チェール・ソネン、ライセンス完全剥奪【偽証の罪で】


●DREAM Fight for Japanで青木真也と戦うのは結局リッチ・クレメンティになったと無茶苦茶多くの媒体が伝えた。MMA Junkieは、シェーン・ネルソン戦は青木再度が断ったもの、しかしネルソンはDREAMと2試合契約を締結し、7月に予定されている次回大会に出場の予定であると報じている。

MMA Weeklyは今回の件について、格闘技史上でこれほど対戦相手が変わった例はない、何者かが実際に日本に到着するまではクレメンティで決まりとは言えないだろうなどと論じている。

>かつて、実際に日本に到着したのに、試合がなくなった外国人選手もいたように思うが・・・5人もの対戦相手の名前がメリーゴーラウンドのように巡る異例の状況となり、ショートノーティスで試合を組む人のご苦労も忍ばれる。それにしても、5人の中から誰が最終的にリングに立とうとも、正直いって大差ないというか、さほど興味がわかないのだから何だか申し訳ない。まあでも、なら誰なら興味がわくのだと聞かれても困るのだが・・・少なくとも1ファンの目には、そこまでしてくれなくても・・・という風にも見えるが、きっと別にファンのために青木の試合を組もうとしている訳でもないのだろう。Kamiproのツイキャスでも「選手のための救済興行」などと言っていたし・・・まあ、だからといって別に文句を言っているわけではない。この大会自体は、とてもいいカードもあるし、久々の大会だし、期待しています。

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MMA Payout によると、シリコンバレー・スポーツ&エンターテインメント社傘下のストライクフォースとしての興行は5月9日大会で終了した。その後まもなくして、スコット・コーカーとピーター・ドロピックがストライクフォースの社員と個別に面談し、解雇を通達したという。社員のうち何人かはズッファにとどまるようオファーされたが、サンホセからラスベガスへの引っ越しを伴うため、社員の側から断ったのだという。

スコット・コーカーの今後については不透明な面もあるが、ストライクフォースが大会を継続する限り、プロモーションの顔役を務めることになりそうだ。コーカーはズッファでの仕事を保証されており、サンホセにとどまって構わないという契約になっているとも言われている。

また、元WECの広報 Dave Sholler 氏がストライクフォースの広報に就任したという。

ストライクフォースは引き続き、マキシモ・ブランコといった有望株、キース・ジャーディンやジェフ・モンソンといったベテランの選手獲得を進めている。これらの選手の獲得交渉は完全にズッファのスタッフが行っているということだが、マネージャのモンテ・コックスは条件が良くなったとして大喜びしている。

これまではアンダーカードの選手には、日当も旅費も出なかった。今は日当も旅費も出る。ホテルに3泊できる。すべてが一瞬で変わった。アンダーカードの選手にとってはホームランだよ。



ズッファはさらに、ストライクフォース大会前座で行われていたアマチュア戦を廃止し、その枠内で、これまで試合機会が与えられないと不満を漏らしている登録選手を起用していくという。ショータイムでは引き続き、前座試合は放送しないとの方針を堅持する予定なので、UFCは何らかの方法で、放送のないこれらの試合を提供することになるという。おそらくはFacebook中継になるだろうと見られている。

>これだけストライクフォースのUFC化が急ピッチで進んでいるのに、6月のストライクフォース大会が普通にスカパー!で中継されるのは、日本のファンにはわりにラッキーなことなのかもしれない・・・今回放送が出来るということはとりあえず、米ショータイムがストライクフォースを放映している間は(2012年3月まで)、同様の放送体制がとれるのではないかと推察する材料にはなる。

今回の中継はある意味、ズッファが日本のPPVに入り込んで実績を積み上げ始める第一歩になるとも考えられる。しかもアメリカから生中継をすると言うことで、すでにDREAMよりもいい扱いを受けているよなあという風にも見えても仕方ない状況になっている。

これまでのように、今後もDREAMファイターがストライクフォースに出撃することはあるだろうか。そんなことはあり得ないというのが一般的な理解だろうが、しかしM-1のヒョードルは、今後もストライクフォース参戦がアナウンスされている。DREAMとストライクフォースの「アライアンス」なり「コ・プロモーション」が、契約書の形を取っていたのであれば、今後も交流は可能なのではないかと推察できる。ただ、これは全くの想像だが、スコット・コーカーはジャパニーズビジネスを理解している人なのだろうから、おそらくは契約書ではなく信頼関係でやっていたんじゃないのかなあという気はするし、それよりも日本側がズッファに選手を送り出さないんだろうなあという気がする。

