UFCを憐れむ歌 / アンデウソン・ザ・スーパースター



ボブ・サップが全盛期に月1億稼いでいたという話題が注目を浴びていたが、いまブラジルではアンデウソン・シウバが、ひょっとするとそれくらいの勢いになっているらしいという記事がESPNにあった。抄訳で紹介。


ブラジルでのアンデウソン・シウバのセレブっぷりに拍車がかかっている。
・・・最近シウバは、ブラジル版GQといってよい雑誌「Alfa」の表紙で、「マン・オブ・ジ・イヤー」の一人として登場した。その写真のシウバは、ラテンアメリカのスーパースター俳優と、もっとも派手なビジネスマンに挟まれていた。

・・・2週間前には、アンデウソン・シウバはカナダのポップスター、ジャスティン・ビーバーのリオ公演のステージに、ダンスパートナーとして登場した・・・ブラジルのトップシンガー、Marissa Monte のミュージックビデオにも、ダンスで出演している。

テレビのプライムタイムのインタビュー番組「Programa do jo」への出演、バーガーキングのコマーシャルへの出演、ブラジル版ESPNマガジンの表紙にも登場・・・シウバのスターパワーの上昇は誰の目にも明らかで、いまや天にも届く勢いだ。
・・・・一般に広く知られた選手には他にヴィトー・ベウフォートとアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがいるが、スターとしての輝きは衰え始めている。マネージャのエド・ソアレスによると、アンデウソンの名声が急上昇していくきっかけは、ベウフォート戦の勝利であったという。ベウフォートは、セレブが出演するテレビのリアリティショーをきっかけに、著名なモデル兼ダンサーの Joana Prado と結婚をしたため、もともとメディア人気が高い。そのベウフォートのアゴにシウバの前蹴りが突き刺さったとき、セレブパワーが移っていったように思われたのだった。

36歳のシウバは、すでに引退を匂わせている。引退後に芸能の道に進むことは十分に可能であるように思われる・・・

ブラジルではどこに行っても、シウバの顔から逃れることは難しい。リオ中の商店にはまだUFCのポスターが貼ってあり、シウバの写真が使われている。ニューススタンドはシウバが表紙の雑誌でいっぱいだ。そしてシウバのドキュメンタリー映画「Like Water」も全国公開にむけて準備中である。この映画のプレミア上映が、リオ映画祭の一部として水曜日に行われたが、レッドカーペットに登場したアンデウソンは、殺到するメディアとファンの声援を落ち着いて裁いて見せた・・・

・・・この調子が続くようだと、シウバは、ペレやセナといったレベルのスポーツアイドルになっていく可能性もある・・・ジョセ・アルドやリョート・マチダといった選手も、最近のUFCブラジル大会のおかげもあって人気上昇中ではあるが、彼らがジャスティン・ビーバーとのダンスに招待されるまで、シウバの独壇場は続きそうだ。

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まるでPRIDEの煽りVみたいだ・・・と昨日紹介した UFC on FOX のプロモーション映像は、やはり米MMAサイトでも議論の対象となっている。


ローリング・ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」に乗せて、このプロモーション映像は「レス・イズ・モア」を具現化している。怒鳴り声もないし、いつものUFCっぽいナレーションやカットもない。

個人的にはこの映像は気に入っている。しかし何人かのライト層の意見は分かれた。もう一本の方のビデオと比べると、新しいファンをつかむには緩いというのだ。ライト層が期待しているものとは違うようだ。ダナ・ホワイトは繰り返し、FOX中継は始めて見る人がたくさん来ると言っていた。それなら、このライト層の意見の方が多数派と言うことになるのだろう。

MMAには不幸な現実もある。つまり、このスポーツの枠組みとか雰囲気は、見る側の理解度に合わせていかないと仕方がないのだ。理解度は段々と進化するだろうが、イライラするほどゆっくりとした進化であろう・・・(MMA Nation)


「悪魔を憐れむ歌」歌詞対訳


自己紹介をします

私は財産家で贅沢屋の男です

私は幾世も生きて来ました

多くの人々の魂と信仰を奪いました

キリストが苦しみ 神を疑ったとき

私はそこに居ました

ピラトは手を洗い キリストの宿命を裁いたときも

私はそこに居ました


初めまして 私の名前をご存じですね

私の企みに諸君は戸惑ってますね


ロシア革命のときも

私はペテルブルグに居ました

私は皇帝と大臣たちを殺し

アナスタシア姫は私に空しく悲願した

電撃戦が激化し 死体が臭気を放ったとき

私は戦車に乗り 将軍になった


初めまして 私の名前をご存じですね

私の企みに諸君は戸惑ってますね


出典 ボス&ザ・ウェイラーズのブログ


>「あなたを楽しませてさしあげましょう」という曲を繰り返し流しながらデビューしたDREAMに対して、UFCは自らを悪魔になぞらえるという登場の仕方を選んできた。一見静かなPVだが、その実はさすが、押しが強い。背徳性を逆手にとっているよう 胸騒ぎがある。

これまでのUFCのPVは、デザインはいいんだけど、内容的には平板なものがほとんどだった。余計な情報を伝えるのは陳腐なことだというポリシーでもあるのかと思うほどだった。しかし、今回のPVがPRIDEっぽいと思えたのは、ここで述べられているような引き算の美学だったり、メタファに活用だったりというクリエイティブが入っているところ。PRIDEに比べれば控えめなクリエイティブではあるが、これまでのズッファにはなかった手口に見えることは確かで、変化の芽が見て取れる。


それにしてもこの曲、サントペテルブルグの皇帝を殺す話まで出てくるというのは、本当に出来すぎていてぞっとする。


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「K-1GP開催は困難」イッツ・ショウタイムが声明を発表(スポーツナビ)
ルッツの声明原文はこちら。投資家が3件あって、石井館長の決裁待ちだという説明を、ルッツがしている・・・ルッツの「高みの見物感」や立ち位置がなんとも不可解だ。

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