ロイ・ネルソン、スリム化断行か


試合は不評、痛い連敗を喫したロイ・ネルソンは、週末にかけて、ボスとの面接が待っている

ダナ・ホワイト「醜い試合だった。あのパフォーマンスはよろしくない。みっともないと言っていいくらいの試合だ」

ネルソンの今後は、コンディショニングとダイエット次第という面もあるとされているが、ネルソンは大会期間中に、元MMA選手で現在はダイエットの大御所と呼ばれている栄養士のマイク・ドルチェと会話を交わしていたという。

ドルチェ「私ならネルソンのアスリートとしての能力をフルに発揮させてやれる。私自身もかつては280パウンドあったが、今は188パウンド、体脂肪率は6%だ。要望次第では、引き締まったヘビー級にも、ライトヘビーにもミドルにもしてやれる。しかもより健康に、元気にしてやれる。ヘビー級には食事に無頓着な選手が多いからね。」


UFC 130 Results: Does Roy Nelson Deserve To Fight In The UFC? (Jonathan Snowden, SB Nation)

ずっと米MMAメディアを眺めてくると、記者の名前なんかを結構覚えてしまったり、その芸風を把握し始めてしてしまったりすることがあるわけだが、個人的にアメリカ版の高島先生に近いと思う記者の一人ジョナサン・スノウデンによるロイ・ネルソン批判記事を紹介する。言葉を尽くしつつも内容的には「デブはダメ」の5文字で要約できてしまうところや、その他文章構造のエレメントがいちいち似ている。そしてSRC崩壊の元凶として挙げられた先生同様、この記者もUFCからは絶賛取材拒否を受けている。


時には記事が論争を巻き起こすことがある。ホットな話題について、一般のコンセンサスとは違ってしまうこともある。ロイ・ネルソンは前回、ドスサントス相手にまるでぱっとしなかった。15分間がんばり抜いたのは事実だが、その結果は大きな顔を余計に殴られただけだった。最高の勝利が当時まだグリーンボーイだったブレンダン・シャウブ戦だけだといった選手がまともなコンテンダーだなんて、考えられもしないことに思えた。

しかし、ちょっと驚くような反響があった。

まずファンがネットで叩き始めた。ネルソンもツイッターで、あるいは舞台裏で締め上げてきた。怒りにみちた反応をされたので、私も自分の正当性をきちんと証明しておいた方がいいように思うようになった。私はネルソンについて、何か見落としていたのだろうか?

そこで私は、自分のDVDコレクションやYou Tubeを見直してみたが、やはり自分の自信は揺らぐことはなかった。ネルソンは本来ミドル級の選手なので、直ちに栄養士を雇うべきだ。トップレベルのヘビー級としては、足りない要素が多すぎる。スキルの不足もある。とくに、攻撃パターンは大きな右フックに頼っているだけである。ただ、煎じ詰めれば結局問題は節制ということだと思う。ロイ・ネルソンはぜい肉をぶらさげたまま、世界最強の男たちと戦おうとしている。UFCテレビ解説のジョー・ローガンも、「プロの選手として太りすぎがあだになっている」といっていた。試合後にローガンはネルソンに、205パウンドで戦ってはどうかと薦めたのだという。私はその階級だとは思わない。ネルソンの腹と身長を考え合わせれば、最適なのはミドル級だ。なんにせよ、変わらなければいけない。

あの外見、そしてこの仕事に真剣に取り組まない態度はみっともない限りだ。MMAはいまだに、世間にはあやふやに認知されている段階だ。ダナ・ホワイトも選手たちも、UFCを単なるバーファイトやタフマンコンテストと同一視しようとする烙印と、長い間戦ってきた。ネルソンのショーツに覆い被さる腹は、そんな進歩を一瞬で消し去ってしまうのだ。

ミア戦でのネルソンは、何とかついて行っているだけだった。ただそれだけのことだった。親戚のおじさんでもやっている程度の、最低限のフィットネスすらしようとしないロイ・ネルソンは、UFCに登場するに値するのだろうか?ネルソンが減量を真剣に考えず、練習もやり直さず、階級を下げることも考えないのなら、UFCは彼の試合でわれわれの時間をこれ以上無駄にしないで欲しいところだ。


>要するにネルソンのスリム化が求められているのが趨勢のようではあるが、レスリング・オブザーバによると、試合後ネルソンは病院で肺炎と診断されたのだそうだ。どうやら肺炎のまま試合を行ったいたものと見られている。

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アンデウソン・シウバが岡見に向けてプロモーションをカットしている。シウバ発信の因縁作りは珍しい。岡見はなにか言葉を返すことはできないものだろうか。何せブラジル大会である。ほんのちょっと言い返すだけで、ものすごいヒートを買えると思う。写真のアンデウソンの首をお得意のチャンバラポーズで切ってみせるとか・・・これだと中西の写真を食ったボブ・サップ並みだが・・・アンデウソンも言い返してもらうのを待っていると思うので・・・

練習はいい人とやらなきゃいかんね。ソネンのところで練習するなんて、岡見は間違っている。私はルーザーに学んだことはない。ソネンは試合には負けるわ、ドーピングで捕まるわ、あらゆる意味でルーザーだ・・・そもそもソネンはたいした対戦相手ではなかった。私があばら骨が折れたままフルランド戦ってしまっただけなんだ。



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日沖 発が世界タイトル返上 (Shoot News)

