ニック・ディアズ論【天然プロレスラー】


レスリング・オブザーバ・ラジオ10月30日号から。

A 「ディアズ vs GSP」はPPV100万件のマネーファイトになりそうですね

M  100万はどうか分からないが、ディアズはすっかりクレイジー人間に戻って、大会後記者会見でも金銭面の不平を述べたり、ボクシングに戻りたいと言ってダナ・ホワイトと衝突してみたり、カネが足りないのでスパーリング・パートナーも雇えないとか、フロイド・メイウエザーは2500万ドルも稼いでいるとか、延々と不平を漏らし続けていた。

ニック・ディアズ時代が始まったように思う。クレイジーさはティト・オーティス級だが、加えてどうにも予想不可能なところがある。

ニックの記者会見ではチェール・ソネンも大笑いしていたが、ニック本人は全く笑っておらず、みんなが自分のことを笑うと言って涙を流して怒っているんだよ。

A ニック・ディアズが一人いると随分楽しいですが、二人はいらないでしょうね。

M そうだ。それに、よく注意しないといけない。あのときよくぞ、GSPをリングにあげなかったものだと思う。ニックなら襲いかかっていた。FOXにニックを出すのは避けた方が良い。

A 生中継ではマイクを握らせないことですね。ニックの試合は見たい。でも、FOXで放送するのはやめた方がよい。

M おもしろいよねえ。とにかくニックは記者からも注目の的だったよ。ただ、試合後記者会見に出てくるのが遅くてねえ。コミッションの試合後の尿検査に手間取っていたらしいんだが。

キャリア最大の勝利のあとで、敗戦の言い訳のようなことを延々と言うんだから驚くよねえ。ここにメモがあるんで紹介しよう。ニックは自分でひどい試合をやってしまったと言っていた。パンチをわざと受けた。なぜかはわからない。おそらく以前のような練習をしていないからだ。トップレベルのスパーリングが出来ていればこんなことはなかった。17歳のときから3ヶ月毎に戦っていて、怪我で休んだことなど一度もない、いつも怪我をしたまま戦ってる、きょうは試合に出てくる理由なんか何もなかった、こんな試合をするのはゆううつだ、カネは大してもらえない、ヒザは痛い、太ももも痛い、金持ちの豪邸のそばをランニングして、貧民街に戻ると煙草を拾っている男たちににらまれてアホらしい、家を買いたいが16歳から柔術の練習ばかりしていたので家を買う学校に行けていない、みんな俺のことを笑うが俺は一日中だって文句を言ってられる、今日の試合は無理矢理やらされた、それでいまこの会場にGSPがいる、GSPのことが嫌いだというわけではないが試合を組むために言いたくもないことを言わされた。
まあ、最初から計画があったのかもしれないけどね。

A ディアズに計画(笑)?。プロレス界はニック・ディアズのようなキャラを長い間作れていません。

M UFCにはアスリートはたくさんいるが、ほとんどの人はマーケティングということを理解していない。他方でソネンのようにマーケティングを理解している人もいる。ニックのすごさは、マーケティングなんか何も理解していないが、結果的には圧倒的なカリスマ性を発揮してしまっているところだ。今日だって、もともとの会場人気はBJの方が高かった。でもニックの殺戮行為をみて、ニックへの歓声がドンドン高くなっていった。そして試合が終わる頃には、会場ではGSPチャントが起きていたんだ。すばらしいじゃないか。


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ブラジルの新聞が、ブラジル版TUFは、アンデウソン・シウバとヴィトー・ベウフォートをコーチ役に迎えて、2012年3月に放送開始だと報じた。UFCではこの報道を否定している。報道を流したブラジルの新聞は、UFCを放送することになっているブラジルのテレビ局の傘下の新聞なのだそうだ。

そのアンデウソン・シウバ、別のブラジルでの取材に答えて、あと6~7年間、現役を続けるとコメントしている。テレビの仕事はその後で考える、などとも語っている。マネージャのエド・ソアレスは最近、シウバの現役はあと4試合、UFCとの契約は更新しないといった意向を語っていた。

