黒船来襲・・・なのか?【It's Showtime日本上陸】



メーンでペトロシアンvs.日菜太 IT'S SHOWTIMEが7.18日本上陸!(スポーツナビ)
【ニュース】イッツ・ショータイム・ジャパン設立!来春から本格始動(GBR)

サプライズ。ファイトファンにとっては、賑やかになることはなんにせよ、歓迎すべきことであるが、やや事態をつかみかねる面もある。黒船来襲、K1危うしということなのだろうか・・・ペトロシアンや日菜太、あるいはIt's Showtime所属の外人選手たちは、もはやK1には出場できないと言うことなのだろうか・・・・

It's Showtime は日本進出の意向を持っていながら、K1 の救世主になるのではなく、オポジショングループを形成することを選んだ、とも見える。今回受け皿となるのかと目されるRebels というプロモーションは、そういえば Fight for Japan プロジェクトにも参画していない。ストライクフォースをズッファにさわられ、今度はかつてK1とコ・プロモーションしていたはずの It's Showtime も Rebels にさらわれてしまったかのように見える。なんだか世界規模で業界構造的に、FEGが素通りされているようにも見える。

It's Showtime の課題はとにもかくにも、リング上の熱量である。何を目的に戦っているのかが余り伝わってこなかったりする。あれを日本に持ち込むと、どんな風に見えるのか、欧州リングと違った闘い模様が見えてくるのかどうかは注目だ。

どれくらいの事業規模を考えているのだろうか。地上波でもつかない限り、K1のライバルと言うより、KRUSHのライバルという気もする。要はリング上が面白いならファンとしては大歓迎、期待したい。この件についてはGONG格闘技の情報がすごく早く見えるのも気になる。もし「神村 vs RENA」を囲い込まれて、「ジナ・カラーノ vs クリス・サイボーグ」的に売り出されると、K1危うしかもしれないなどと思ったりもする。K1の人はそうは思わないだろうけど。

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Sports Television Ratings See Huge Growth; UFC Left Out Of The Party (Jonathan Snowden, SB Nation)【抄訳】

ネットワークテレビ局でいま、巨大な視聴者を引きつけることがコンテンツとして注目されているのがスポーツ中継である。NFLやNBAだけではない。スポーツ番組の視聴率は全般的に、過去5年間で21%も上昇している。スポーツ番組の視聴率は、テレビ全体の平均よりも15%も高い。

ところがMMAは、この上昇トレンドに乗り損ねている。MMAの将来性の有望さは何度も語られてきたが、視聴率で言えば事態は真逆である。UFCが2005年にスパイクTVに本拠を構えてからというもの、視聴率は横ばい、ときには大きく低下させているのである。

2005年の8月、「Ultimate Fight Night」ライブ中継の第一回放送の視聴率は1.5%だった。5年半後のUFC24の視聴率も、全く同じ1.5%であった。同じ時期に、PPVのほうは大きく成長した。しかし、テレビ無料放送のほうは、完全に伸び悩んでいるし、改善の兆しが見られない。

なぜUFCは、テレビスポーツの成長トレンドに乗れないのだろうか。私なりの分析では、視聴者がUFCを見る目にあるのだと思う。一般視聴者に好きなスポーツをあげてもらえば、UFCという答えはあまり出てこないだろう。というのは、視聴者はUFCを、スポーツだと見なしているのではなく、エンターテインメントだと見なしているのである。

単純な話、UFCはスポーツ番組のようには見えないのだ。客観的で独立性のあるメディア報道は存在しないし、こびつらったような実況の自主製作番組、そしてプレゼンテーションのスタイルはまるで90年代だ。他のメインストリーム・スポーツに比べ、UFCは一回り古いのである。UFCにはむしろ、プロレス番組のバイブがある。大衆はそのように見ているのだ。

UFCが他のメジャースポーツと同じように成長できないのは、UFCが他のメジャースポーツとは違っているからだ。先週NBAのプレイオフ中継を見たが、違いは歴然であった。NBAでは、ゲームそのものが雄弁なのである。接戦になっていても、アナウンサーも製作も、視聴者の頭を殴りつけるように「素晴らしい」などと連呼する必要がない。チアリーダー役は不要なのだ。

UFCでも、試合自体が雄弁になる日は来るのだろうか。そのときには、視聴率も上昇していくだろう。それまでは、プロレス風の中継を喜ぶ視聴者までで限界だろう。そんな視聴者はスタートの時からずっといるのだ。そろそろ扉を開けて、他のみんなを迎え入れよう。


>個人的には、とくにこのエッセイの論旨に賛成しているわけではない。NBAなどは放映権料ビジネスだが、UFCはPPVで稼ぐビジネスモデルなのであって、無料放送は大まかに言えばインフォマーシャル的な存在、「Only on PPV」なGSPやアンデウソンの試合を売る道具であるという位置づけだ。直接比較したところで仕方ない。

それでも、日本で格闘技が数字を取っていた頃、「サップ vs 曙」を4000万人が見たことに比べると、スパイクTVで放送されるUFC中継の視聴者数など、笑ってしまうくらい少ないことや(150万人とか、そんなオーダーの数字だ。アメリカには日本の倍の頭数がいるのに、である)、UFNなどの視聴率が確かに不思議なくらい上がっていないのもまた事実である。この現象を冷静に分析するには、おそらく、アメリカの放送の構造とか、プロモーターやフランチャイズのビジネスモデルとか、ファンのセグメントの違いとか、ファンが世代交代できているのかとか、絡み合う諸要因を分解してみないと行けないだろう。それを日本と比較すれば、さらに興味深い知見が得られそうに思う。

誰も面と向かって指摘しなかった事実を突いてくれているという意味で、このエッセイは楽しく読めた。

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7勝7敗力士の勝率は五分(産経ニュース)
技量審査場所、スポーツニュースでちらりちらりと見ていたけど、一見したところのルック&フィールでは普段の相撲と代わりがないように見えた・・・何か目を見張るようなシーンはあったのだろうか。「やっぱり藤原喜明は猪木より強かったのか!」みたいな風景を見たかったところなんだけど、適切な紹介や解説がないと、ちょっとわからないよなあ・・・



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