破滅型天才芸人ニック・ディアズ最悪の日


ニック・ディアズがGSP戦を外された件、最初は何かの冗談だろうと思った。ラスベガスでの記者会見の直前にロレンゾ・フェルティータが、「ニックが行方不明だ」などとツイートしていたが、ニックのキャラに乗ったネタなんだろう、笑うところなんだろうと思った。ダナ・ホワイトが代打カルロス・コンジットを発表した後も、いやいや、これはあくまで、仕事に出てこないニックへの見せしめで、コンジットはいったん名前を貸しただけで、ニックが今すぐダナに電話して謝り、今後の行動を改めると約束すれば、GSPの対戦相手の座に戻るのではないかと思っていた。ちょうど、おそらくはチキンゲームのなれの果てにいったんはリリースされたアリスターが、またすぐに契約できたように。

ニック自身の釈明ビデオがアップされている。例によって酔っ払ったような口調を懸命に聞き取ってみるとこんな感じになる。覇気はなく、諦めきった様子だ。

いまはストックトンに戻るところ。(空港から市内に戻るハイウエイで運転中のように見える)
サンフランシスコで飛行機に乗って、UFCのプレスイベントに行こうとはしたんだが・・・
UFCはコンジットに戦わせるらしい。GSPによると、コンジットは自分よりより強い相手らしい。
僕は置いていかれた・・・
もうちょっとで殴り合って、歯を何本か折られて、金を稼げたんだが。
ボクシングでもやるかな
金もいるしな。
だれとでもいいし、なんでもやるさ
GSPもいいけど、どうするかな。
ボクシングはやるなと言われてるし。

UFCは金を節約したのかな。
金はもらえないわ、契約にしばられるわ、勝手にディールメーカーがいろいろやってくれるよな
ビューティコンテストには出られなくて悪かったな。

自分は試合から逃げたことなんてないぞ
どうしろというんだ・・・
まあ、そんなとこだよ・・・



レスリング・オブザーバ・ラジオより

役に立たないビデオメッセージだ。他人のせいにしているし、謝罪もしていない。解雇に値するかもしれない。

ニックの契約内容は素晴らしいものだったらしい。ニックは今回、込み込みで200万ドルは失っただろう。この様子では今後とも、巨額の契約に見合う重要な試合は任せられないだろう。かといってアンダーカードで使うわけにも行かない。契約を遂行するのはもはや難しいのではないか。

これまでもドラッグテストを受けに来なかったり、マリファナ使用を認めてしまって試合が出来なくなったこともあった。ショータイムのケン・ハーシュマンもかつては「2度とニックを使わない」といっていた。ニックがプロモーターをスクリューしたのはこれが初めてではない。

うつ病のような精神状態になってしまったのか、それともプロレスラー的な発想だったのか、真意がわからない。

グレッグ・バレンタインやスコット・ホールと似ている。このような騒ぎを繰り返す。それでもプロモーターからは使ってもらえる。

コンジット戦の方が良い試合になるという人もいるが、間違いなく売れるのはニックの方だった。興味深いキャラ、エキサイティングな試合、ニックはついに本領を発揮できるものと思われた。



記者会見でのダナ・ホワイト

ニックが試合の日には姿を現すことに賭けて、この試合を推すべきだというのか。ヤツがまた姿を見せないかもしれないことを思えば、今すぐこの試合を引っ込めるほうがマシだよ。

長い間、ニックについては信頼しきれないところはあった。契約するとき、一定のこと(プロモーション活動)はやってくれとはっきり頼んだ。ヤツは自分の顔を正面からみつめて、やりますとウソをついたんだ。

