【K-1 WGP】Dirty Old MUSASHI!

K-1 World GPを見ました。まあやはりなんと言っても武蔵。強い。ニタニタしながら余裕かまして入場してきたときには、逆にかなりビビっているからこその強がりにも見えたけれども、結果的には覇気とパワーで押しつぶしたように見えました。いまさらながら、そもそも体格も差があるなあ、とは思いましたけどね。技術的・作戦的には専門家はどう評価するのかな。澤屋敷の負け方は、アーツに負けたのと変わりなかったような気もする。

それにしても武蔵。本人は、ジジイは強い、みたいな台詞を吐いていたけど、本当のジジイから見れば、35歳という微妙な年齢でジジイ面するのはKYでは?といった感想も抱いたけれども、それでもまあ、ジジイが既得権にへばりつく強情さのようなものはよく出ていました。格闘家とサラリーマンが違うのは、ただ醜悪に守っているだけではなくて、ホントにちゃんと勝っているところで、それなら全然オーケーです。ほんとは、一生懸命練習してきました、なんて言ってほしくなかった。それだと普段は練習してないみたいにきこえるし、澤屋敷くらい、練習なんかしなくてもこの通りだ!くらいのポーズは見せても良かったのではないか。天龍が一丁上がり、という感じで手をはたくでしょ。いい悪役になれます。

この危機を乗り越えたことで、安心しすぎて、また呑気な武蔵に戻りそうな気もしなくもないけど・・・油断して中途半端な相手から金的食らって耐える武蔵もまだまだ見たいという微妙な気持ちも。あ、ちなみにこの記事の表題は、武蔵を見ていて、サザンオールスターズの Dirty Old Man という曲を思い起こしたので書きました。あくまで応援してるんですよ。

マーク・ハントはなんだか身体が重そうで、ひどくバッドシェイプじゃなかったですかね。ラスト10秒の大技にひっかかるなんて、らしくないです。勝ったらまたK-1にでなきゃならんしな、とか思ったんじゃないだろうな。

好試合が多くて楽しい放送でしたが、やっぱり90分枠ではボリューム不足ですね。ダビング用にCMカットしたら、正味70分くらいだったし。他にも前田慶次郎とか、気になる試合はあったけど、割愛されちゃってたのはやむを得ない。残念。ただ、HERO'Sみたいに試合をビシビシに詰め込むのではなく、好試合は入場シーンやら国歌吹奏までちゃんと流すことで、ムードを盛り上げて、じっくりと見た気にさせてくれたのは、限られた時間の使い方としては、満足度が高かったです。

武蔵、6月福岡大会に意欲もジャパンGPは改めて拒否=K-1一夜明け
テイシェイラが宣言!「今年中にK-1王者になる」 (スポーツナビ)


谷川氏はシュルトとハントのDREAM出陣を示唆。それにしてもシュルトはこれからどうしますかね。アレックス・ロバーツというのを見ていて、お、大男じゃん、シュルトの相手にどうよ、と思っていたけど、血だらけになって負けちゃったし、テイシェイラさんが戦慄のデビューとなれば良かったんだけど、まあ、仕方ないにせよ、そうでもなかったし。ミルコというのはどうですかねえ。いやあ。リスク高いか。

また谷川氏、視聴率12.8%には「ほっとしている。悪い方向には向かわない」と安堵。12.8%で安堵という評価になるんですかね。ほんとにそうならいいんだけど。

ここ最近のK-1の視聴率がこちらにまとまっています。

4月13日K-1 ワールド GP の視聴率は12.8%(スポーツの視聴率を語るブログ)

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BET’s “Iron Ring” a surprise hit (Yahoo! - Dave Meltzer)

当ブログでも動向を目にしながらも殆ど無視していたのですが、Black Entertainment Television という、黒人向けの米ケーブルテレビで始まった Iron RingというMMA番組の視聴率が大変にいいのだそうです。

