UFCが米地上波FOXと契約!【視聴率ビジネスへの転換】

UFCが米地上波FOXと放映契約を締結した模様だと SportsBusiness Daily が伝えた。放映権料は年間9000万ドル、契約期間7~8年、地上波で年間4大会を特番として放送、その他の主要番組(Fight Night, TUFなど)は傘下のケーブル局FXで放送されることになる。さらに傘下のケーブル局 Fuel が他の多くの番組 (UFC Unleashed,Knockouts, を放送することになる。Fuel が UFCチャンネルに改称されると言った噂もあったが、そのようなことにはなりそうにもないという。

Spike、Versus との放送契約は年末で満了、FOX系列での放送は来年初頭からスタートする。Spikeの放映権料は年間3500万ドルだった。UFCが米地上波で放送されるのはこれが初めてのこととなる。

UFCでは、地上波NBCと、傘下ケーブルチャンネルの Versus (来年から NBC Sports Network)およびG4チャンネルと交渉していたが、最近になって決裂したものと見られている。

FXのプライムタイムの平均視聴率は1.1%、米ケーブルチャンネルで第7位、スパイクの視聴率は0.6%なので、UFCにとっては露出が増えることが期待されている。しかしながら、男性18-49歳の視聴者層に強みを持っていたスパイクと違い、FXの視聴者デモグラフィックスは女性や年長層を含め広範囲なものとなっているという。

FXでは、年4回のファイトナイト中継、年2シーズンのTUF、古い試合を編集した1時間番組 Unleashed、PPV告知板組の Countdown などが放送される。Unleashed は一時はSpikeで頻繁に放送されていたが、最近では視聴率が取れなくなり、放送回数が減少していた。

地上波特番にはどんなカードが提供されるのか(PPVを食うことになる面もある)、マッチメークは誰がするのか、地上波番組のプロダクションはどうなるのか、ストライクフォースはどうなるのかなどは、まだまだ流動的な要素である。またUFCを失った Spike や、ストライクフォースとの契約が来年切れる Showtime の動向も,今後活発化していくものとみられる。

ちなみに、WWEが得ている放映権料収入は年間7000万ドルである。

>日本でのUFC中継がどうなっていくのか、別に変わりはないのかなどは現時点では不明。予感としては、さすがに海外向けにはライツの会社をかませていたりするんだろうから、たいした変化はないのではないかなと思うけど(根拠無し)、新設される年4回の地上波特番というのが、日本からはなかなかアクセスしにくい番組になるのではないかという気がする。でもそれって、すごく見たい番組になりそうだ。アメリカでの地上波特番は、どうか電通パワーで、深夜枠でも良いから日本でも地上波に乗らないかなあと思ったりもする。またFOXは日本でも、ドラマ中心のケーブルチャンネルを複数放送しており、秋から新たに有料のBSチャンネルもスタートすることとなっているので、UFC番組が組み込まれることを期待したいところだ。

マニアだけを対象にした、ほぼ純粋なPPVカンパニーだったUFCに、来年からテレビビジネスの要素がより大きく入ってくることになる。FEGと同じように、地上波で視聴率を採らなくてはいけなくなるのである。ハルク的なものやプロレス的なもの、エンタメ要素が色濃く混入してくることは不可避だと思う。成功や失敗の振れ幅もより大きくなっていくだろう。K-1やDynamiteが通ってきた道をUFCがどう歩んでいくのか、日本のファンにとってはニヤニヤするような出来事も増えていくことと思う。それにしても7年契約というのはすごい。毎回、視聴率にビクビクしなくていいということなら、じっくり作っていくこともできるだろう。

(出所)
UFC Agrees To Deal With Fox That Will See Up To Four Events Per Year On Broadcast TV (SportsBusiness Journal)
Report: UFC signs long-term deal with Fox (Dave Meltzer, Yahoo! Sports)




K1地上波消滅へ 大みそかも「難しい」(日刊スポーツ)

この日刊スポーツの記事内容にどれほどの新規性があるのかはよくわからないのだけれども、アメリカでUFCに地上波がついたというニュースが流れたのと同じ日に目にするには、あまりにも寂しい見出しではある。




ダナ・ホワイトのコメント2題。

アリスターがUFCに来て戦うというのであれば、そうしない理由はない。自分はヒョードルのことも追いかけた。最高の選手だともP4Pだとも思わないが、それを証明したかった。アリスターについても、来て欲しくないとか、どこか別の場所に行って欲しいとか、そんなことは思ってない。先週から君らに話してきた背景事情は100%真実だ。ゴールデングローリーの方で気が変わったということなんだろう。考え直すのに、なんで2週間もかかるのかはわからない。事実は事実だ。自分は本当のことをみんなの前で言うが、そのこと自体が彼らには不慣れなことだったのかもしれない。日本人ならこんなふうに正面切って話したりしないからな。でも自分は本当のことを言う。とにかく、彼らの気が変わったのなら、彼らをUFCに呼ぶことは完全に可能だ。(MMA Mania)


(ヴィトー・ベウフォートが「もしあの前蹴りがなければ俺が勝っていた」などとしてタイトル挑戦をアピールしていることについて)
聞いたこともないクレイジーな台詞だな。もしKOされなかったら俺が勝っていただって?ああ、まあ、そりゃそうかもしれないな(笑)

ベウフォートのような男の問題は、確かに世界有数の選手の1人ではあるんだか、一貫性がないんだよ。全部が秋山戦のようだったらいいんだが、強敵を相手にしたときにも、少なくともパンチを放ってくれないとな。

ヴィトーはアンデウソンに前蹴りで30秒でKOされた。どうすれば再戦できるかって?おそらく、まずは秋山戦のようなKOをいくつか見せてもらわないと。(CageWriter)




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