修斗のベルトを巻いた者として、それを誇りに、近い将来、新しい舞台へ挑戦して行きたいと考えております。



K-1甲子園王者・松倉が大金星 MAX4強・優弥に判定勝ち=Krush(スポーツナビ)

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谷川氏のツイートを受け、ルッツ氏が新たな声明(バウトレビュー)

ここから妄想モードに突入する。以下、あくまで個人的推測である。で、思うのだが、PUJIの投資案件というのはもう、話としては立ち消えになっていると見るのが自然だと思う。確か去年の秋頃、PUJIがFEGにデューデリジェンスに入っているという報道があった。そしてそれは12月までに終わる予定になっているという報道も記憶している。ご存じの通り、デューデリジェンスとは、投資家が投資先や買収先に監査に入って、これから金を投じる組織に隠れた瑕疵はないかどうかを調査確認するプロセスである。このプロセス自体、会計士や弁護士も作業に入るわけで、結構な金も手間もかかる。だからデューデリジェンスをやったということは、PUJIには過去のある時点でたしかに投資意欲があって、投資決定プロセスの最終段階までは来ていたということになる。

で、FEGには隠れた瑕疵がない、財務も組織も健全でしたと言う結果が出たのであれば、いまごろはもう、投資マネーが入ってきていないとおかしいと思う。投資対象が健全なのであれば、投資意欲のある投資家が、ここまで待つ理由はない。早くリターンが欲しいのが投資家なのであって、のろのろしていたら、逆に怒られるはずだ。

しかしK1やDREAMの現状を見ていると、どう考えても、投資マネーは入ってきていない。谷川氏の口からPUJIという単語もめっきり聞かなくなった。要するに、隠れた瑕疵があったということではないかと想像する。あるいは、瑕疵があったとまでは言わないが、疑わしい点について、しっかりとした説明が出来なかったんだろうと思う。いずれにせよ、デューデリジェンスに失格し、PUJIはとっくの昔に去っていったと推測することが出来る。投資家にとってのファイナルアンサーは、GOかNO GO の割り切った二択なのであって、延々と揉めたり調整したりするような話ではない。話が長引いている間に、隠蔽や粉飾をされてしまっては元も子もない。あくまで想像だが、昨日までニコニコしていた中国人が、今朝になって急に中国に帰ってしまった、と言うようなことがあったとしても不思議はない。

いまのFEGに投資家なりスポンサー候補がいるのかどうかはわからない。いるとしてもそれはPUJI以外の誰かなのではないかと推察される。ただ、どんな投資家でも、PUJIが手を引いたような案件に手を出すというのは、普通はとても難しいし、慎重になるだろう。

で、FEGにカネがないのであれば、実を言えばサイモン・ルッツとしても訴えても仕方ないという面はある。お金がない人を訴えて裁判で勝ったとしても、ないものは受け取れないからである。裁判もビジネスなのであって、しかるべきコストがかかる以上、リターンの目算が立っていなければあほらしくて出来ない。ましてや、FEGを倒産させてしまっては、未払いのファイトマネーは永遠に回収できなくなる。

だからこそむやみな訴訟は起こさないとは思うのだが、ただしルッツが、回収の見込みは最早ないと諦め、選手には泣いてもらうことに腹をくくり、むしろ自社の日本進出後の将来利益を最大にするために、そのライバルとなるであろうFEGをこの際叩いておいた方が得策だとそろばんをはじくのであれば、風向きは本気で変わっていくことになる。冷えた日本の格闘技市場を踏まえれば、それはルッツにとって大変なリスクのある、とても難しい意思決定だとは思うが、そこはルッツがどんな計画を持っているのか、ということ次第ということになる。ただしここで、もし僕がJZカルバンなら、ルッツに対して「おいおいちょっと待ってくれ、あんたはそれでよくても、FEGが潰れたりしたら、俺のカネはどうなるんだ」と言いたくもなるだろう。そのあたりの問題がどうなりうるのか、よくわからないが、最終的には「被害者の会」的なものが国際的に組織されたりすることになるのかもしれない。ともかく、訴訟をちらつかせるのはいい脅しにはなるが、考慮すべき事は結構多いので、実際にはそんなに簡単なことではないと思う。

一つ言えるのは、ルッツが訴えを起こせば、今いるかもしれないFEGへの投資家候補者は大きく腰が引けてしまうことになるだろう。訴訟を抱えた会社を買いたい人など、いるわけもないからだ。従ってこうしたプレスリリース攻撃だけでも、アナウンス効果によって、すでにダメージはもたらされているかもしれない。ただ、いまのFEGにダメージを与えることが結果的にルッツを利するのかどうかは実は微妙で、ルッツは自分の首を絞めてしまっているのかもしれない。

谷川氏としては、とにかくルッツとコミュニケーションを取り続け、理解を求める以外に、出来ることはない。1週間以内に何を言えるのかは知らないが、大したことは言えないとしても、定期的に連絡することにしておいてルッツに少しでも安心してもらうしかない。

重ねて、海外でこういう報道があったとかいうことではない。ただ、じっと見ていたら、これくらいのことは想像の範囲内ですよねと、新橋のサラリーマンよろしく、勝手に推測しているだけである。全然的外れである可能性も高い。

なお在日外国人MMA記者のツイッター界隈では最近、FEGはすでに他の会社に売却済みであるとか、元M1 Globalのゲイリー・ミレン氏が暗躍しているようだ、などといった噂がしきりに流れている。


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