TBSガチ相撲感想【DREAMの方がパロディに見える・・・】



 亀田の試合とパッキャオの試合をテレビ観戦した。亀田は何だか強そうに見えた。ギリギリのところで勝負していると言うよりも、意図やテーマを持って、あえてあのような戦いをしているように見えた。試合のペースを相手に押しつけるという点において、昔の桜庭とか今のメレンデスとかと似た雰囲気を出していた。対戦相手の名前はディアズさんというのだが、やっぱりヒョロリと背が高く、手足が長くて、ルーピーなパンチを放つ男だった。憎めない。スポーツ新聞のニュースサイトで「ディアズ」という文字を見るたびに、ニック兄貴が何かやったのかと思ってチェックしてしまう自分。どんだけニックのことを気にしてるんだという話である(関係ないけど、わりに最近のこと、スポーツ紙のサイトの見出しに、「川田、グラビアアイドルと結婚!」と書いてあったので「ええっ!」と思ったら、全然別の分野の川田さんだったこともある)。

以前のパッキャオがどんな髪型をしていたのか、さっぱり思い出せないのだけれど、前髪を下ろし、ちょびひげを生やし、ビジュアル面での「アジア人度数」をアップした「戦う議員」パッキャオが、きれい(ごと)なスピーチをしている様子は、いやがおうにも馳先生を連想させた。小さい方の選手が早い出入りで大きい方の選手を陥落させるフォルムは、2つの試合、なんだか類似型であった。それにしても、パッキャオといえども、逃げまくる相手のことはKOできないんだなあということと、こういう試合を見るとジョー小泉さんもモズリーにあんなにあからさまに悪口を言うんだなということに感心した。

Yahoo Sports によると、パッキャオの次戦は11月12日で、対戦相手候補はファン・マヌエル・マルケス、ティモシー・ブラッドリー、ザブ・ジュダーなどがいるそうだ。

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●DREAM5月29日大会で青木真也との対戦が噂されたジェイミー・ヴァーナーのマネジメントは、契約にはサインをしておらず、来週のイリノイ州での大会に出場する予定だと語っている。MMA Weekly。アントニオ・マッキーに関しても、VISAの手続きなどが難しいのではないかとの報道も見られた。


●Tachi Palace Fights 9 (5月6日)「マモル vs. ケビン・ダンズモア」映像。シャードッグ。マモルは一人でアメリカに行っては、毎回きっちり勝っている。


●ベラトール43でジョー・リグスを下したブライアン・ベイカーが、金網内で恋人にひざまずいてプロポーズを行った(リンク先映像)。思わず、光岡のグダグダな結婚宣言を思い出してしまった・・・


【チャリティーファイト】魔裟斗が1日限りの復活2試合、山本KIDはリングで号泣 (GBR)
公式サイトにも「試合の模様等の画像はまたUPいたします。」と書いてある。2,468人が募金に協力したそうだ。

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すこぶる評判のよい「USC~史上最大ガチ相撲トーナメント」(5月1日TBS系)をようやく見た。

何だかしゃくに障るのではあるが、たしかにかなり面白かった。中西学を突き飛ばした曙は「負けたら洒落にならないところだった」と冷や汗をぬぐっていたが、たしかに今の相撲に対する世間の目線まで背負って、それでも誰もが納得するような圧勝を見せるという、リアリティのヒリヒリ感が心地よかった。曙が格好よく、まるで相撲の救世主のように見えたのである。芸人たちの突っ込みも、抑え気味でリスペクトが感じられて、番組に深みを与えていた。

それにしても、番組全体がぞっとするほどDREAMっぽかったのは、なんだかちょっと、もの悲しかった。たとえば「オモバカ」の場合、「格闘技のフォーマットをパロディにしている」という面白みや余裕を感じるのだが、今回の番組には、こっちのほうが基本フォーマットで、DREAMの方が実はパロディだったのではないかと感じさせる何かがあった。TBSは昨年大晦日大会で、芸能人などの出場をさかんに推していた、といったネット情報が散見されたが、ようするにこの番組のようなもの、いや、この番組そのものを作りたかったのではないかと考えると、やたらに腑に落ちる。

ただ、番組を作った人が、プロレスや格闘技を好きなんだろうなあということが良く伝わってきた点は、愛のないDREAM中継とは違う点だった。予選に出てきた芸人のチョイスは、バラエティ番組を作る人の発想ではないと思えたし、ちょっとした音効は隅々までPRIDEから借りたものだったし(この手のフォーマットの番組を見る度に、日本の格闘技の唯一の勝ち残りはレニー・ハートではないのかと思ってしまう)、番組のロゴマークは初期UFCのそれにそっくりだし、竹原やチャック・ウィルソンや若乃花の使い方や、いま相撲に突っ込むというコンセプトそのものは、非常にプロレス的で好ましかった。

こちらの報道によると、この番組はTBS格闘技班ではなく、バラエティ班が製作したのだそうだ。うーむ、こういう報道を読むと、なんだか格闘技班とバラエティ班とのIQの差を感じてしまう。いっそのことDREAMもこの人たちに作ってもらえれば、逆にかえって無名の選手を上手く持ち上げてくれるのではないかと思ってしまった。せっかく面白い番組だったのに、どこか一抹の悲しさや悔しさが残るのは、要するに、TBSなのにちゃんと面白かった、DREAMよりもよほど良く考えられていて楽しめた、ということに、格闘技ファンとしてひがみを感じてしまうからなのだと思う。





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