日本のファン気質をよくわかっている感じ。でも、ということは日菜太戦では「うわはははは、引っかかったな」と思っていたと言うことかなあ(笑)。他方で

RENA(及川道場)と対戦を予定していたキム・スンヨン(韓国)だったが、日本の原発や放射能の問題に不安があるということで来日を断念。



という選手もいるらしい。こういう選手は他団体にもいるみたいだし、責めるわけではないけれど、まあ不幸なことだし、寂しいですよね。

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●DREAMファイターのコール・エスコベドがUFCと契約、5月のUFC130での Renan Barao との試合でプロモーショナル・デビューを飾る。

●DREAMファイターのジェイソン・メイヘム・ミラーがUFCと複数試合契約を締結した。ミラーはストライクフォースとの契約が切れていた。UFC登場がいつになるのかは明らかにされていない。ビスピンやソネンとのおしゃべり対決も楽しみだが、DREAM目線で見れば、桜庭戦でファンタジスタを伝承されたまま逃げられてしまった。

●レスリング・オブザーバ最新号より2題。FEGに70万ドルの貸しがある事でお馴染みのレイ・セフォは、「訴えてもしょうがない。だってヤツらは破産を宣言して、金なんかないんだから」と付け加えているそうだ。

●オーストラリアのレジェンド、クリス・ヘイズマン(41)が引退を表明したそうだ。RINGSでお馴染みのヘイズマンだが、UFCでも2002年に1試合だけしている(エバン・タナ-に負け)。昨年のUFCシドニー大会にも出場予定があったが、対戦相手エルビス・シノシックの練習中の怪我により、試合がなくなっていた。

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