UFCファイターズサミット情報まとめ

4日間にわたり、2班に分けて開催された UFC ファイターズサミットの式次第は次のようなものであった。

ァイターズサミット式次第 2011年5月 初日

9.00-9.25am 開会の辞(会長兼CEO ロレンゾ・フェルティータ、社長 ダナ・ホワイト、ストライクフォース副社長兼GM スコット・コーカー)

9.25-9.45am 広報の効果的な使い方パート1

9.50-10.30am 頭部外傷・脳震盪の兆候と症状/急激な減量の危険性について

10.45-11.00am 番組製作について

11.05-11.35am ステロイド使用の危険性とリスクについて

11.40-12.--am ニューメディア・ソーシャルメディア・ウェッブサイトについて

1.00-1.20pm アスリートとギャンブル

1.25-1.45pm ブランドとマーチャンダイジング その目的と趣旨

1.50-2.05pm 税金対策

2.10-2.20pm 移民について

2.35-2.55pm ルールと規制

3.00-3.25pm 傷害保険について

3.25-3.35pm 怪我をしたときの連絡方法について



どれも大事なテーマには見えるが、なにせ15分刻みのせわしないスケジュールである。これではゲガール・ムサシならずとも、眠気覚ましの落書きをしてしまいそうである。

スコット・コーカーのこれまでの職位は、ストライクフォース社長兼CEOであったので、社長を降格してズッファ傘下に収まったことになる。まあ、社長は2人はいらないわけで、当たり前である。


MMA Fightingによると、でダナ・ホワイトは、ツイッターを上手く活用した選手にボーナスを支給すると発表した。フォロワー数に応じて選手を4つの階級に分け、四半期を通じて各階級でもっともフォロワーを増やした選手、クリエイティブにツイッターを使った選手上位3名に5,000ドルを支払うという。さらにレスリング・オブザーバによると、ファンに自分の携帯の番号を教える(ファン用携帯を持つ)ことまで推奨されたのだそうだ。

ボーナス獲得を目指して、いつなんどきでもツイッターにいそしむパット・バリー


ライアン・ベイダーは、ケイン・ベラスケスになりすましてアンケートに回答

「UFC チャンプをこんなブルシットに呼びつけるな、ビッチ野郎。」

金銭管理に関するダナ・ホワイトのレクチャーには、特に熱がこもっていたそうだ。

誰もが何百万ドルも稼げる訳じゃない。そういう選手もいるが、数百・数千ドルという選手もいる。まあまあの家と車を買って、残りはタンス貯金という選手も射るだろう。君らが人生の次のページを開く頃には、結構な物持ちになっているだろう。それを失いたくはないだろう。



サミット終了後、Yahoo! Sports のインタビューに答えて。

選手のことを心配しているからこそ、これだけの金をかけてこんなことをやってるんだ(サミット開催費用は97万5千ドルだったそうだ)。選手にはいろんなことが起きる。2000万ドルをフイにした選手の話は聞いているだろう。すぐに人がよってきて、「すごいなあ、2000万ドルだなんて、パーティでもしようよ」なんて言ってくる。しかしそもそも、20万ドルは手取りではない。税金で半分は持って行かれる。それにマネージャやら、キャンプにつきあってくれた人への払いもある。結局選手の手元にはそんなに残らないんだ。なのに、本当に2000万稼いだと思って、ぱあっと使ってしまったりする。翌年になって1000万の税金がくると、「どうして1000万ドルもの税金を払わなくちゃいけないんだ」となる。そんなことをしっかり学んで欲しいんだ。



*****

コーカーが社長の座を降りたと同時に、元WECのマッチメイカー、ショーン・シェルビーが、ストライクフォースのマッチメーカーに就任したと MMA Weekly が報じている。ストライクフォースのマッチメーカーはこれまで、ボブ・クックとリッチ・チョウが勤めていたが、両者はすでに解雇されており、日々の業務はすでに引き継がれているという。

BloodyElbow によると、シェルビーは元々、UFCでジョー・シウバのアシスタントをしていたが、WEC生え抜きのリード・ハリスやスコット・アダムスのマッチメイクに飽き足らなかったズッフが2008年にWECに送り込んでいた人である。WECとUFCの合併以降は、シェルビーはUFCの軽量級のマッチメイクを担当していた。