アリスターやムサシ、マヌーフといった両方に出場していた外国人選手についても、今ある契約は最後まで消化するのだろうが、そのあとは順次、ズッファの独占契約下にはいっていくことになるのだろうなと想像される。あくまで推察である。

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チェール・ソネンの公聴会がカリフォルニア州アスレティック・コミッションで行われ、ソネンの無期限出場停止処分が賛成多数で可決した。出場停止はソネンのカリフォルニア州でのライセンスが失効する6月29日まで続き、さらに1年間、カリフォルニアでライセンス申請を行うことが出来ない。その後ソネンは、各州のコミッションが使う要注意人物リストに掲載される。ソネンは他州でライセンスを申請することは出来るが、コミッションは通常、他州での裁定に準ずることとなっており、申請があれば必ずカリフォルニア州に照会が入ることになるという。

何度も報じているが、ソネンは昨年のアンデウソン・シウバ戦のあとのドラッグテストでステロイド陽性反応が検出された件で、12月にカリフォルニアで公聴会に招集され、その際、治療用目的でステロイドを使用することをネバダ州で許可されていると証言したが、これが偽証であったことが明らかになっている。ステロイドではなく、偽証によるライセンス剥奪である。さらに州コミッションは、ソネンが営む不動産業でマネーローンダリング事件を起こしたことも、ライセンスを支給者として恥をかかされたとコメントしている。

公聴会でソネンは、TUF14のコーチ役が内定しており、12月にビスピンとのコーチ対決に勝てばタイトルマッチが与えられることになっていると説明、次のように切々と訴えたが、コミッションの配慮を獲得することは出来なかった。

私はこのようなチャンスのために、9歳からいままでずっと、生きてきたのです。いまは引退などしたくありません。週18時間のボランティア活動をしたこともあります。これまでアルコールは一滴も飲んでいませんし、いかなる煙も吸ったこともありません。スポーツ・イラストレイティッドやESPNはわたしのことを、スポーツ界でもっとも偉大な話し手だと称していますが、おしゃべりの能力を、誰かを冒涜するために使ったことはありません(ぷぷっ)。前回の公聴会以来、わたしはずっと恥じてきました。二度と間違いは犯しません。再び許しを請うようなことはいたしません。是非仕事に戻らせて下さい・・・

今日ライセンスを取れなければ、事実上の引退になってしまうのです。ボスのダナ・ホワイトから、そう言われているのです・・・



ソネンが今後どうなるのかについては、どの報道を見ても今のところ不明である。ただしUFCは、TUF14や今後のミドル級戦線については、当面ソネン抜きで計画を練っていかざるを得ないだろうと Yahoo Sports は分析している。

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ケイン・ベラスケスのトレーナー、ハビエル・メンデスが、UFCヘビー級戦線を分析。興味深い。Yahoo! Sports

実は私はレスナーがドスサントスに勝つと見ていた。レスナーだろうがカーウィンだろうが、勝つのはドスサントスだと多くの人が思っていることは知ってる。でもレスナーの強さは正しく理解されていないと思う。レスナーならドスサントスからテイクダウンを取れるはずだとみる。レスナーのテイクダウンを防げる選手などいない。テイクダウン・ディフェンスをよく練習すればいいという人もいるが、それは甘い。レスナーがテイクダウンできない唯一の選手は、おそらくダニエル・コーミエくらいなものだろう」

レスナーはベラスケスを過小評価していたのだと思う。レスナーのゲームプランは悪くなかった。ただ、こちらのゲームプランが上回っていただけだ。

カーウィンと比べれば、ボクシングはドスサントスの方が上だ。フットワークも勝っている。パワーパンチではカーウィンだろう。カーウィンはレスリングも強いが、ドスサントスからテイクダウンを奪うのは難しいだろう。レスナーなら出来ると思うが、カーウィンならちょっとわからない。勝負が判定になるようなら、私はドスサントスが勝つと思う。KOならどちらにも目がある。カーウィンのパワーはすごい。

(カーウィンのスタミナについて)そこはちゃんと対応してくると考えるべきだよ。



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●マニー・パッキャオの次戦は11月12日、ラスベガスMGMグランドガーデンで、対戦相手はファン・マヌエル・マルケス。3度目の対決となるそうで、一度目は2004年に疑惑のドロー判定、2008年にはパッキャオがスプリット判定勝ちを収めている。MMA Mania

●IGWPタッグ王者とGHCタッグ王者がダブルタイトル戦をやるんですね。気がつかなかった・・・

●マモルの次戦は8月5日の Tachi Palace Fights10で、ジュシー「フォルミーガ」ダ・シウバと対戦。フォルミーガは2009年に修斗ノンタイトル戦でBJに勝っている選手。なおマモルはTPFと、複数試合契約(北米では独占契約)を締結したそうだ

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