先週火曜の夜の放送分は0.76~0.87%、視聴者数90万人で、この週の同局で第二位の視聴率であったほか、UFCを除くほとんどのケーブルテレビによるMMA番組よりも好視聴率であり、UFCのUltimate Fighter に迫ろうかという成績。(比較のために、別の記事によれば、先日のStrikeforce、フランク・シャムロック vs カン・リーの視聴者数は28万人で、期待を大きく下回ったそうです)

番組は、チーム対抗戦というストーリーラインにそって構成されており、チームのリーダーは、Ludacris,、T.I.、 Jim Jones、Juelz Santana、Lil John、Nelly といったセレブ(訳者注 たぶんヒップホップのミュージシャンたちだと思います・・・それもかなり有名な)に、フロイド・メイウエザーがつとめているそうです。視聴者に好評なのはたとえば、リーダーのルダクリスとT.I.が、トライアウトで選手を選抜する際に、異なる考え方を持っていて、険悪な関係になったりしているストーリーラインなのだそうです。試合は打撃のシーンが強調されるように編集されており、地下の酒場で戦っているような雰囲気に作られています。しばしば客席のセレブの姿が映し出されます。一見したところ、MMA中継とは思えないようなものになっているそうです。

UFCの場合、男性視聴者が71%で、その多くが25歳から34歳の層なのだそうですが、Iron Ringの場合、52%が女性で、深夜放送にもかかわらず、半数以上が24歳未満だったのだそうです。UFCとは全く違う客筋に受けていることになります。

番組製作は初期UFC の仕掛け人でもあったキャンベル・マクラーレンらで、Iron RingはWWEを指向していると明言しており、トップ10ファイターの獲得を行う気もなく、UFCと競合する気もない。さらに当面はハードコアなMMAファンに受けるとも思っていないが、長い目で育てることで、徐々に人気に火がつけばいい、と語っています。

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UFC jitters take toll on first-time fighters (Petersborough Examiner)

UFCのオクタゴンに登場するというのはどういうことか、について、興味深い記事がありました。日本人選手たちもこんな気分と戦いながら、試合に臨んでいるのでしょうか。非常に大変だろうなあ、と思う一方で、第三者的には、これもまた、選ばれし者の特権、という感想も持ちます。抄訳。


UFC恐怖症、とよばれる症状がある。ランディ・クートゥアが1997年のUFC13 初登場を振り返る。

「ケージにあがるときには、もうちょっとでパンツがおしっこまみれになるところだった。フェンスをよじ登って逃げ出したいのか、それともこの場で戦いたいのか、どうしたいのかが分からなくなってしまったよ」

多くの選手はUFC登場までに長期間の練習を積み、あこがれを募らせる。いよいよ参戦が決まったら決まったで、負けると消えていく選手もたくさんいることはよく知られている。プレッシャーは強い。

全てのことが未経験。計量。レポーター。さまざまな手続き。

ジョー・ドークセンの初登場は2004年のUFC49。その時点で彼には32戦の戦歴があったというのに、

「世界中のどの大会とも、UFCは全く違っていた。多くのヒトが歩き回っている様子を眺めているのは実に奇妙な気分だった。心から、自分はどこにも属していない様な気がした。周りで起こっていることにすっかり恐れをなしてしまい、試合の用意が出来た、と言う気分には全くならなかった。」

昨年アイルランドで開催されたUFC72に初参戦した38歳、地元出身のコリン・ロビンソンの場合。

「この年になれば、恐れが強すぎて神経が参ってしまう、なんてことはないだろうとは思ってた。ただ予想外だったのは、会場ではつねに、興奮が収まらないんだ。全然リラックスできない。気がついたときには遅かったんだが、ウォームアップで疲れ切ってしまってね。地元では冷静な男として知られていたんだが、とにかく雰囲気に持って行かれてしまった。ベルファストの観客がワイルドすぎてね」


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