ニック・ディアズがメインイベントのプレッシャーに絶えられないことは明らかだ。

こんなことになるとは思っていなかった。しかし、何らかの問題が起きるのではないかと、全く思っていなかったかと言えばウソになるのかもな。




シーザー・グレイシーのコメント。この人が、ニックの首に縄でも付けておくべきだったかも。

多くの人がこの試合のために関わってきた。ニックがゲームを演じて、男らしく責任を全うできないことはお恥ずかしい。

ニックはベガス行きの飛行機に乗らなかった。とてもがっかりしている。これまでも色々あったが、今回は最低だ。自分がニックなら、ダナ・ホワイトに謝罪しまくって、タイトル戦に向けて出直すところだが・・・

今回はニックが100%悪い。こういう目にあっても仕方ない。

自分のここ数日はほとんど寝ていない。一人の男を成長させて、いよいよ世界に挑戦させる。こんなチャンスを10年も待っていたんだ。ニックも、この試合のためなら何でもやるといっていた。そして勝ち取ったんだ。なのにこんな風になってしまって・・・




GSP

いろんなことが頭をよぎる。ニックがひょっこり姿を現して悪態をついてくれるのではないかと思っている部分もある。

こんな風にチャンスをフイにする人がいると言うことが理解できないよ。



(出所)
Georges St. Pierre to fight Carlos Condit (ESPN)
Nick Diaz trainer Cesar Gracie on UFC 137 removal: "He got what he deserved" (MMA JUnkie)
Nick Diaz out, Carlos Condit in against champ Georges St-Pierre at UFC 137 (MMA Junkie)

これで終わってしまうには,あまりにももったいないタレントだ。ダナ・ホワイトの処分も分かならくもない。プロモーターにとっては手間もかかるしリスクもある。FOX様の前にはみっともなくてお出しできないだろうが、そこをなんとか、うまく飼い慣らしてくれないものだろうか・・・なにせケージの扉さえ閉まれば、あんなに凄くて色っぽいファイターなのである。破滅型天才芸人のような最後を迎えるのが似合っている気がする人だが、破滅にはまだ早いだろう・・・それと、もし「うつ」が原因なら、今回のショックを受けて、ニックがまた何かをやらかすのではないかとも思われて恐ろしい。なにせオブザーバ情報によれば、ニックは今日、2億円をフイにしたのである・・・。

それにしても、まだ信じられないなあ・・・本当の話なのかなあ、これって。




●レスリング・オブザーバ・ラジオより。UFC日本大会が行われる2月は、通例では通例ではオーストラリア大会で行われる時期に当たる。実は11月にもシドニー大会開催の計画もあったが、結局イギリスのバーミンガムで行うことになったのだそうだ。オーストラリアの2大市場はシドニーとメルボルンであるが、メルボルンのスポーツ当局が、MMAの開催は認めているものの、ケージファイトを嫌っている(リングなら可)という事情があって、いまのところシドニーでしか大会を開けないのも、オーストラリア大会開催のネックになっているとのことだ。




●でかいだけが取り柄とバカにされたアントニオ・ビッグフット・シウバ、ジョシュ・バーネットへのアンサーソング

バーネットには勝って欲しい。なぜって、彼はいい選手だからさ。それに、彼とは決勝で戦いたいと思ってる。きっと向こうは自分とは戦いたくないだろう。コーミエが勝つように祈っているんだろうが、そう簡単にはいかない。

誰にでも得意な分野がある。ドスサントスのパンチ、ノゲイラのグラウンドのようにね。で、ジョシュによると僕の得意分野はサイズだそうだ。まあ、そういうことにしておこう。ときには、きついのはサイズだけじゃないんだよということを教えてやろうじゃないか。






永島勝司氏、心不全及び多臓器不全で緊急入院~無事に回復も医師「1日遅かったらダメでした」(カクトウログ)

Fedor Emelianenko vs. Jeff Monson Set for M-1 Global in Moscow, Russia (MMA Weekly)
開催日はUFC on FOXと同日の11月12日になる公算が強いそうだ。ヒョードルはとにかくここで勝たないと、なんの未来も拓けないのだが、大男モンソン、今のヒョードルにはなかなかの強敵に見える。大丈夫だろうか・・・




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