クートゥアとホワイトの愛憎紙一重



アントニオ・マッキーがDREAMでの青木戦が消滅したと MMA Junkie に述べた。ビザの取得が出来なかったという。

DREAMの代理人マイク・コーガンは、「LAの旅行会社から、書類の準備が済んだので木曜までにビザ取得が出来ると連絡を受けている。時間ならある。もっとましな言い訳を考えな」とコメントしている。

吐き捨てるような、負け惜しみのような言い方がちょっと気になる。単なる連絡ミスなのであれば、こんな言い方をしてないで、さっさとマッキーに電話をすればいいだけのはずである。

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アントニオ・ビッグフット・シウバがジョシュ・バーネットとブロック・レスナーに強烈に毒づいている。唐突感は否めないが、まあ、なにかと張り切っているんだろう。

2004年からこの仕事をしていて、自分はほかの選手ともめたことはないんだ。どんなに高慢なやつだろうとね。友情を何より大切にしているんだ。でもジョシュはヘンな男だよ。エレベーターであっても挨拶もしない。グッドモーニングの一言もない。どうも特にブラジル人選手にはそうしているみたいだ。ヴェウドゥムにも同じようにしているから。

でもジョシュは、ヒョードルやダナ・ホワイト、ロレンゾ・フェルティータを見かけると、駆け寄っていってずっとそばにいる。嫌らしいヤツだよ。古典的な権力大好き人間、失礼野郎だ。ジョシュとは本当に試合をしたい。僕は前から、ジョシュはすごい選手だとは思うけど、汚らしい人間だと言ってきた。やつをぶちのめして両目をふさいでやる。

レスナーについては、他人のことを勝手に判断したくないし、ホントに大きな病気でないことを祈っているんだけど、ちょっと疑いも持ってる。あの男はとにかく殴られるのが嫌いだ。カーウィン戦とベラスケス戦では、選手として恥ずかしくなるような、胎児のような格好になっていた。シガーノ戦も回避したんじゃないか。シガーノは本物のパンチャーで、殴られたくない選手にとってはもっともタフな対戦相手だからね。



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 一応引退したような雰囲気のランディ・クートゥアのキャリアを、レスリング・オブザーバ5月10日号がまとめていた。ごく一部を抄訳で紹介する。


クートゥアの最大の長所は、観客とつながる能力であって、その点では他の選手の追従を許さない。クートゥアは、他の誰かが同じことをしても退屈だとしか思えないような試合を、クラシックにしてしまうことが出来る選手だった。特に2003年のティト・オーティス戦と、2007年のティム・シルビア戦には、そんな特徴がはっきりと現れていた。どちらの試合でもクートゥアは、負けるところをみんなが見たい青二才野郎と対峙する年長者という役回りで、事前には勝てるとは考えられていなかったが、でもチケットは買ってみようかとファンが思う程度の期待感は醸し出していたのである。

クートゥアはキャプテン・アメリカと呼ばれ、負けるほどに人気が上がるような英雄的な存在で、どんなに不利に思える試合でも、どれほどアンダードッグだと見なされていても、ほとんど常に、アップセットを起こしてみせた。こんな記録をつけている人はいないが、トップ選手のなかでも、アンダードッグと見られた試合で12勝もしたのはクートゥアだけだろう・・・

・・・もしクートゥアが2007年にUFCと袂を分かっていなかったら、クートゥアはちょうどリデルのように、一生、UFCに関わることになったであろう。テレビ解説をしても良いし、話もうまいので広報役にもうってつけだ。しかし、両者が和解し、クートゥアがUFCに復帰してレスナーと戦っても、ダナ・ホワイトのこわばった感情は解けることはなかった。ホワイトはクートゥアのことを褒めそやしているが、今後両者がどんな関係でやっていくのか、クートゥアがUFCでどんな役回りを演じていくのかは今のところ不透明である。

クートゥアはひょっとするとまだ、トップ選手の大きな壁になりうるかもしれないのだが、とりあえずは映画のキャリアに進んでいくようだ。年末まで、2本の映画の仕事がある。とくに、クートゥア12本目の出演作となる「エクスパンダブル」の続編には期待だ。しかしクートゥアはけして良い役者とはいえない。むしろ、その個性のおかげで成功しているところがある。クートゥアは、気取りのない、リアルライフのタフガイであり、一緒に仕事をしたいタイプの男であり、格闘技ファンであろうがなかろうが、思わず尊敬してしまうような気質を持っている。ジムのビジネスもある。講演も多いし、テレビアナウンサーと一緒にやっている仕事もある・・・

・・・クートゥアの引退をUFCはそんなに宣伝しなかった。ダナ・ホワイトは、本当に引退するとは思っていないからだと語っていた。現実問題、自分の思うがままに引退するアスリートというのはそんなに多くない。ふつうは、トップレベルでのパフォーマンスが出来なくなるか、あるいは怪我などで復帰できないということで引退する。解雇されるよりも引退を発表する方が面目が保てるというケースもあるだろう。私は今でも、クートゥアが残り一試合をするのではないかと言う気がする。しかしリョート戦後のホワイトのコメントは、ちょっとトーンが違ってきていた。何歳だろうとKOされるのはよくないが、特に年を取るとよくない、金銭面以外でクートゥアが再び戦う理由は見当たらない、などと語ったのである・・・

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米ケーブルテレビ会社ケーブルビジョンが、アメリカ初の24時間格闘技専門チャンネル Fight Now! を開局すると発表した。MMAが中心であるが、ボクシング、レスリング、ぐらっプリング、格闘技をテーマにした映画、ドキュメンタリーなども放送するという。当初はニューヨーク州の10万強の世帯向け。このチャンネルにはランディ・クートゥアも出資をしているという。

『エクスペンダブルズ』違法視聴者2万人以上に対して訴訟の構え ハリウッド最大規模の訴訟に(シネマトゥデイ)

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8月のUFC134ブラジル大会で「アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs ブレンダン・シュワブ」が実現。ノゲイラは2010年2月にベラスケスにKO負けして以来の試合、シュワブは4連勝中。

大ベテランのウラジミール・マチュシェンコがラスベガスで結婚式を挙げた。リンク先に映像。もうお孫さんでもいらっしゃるくらいかと思ってました。

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