またアンデウソンはチェール・ソネン戦について、「戦うに値しない男」であると切り捨て、このスポーツの面汚しであると非難している。ソネン戦は1月14日UFC142リオ大会か、2月4日ラスベガス大会で行われるのではないかと期待されているが、レスリング・オブザーバ・ラジオによると、シウバは、ソネンが自分の奥さんのことに触れたことは一線を越えていると激怒、もはやソネンには関わらないと決心したとの説があるらしい。またダナ・ホワイトは、ソネンをブラジルに送り込むのは危険すぎて不可能だと判断しているという説もあるらしい。ソネンの次戦はヴィトー・ベウフォートになるかもしれないとの噂もあるというから情報が錯綜している。

なお1月14日UFC142リオ大会で、「ジョセ・アルド vs チャド・メンデス」のフェザー級タイトル戦が決定した


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ハワイに戻ったBJペン、自らのサイトで心境を明かす

ファンの皆さんの応援に感謝しています。これからしばらくの間、休みを取って、楽しんだり、練習したり、教えたりして過ごしたいと思います。今後のことについては、あらためてお知らせします。

>引退宣言をいったん棚上げ、時間を取って考えてみるという風に読みとれる。なおUFCでは2012年にハワイ大会開催の予定があるとも報じられている。


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カルロス・コンジットの次戦は、「GSP vs ニック」と同じスーパーボール・ウィークエンド大会と見られているが、その対戦相手についてコンジットのマネージャが「カーリーヘアーのブロンド男」になるとツイッターで明かした。ジョシュ・コスチェックのことではないかと見られている。


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MMAが禁止されているアメリカのニューヨーク州での地下格闘技の様子を描いたノンフィクション「Raw Combat - The Underground World of Mixed Martial Arts」(Jim Genia著)が発売された。Peter Strom氏が主宰している「Underground Combat League」(UCL)という団体について、出場選手について描いているそうだ。このUCLからは、フランキー・エドガーを輩出している。


Raw Combat The Underground World of Mixed Martial ArtsRaw Combat The Underground World of Mixed Martial Arts
(2011/10/25)
Jim Genia

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stitch ufc cutman.jpg
スティッチ氏。この人、本当にきっちりと血を止めるよね・・・

UFCの名物カットマン、スティッチ氏が、ミルコ・クロコップとの交流を語る。MMA Junkie

計量の時に、ミルコ・クロコップが私の所にやってきた。そして、日本時代には誰とも話さなかったあのクロコップが、私をハグしてくれたんだ。ミルコは「あんたが自分の手にバンデージを巻いてくれるのかい」と尋ねてきた。「今回が最後の試合になるからさ」

で、私は「もちろんです。特に最後の試合だなんて、私にとっても光栄です。バンデージを巻いて差し上げますよ」と答えた。

ドレッシング・ルームには普段より少し早めに入った。クロコップと私は、向かい合って座って、ゆっくり5分ほどかけておしゃべりをしながらバンデージを巻いた。こんなことは初めてだった。

私は、「引退後にはどうなさるのですか」と聞いてみた。彼は、「ちょっと金でも使うかな」と言っていた。「スティッチ、私はもう疲れたんだよ。最初の試合から数えて、もう20年もやってる。手術は6回。6週間前には練習中にカットしてしまった。」

そして彼はこう続けた。「自分は世界中に旅をしたが、ホテルの部屋で閉じこもっているか、ジムにいるかで、結局何も見ていない。練習中はとにかく練習漬けになっていたからね。そろそろゆっくりと、家族とすごそうかと思うんだ。」正直な言葉を聞いて、私はすっかり心を打たれてしまった。

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野口大輔レフェリーが失踪~鍵をポストに置いたまま2週間前から行方不明。関係者が情報求める(カクトウログ)

新リングスルールはパウンドOKで踏みつけ禁止/前田日明、『プロレス復興支援』の悪質ぶりに怒る(カクトウログ)

確かにあの記事、なーんか上滑り感はあったですね・・・



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