DREAM Fight for Japan (7.16有明コロシアム)レビュー

DREAM Fight for Japan (7.16有明コロシアム)をPPV観戦した。


マリウス・ザロムスキー def 石川英司 (ユナニマス・デシジョン)

超ショートノーティスで登場の中堅選手とこれだけ「いい試合」をしてしまうザロムスキー、ああ、この人はアメリカでは勝てないはずだわ、と思ってしまう。かわいげがあるので憎めない内弁慶王者。どれくらい愛していいのか、こっちだって計りかねているんだから、少なくともバックフリップやってれば日本人は喜ぶと思ったら大間違いだぞと言うことだけは言っておきたい。

この試合はレフリーのブレイクが早かったなあ。


水野竜也 def トレヴァー・プラングリー(1RKO)

みぞおちへの膝蹴り一閃、新しい・・・プラングリーの暴力的な打撃は魅力的だったが、水野はあのマヌーフ戦のときのように、荒れ狂うストライカーを分析して、解決策を見いだしたという感じだった。


川尻達也 def ドリュー・フィケット (1RTKO)

「マウントからのパウンド」って、なんだかもはや懐かしいんですけど・・・第一試合の光岡もマウントポジションを取って攻めようとしていたけど。


所英男 def 今成正和 (ユナニマス)

もう何度も見てきた個人的な結論としては、今成の試合には期待しないということだ。無理だと思う。今成は何か別の競技の人に見えるのだ。キャラに味があるので、登場人物としていてくれるのはかまわない。でもきっと、今成が大舞台にかり出されるというのは、タレント不足の反映なのであって、実は本人にとっては不幸なことでもあったりするのかもしれない。ZSTやDEEPで楽しくやっている限り、受けなくても良いようなダメージを受けていることも、また事実だろうからだ。シンガポールのONE FC は、エキゾティックな格闘技のチャンピオンが大集結するらしいから、そういう場所で「マスター・オブ・レッグロック」として、ムエタイ王者のアキレスをくいっとやったりすると、アジア圏で今成人気が爆発したりするかもしれない。

所がバカバカしいお付き合いをしなければいいがと思っていたが、さすがにどん欲に結果を取りに来てくれたので、締まりのある試合になった。

別にこの試合の結果によらずとも、所も今成も、謎の「世界トーナメント」に進出するらしいのだが、確かに所が「世界」に出て行くと、どの辺の位置づけになるのか、というのはちょっと興味深いポイントだったりする。


高谷裕之 def 宮田和幸 (スプリットデシジョン)

事前に思っていたのは、今回のPPV3150円のうち、この試合の値打ちが2500円分くらいだよなあということだったのだが、試合を見終わったいまでも、やっぱりそれくらいの値打ちがあったかも、と思える充実の名勝負だった。長丁場を飽きずに楽しむことが出来たし、ずっと緊張感も途切れなかったし、勝ち負けは最後までわからなかった。特に出足の高谷の狂犬ぶりはおそろしく、普段からこれくらい、やってくれやと思うほどだった。判定は高谷と言うことで個人的には異論無い。

ただ、良い試合ではあったんだけど、僕は宮田が、もっと合理的でクールに、ポイントゲームで取りに来るのかと思っていた。宮田にはそういう、アンチJ-MMAな勝ち方を期待していた。何だか反逆者が主流派のやりかたにつきあってしまったように見えたのは残念だった。「喧嘩屋対アスリート」の構図なんだから、ケンカにつきあってはダメだろう。もっとも高谷のテイクダウン・ディフェンスが堅さをたたえるべきなのかもしれないが。

この試合もブレイクが早かったなあ。あんなに早いと、ランディ・クートゥアだって誰も倒せないでしょ、とも思う。

実は僕個人的には高谷については、「WECで勝てなかった人」という印象がいまだに結構強いんだけど、思えば大沢ケンジもWECで勝てなかった人だし、今日は出てないけど前回復活した宇野はUFCで勝てなかった人、でもそんなアメリカ帰りの人たちが、やっぱり一貫して進化して結果を残しているということには、やっぱり何らかの意味があるんだろうなあと思う。


 次回大会の告知などもなく、淡々と試合が進んだPPVだったが、全試合終了後、テレビ解説席の笹原氏が、謎の「バンタム級世界トーナメント」について触れた。外人5人を呼び、日本代表3人と合わせて、8人によるトーナメントを2大会に分けて行うとのことだった。ビビアーノ・フェルナンデスの参加は当確だと思ってくれて良いとのことだったが、後4人の外人選手について笹原氏は、「IWGPみたいになりますよ」などと煙に巻いていた。


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