ダナ・ホワイトは本当にヒョードルを解雇したのか?


UFC133記者会見後の囲み取材でのダナ・ホワイト発言。 USA Todayより。

Q ゴールデングローリーの選手を解雇した理由は?

ホワイト 単純な話だ。歴史を振り返ってみれば、われわれはセーム・シュルト以来、ゴールデングローリーの選手を使っていない。その理由は、ビジネスのやり方が違うからだ。彼らとビジネスをするのはとても難しい。

彼らのビジネスのやり方というのは要するに、選手にではなく、ゴールデングローリーにファイトマネーを支払わないといけないと言うことだ。われわれはそんな風にはやらない。

アスレティック・コミッションに管轄されているアメリカでは、そんな風にはいかないんだ。われわれとしては、カネはマネージャにではなく、ファイターに支払う。そしてファイターがマネージャに支払うんだ。

Q しかし何人かのゴールデングローリーの選手が最近試合をしています。

ホワイト 契約が(ストライクフォースに)あったからだ。エイネモがUFCで戦ったときには、こちらのやり方にあわせると言うことで合意していた。

Q セルゲイ・ハリトーノフも、次の試合で負けたらリリースしますか。

ホワイト そうだ。

Q ハリトーノフが勝ったらどうなりますか?

ホワイト たぶんリリースだ(のちに再確認したところ、ハリトーノフは直接ファイトマネーを受け取る契約でトーナメントに参戦していることが分かった)。われわれは彼らのような方法で仕事をしないんだ。世界には,彼らのやり方が通じる場所もあるだろう。プロモーターにとってはどうでも良いような話だからな。でもわれわれはやらない。正しくない。

Q 「ダンヘン vs ヒョードル」の感想は?

ホワイト 面白い試合だった。ヘンドはタフだな。パンチがパワフルだし、レスリングも素晴らしい。試合はあんな風になると思ったがな。

Q ダンヘンをUFCに呼び戻しますか

ホワイト まあ考えてみよう。ヘンドとの間にはちょっとした過去の経緯がある。どうにかして呼び戻せるかどうか考えてみよう。

Q 試合を見てダンヘンへの興味が増しましたか

ホワイト 興味が無かったわけじゃない。ビジネスになるかならないかという話だよ。あの試合、君らはどう予想していたんだ?

Q 私はダンヘンだと思っていました。

ホワイト なら君らはもう、ヒョードルの誇大広告は信じていないんだな。

Q ダンヘンが離脱するとストライクフォースは困りませんか

ホワイト ストライクフォースについて言えば、ビジネスになるかどうかがポイントだ。じゃんじゃん赤字が出ないようなら、ストライクフォースを続けていくことも出来る。この件ではロレンゾが来週ニューヨークにいくよ。

Q ヒョードルは解雇ですか

ホワイト そうだ。

Q もう解雇されたのですか

ホワイト 解雇されるよ。解雇しちゃいけないのか?

Q ヒョードルは契約が終了したはずなので、更新しないと言うことですね。

ホワイト そうだと思う。自分の知る限り。

Q ヒョードルのマネジメントとは話をしましたか

ホワイト いいや。自分はあのクソどもとは関わらない。自分はもうあの世界からは遠く遠く離れているんだ。自分の世界はこちらにあるからね

Q 秋山が3連敗したら、彼はリリースですか

ホワイト 知らない。ヤツが必勝を義務づけられているのは確かだな。

Q フライ級創設はどうなりましたか

ホワイト やってる。たぶん今年中、あるいは来年の初め。

Q 女子格に対する考えは変わっていませんか

ホワイト 変わらないな。単発で良い試合は組めるだろうが、1つの階級としては運営できない。

Q 「テイト vs クーネン」戦はどうでした?

ホワイト テイトは良かったな。テイトは試合前に自分のことを挑発したりしていたけど、ちゃんと勝ちを取ったからな。そこは気に入った。才能がある選手だと思うよ。だからといって、そこまでの話だな。




ダナ・ホワイトのコメント、ESPNより。

ヒョードルのことは好きだし、悪く言うつもりはない。ただ、ヒョードルを雇うというのは、キンボ・スライスがエースのプロモーションを運営するのと同じことだ。ヤツがプロモーションを引っ張れるとは思わない。