リッチ・チョウは2002年頃からこの業界入りし、ハワイの Rumble on the Rock、いまはなきエリートXCなどでマッチメークの仕事をしてきた。コーカーはかつて、自分の引退後を任せられるのはチョウだ、などと語っていた。ボブ・クックはストライクフォースの仕事をしながら、Zinkin Entertainment 社を経営し、ベラスケス、フィッチ、フォレスト・グリフィンと言ったAKA所属選手のマネジメントを行っている。

MMA Fighting は、ストライクフォースにはもともと、フルタイムのスタッフは12人しかいなかったが、すでに10人が解雇されていると報じている。


ストライクフォースのマッチメイクにはある種の緩さともったいなさ、時にはナンセンスもあったけれども、格と実力をうまく混ぜ合わせ、ネームバリューのある選手が多くはない中で、派手なKOが生まれやすい、独特の楽しさがあったように思う。これでストライクフォースにも、ズッファ流の、合理的で厳しいマッチメークが浸透していくのだろう。こうして米MMAのテイストが均一化されていくことは、ファンにとっては、割に大きな合併のデメリットなのではないかと思う。アメリカの会社の買収劇である。解雇自体はウエットに捉えなくて良いと思う。

*****

●クリストフ・ソシンスキーはかつて、バッドニュース・アレンの自宅でプロレスのトレーニングをしていたという。そこでアレンにキムラなどのシュートファイトの技を習ったソシンスキーは、その次の日にはプロレスをやめ、地元ウィニペグに戻ってMMAのジムに入ったのだという。ソシンスキーは、プロレスほど身体に負担がかかることはなかった、1年半、週に1回程度試合をしただけで、ヒジとヒザを壊し、手術を受け、それ以外にバンプの痛みがひどかった、毎日プロレスをしている選手の肉体的負担はひどいはずだと語っている。レスリング・オブザーバより。ソシンスキーは6月のUFCバンクーバー大会に出場の予定である。

●4ヶ月前の試合に勝利したあと、オバマ大統領にトラッシュトークを仕掛け、シークレットサービスの捜査まで受ける騒ぎとなったジェイコブ・ヴォルクマンのインタビュー記事が MMA Junkieにあった。この記事によるとヴォルクマンは、次回もオバマに対する意見を表明してやろうと、試合後のスピーチ数パターンをあらかじめ考えて、リハーサルまでしているそうだ。ヴォルクマンは、オバマ大統領のヘルスケア政策に反対しており、その後ホワイトハウスに手紙も書いたそうだが、返事は受け取っていないという。ヴォルクマンの最終目的は、オバマから電話をもらうことで、自ら営むカイロプラクティック治療院の経営が理不尽なほどに厳しくなっている現状を訴えたいのだそうだ。

ヴォルクマンは8月の「UFC on Versus 5」大会で、ダニー・カスティーヨとの対戦が決まっている

ちなみに、こんな騒ぎでもなければ存在感がほとんどないUFCの前座選手ヴォルクマンの昨年の年収は、ファイトマネーで6万ドル、カイロプラクティック病院の収入が17,000ドル、地元の高校の外部コーチの仕事で年1,800ドルだったということである。しっかりした稼ぎである。


●何故かユライア・フェイバーが、ニック・ディアズに関するこんな裏話を暴露している

何年か前にディアズから聞いたんだけど、(昔UFCにいた頃に)テレビのデート番組への出演を命じられて、断ったところ、懲罰を受けたらしいんだ。ニックにはその頃、彼女がいたんだけど、宣伝のために出演させたかったみたいだね。で、ニックが出演しなかったから、相手はカロだったかな、前座試合に格下げされたんだ。



この番組は「ブラインド・デート」という人気リアリティショーで、UFCでは2006年頃、この番組に複数の選手を出演させている。リンク先にはティム・シルビアらが出演の回の映像が。ニックをこんなものに無理に出演させようとする方が無理だと思うが。

*****

5月10日アナハイム・スタジアムで行われた「シカゴ・ホワイトソックス vs ロスアンゼルス・エンジェルス」で、40,128人の観衆がプロレスの覆面をかぶり、ギネス世界記録を更新した。リンク先に映像。壮観だが意味不明感も。


DEEP54 記者会見 (Wild Side of DEEP)

DEEP54より大会MVPとベストバウト賞を設定だっ!!!!!!!!!!! (Wild Side of DEEP)



スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update