Ariel Halwani インタビューのでダナ・ホワイト。

ホワイト 別にヒョードルを嫌っているわけじゃないんだ。君らメディアが、ヒョードルをP4Pなどと事実に反することを言うからだよ。

Q 私はヒョードルが史上最高の選手だとは言っていません。ヒョードルが最強だった時代もある、と言っているのです。

ホワイト それは違うぞ。頭がおかしい。ここにリストがあるから具体的に教えてやろう。

(表のようなものを一心に読み始める)2003年、ヒョードルはユージ・ナガタに勝利。ナガタはMMA0勝1敗のプロレスラーだ。2005年にはズールーに勝利。ズールーはその後、バタービーンに関節技で負けた男だ。2006年にはミドル級のマット・リンドランドに勝ったあと、マーク・ハントにも勝利しているが、これはハントの6連敗街道のひとつだ。2007年にはチェ・ホンマンに勝利、ホンマンのMMA戦績は1勝0敗で、その1勝とはテレビパーソナリティのボビー・オロゴンとかいう男から奪ったものだ。ホンマンはその後もう1度だけMMAで勝っているが、その相手はホセ・カンセコだった。

いいか、妄想フリークスたちが、ヒョードルを貶すなと騒いでいるが、神話を信じすぎだ。事実を見ないといけない。ヒョードルがUFCにいないから、君らには興味深いんだろうが、どんなオファーをしようともUFCにこないこと自体がおかしいんだ。

Q で、ヒョードルはストライクフォースとはもう終わりですか。

ホワイト 君らはまだ見たいのか?次はヒョードルにウエルター級戦でも組んでやらんといかんかね?あんたはそんなものが好きなのか?

Q もう終わりと言うことですね。

ホワイト (苦笑、無言)




M1 Global の Evgeni Kogan 氏のコメント

ダナ・ホワイトがそんなことを言ったのか?おもしろいな、ホワイトがヒョードルと契約しているわけでもないのに。

ヒョードルの契約相手はショータイムなんだ。ヒョードルはいまでもショーターム・ファイターなんだよ。

ショータームで放送しているMMAプロモーションはストライクフォースだけじゃないからね。だからヒョードルにはいろんなオプションがあるんだよ。

ヘンダーソン戦が終わって、契約の問題が持ち上がることは予期できることだった。ただ、まだまだ片をつけないといけないビジネスが残っていると思っているし、ショータイムはM1の素晴らしいパートナーなんだ。ショータイムとの関係を育てていきたいと思っている。



ヒョードルはショータイムとの契約をあと1試合残している。また、M-1 Globalはショータイムと、あと3回のM-1 チャレンジ大会中継契約を残している。

MMA Nationは、M-1チャレンジャー大会で「ヒョードル vs アリスター」があり得るのではないかとの見方を示している。

レスリング・オブザーバは、ショータイムでのヒョードルの試合のこれまでの視聴率を考えると、費用対効果が高いとは言えないため、ヒョードルサイドのショータイムへの交渉力はさほど強くないだろうと分析している。

(この項の出所)
Updated: Fedor Emelianenko Released By Strikeforce (BloodyElbow)
White says Emelianenko cut from Strikeforce; rep says contract still intact with Showtime (MMA Junkie)
Where Do Fedor Emelianenko And M-1 Global Go From Here? (MMA Nation)


ちなみに、ダナ・ホワイトが記者会見で色々ぶちまけた前日に、スコット・コーカーはゴールデングローリー問題について次のように語っていた。社長さんと課長さんの差はありますな、仕方がないことだけど。

来年半ばくらいまでのテレビの枠に余裕がないんだ。この業界では勝たないと、なかなか次のテレビ枠をもらえない。契約選手は多いし、みんなに試合をして欲しいからね。今年はビッグショーはあと2回しかないし、9月大会はすでにいっぱいだ。12月大会も出来上がりつつあるし、1月大会では決勝戦がある。選手のことを考えても、待ってもらうわけにもいかないだろ。むしろいったんリリースして、他の場所で戦ってもらう方が公正だと思うんだ。






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ネガティブな記事を読みすぎた様に思う。ダナ・ホワイトもファンも、ネガティブなことを言っていた。するとやがて、自分でもそうなのかもしれないと信じ始めるんだ。なぜだか分からない。信じる必要はないのにね。その後、周囲を色々変え始めた。キャンプも新しくしたら、みんなポジティブなんだ。自分で自分を、ネガティブなことでいっぱいにしていたことに気がついたよ。ポジティブにいこうじゃないか、と思うようになって脱出できた。そのあとは次から次へと好転してるよ。





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