祝!小見川UFC初勝利


UFC138は一部を観戦。小見川初勝利はおめでたい限り。小見川ほどの実力者、ジェイソンヤングなどと言う簡単な男に負けるわけがないとは思っていたが、それにしてもたった1勝でこんなに苦労するものかと思う。小見川自身のキャリア戦績がそうであるように、UFCでもこれから遅咲きの大輪を咲かせてほしいと思う。今回は柔道技がさえていたように見え、それで直接KO出来るわけではないけれど、試合展開をキュッと自分の方に転換させていたように見えた。勝利インタビューの通訳はひどすぎて、本人発言と関係ないことをかなり言っていた。小見川が「ネオ柔道」と言ったときにはなぜか絶句。どうしようもない。

たたずまいもファイトスタイルも馬鹿馬鹿しくて魅力的なクリス・レーベンではあるが、今回ばかりは進境著しいムニョスの前でいささか古くさくうつった。基本的には全局面で負けてしまっていたと思う。今後、コンテンダー戦線復帰を目指すのか、性格俳優でいきていくのか、ちょっと考えどころかもしれない。

今大会は、UFCの大勝負「UFC on FOX1」の前週にあたる海外大会で、アメリカでの放送もPPVではなく、まもなく縁が切れるスパイクTVで放映、プロモーションもあまり熱心に行われていたようにはみえなかった。カードも見るからに弱く、気の毒な谷間の大会との印象も強かった。しかし、WOWOWでみる限り、会場の盛り上がりは大変なもので、メジャー大会の雰囲気だった。地元選手が多数参戦していたことから、現地的には必ずしも弱いラインアップではなかったのかもしれない。会場の熱にあおられるように、メインカードでは一本・KO決着が相次ぐ、迫力のある内容となったようだ。こういうラインアップの組み方が、日本大会を含め、UFCの海外大会での見本になっていくのかもしれない。


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昨日あたり、NHK地上波ではじまった松本人志のコント番組のプロモーションで、BSでは8時間の松本の特集番組が垂れ流されていたが、来週のUFC on FOXも同様に、土曜日夜9時からの1時間のために、FOX傘下チャンネルで延々とプロモーション番組が放送され、あたかも「UFCの日」の様相を呈する模様だ。当日は昼3時からスペイン語チャンネルFox Deprteでケイン・ベラスケスのドキュメンタリー、夜6時から「ベラスケス vs レスナー」再放送、夜7時からはFUELチャンネルでプレファイトショーが放送され、ブロック・レスナーが出演。試合後にもFUELでポストファイトショー。よる8時からはFOX RADIOでも試合の中継が行われるそうだ。

そして、FOX地上波生中継の裏番組では、スパイクTVが「ベラスケス vs レスナー」再放送をぶつけるというから、ややこしくも賑やかだ。


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ロレンゾ・フェルティータのインタビューがUSA TodayFox Newsにあった。あたかも一本のインタビューであるかのように、関連する内容をまとめて抄訳する。


(FOX中継について)

まだまだたくさんのメディアやスポーツファンのなかには、UFCのことをだいたい知ってはいても、「なあ、試合を見たいから家に帰るわ」という風にはなっていないことと思う。われわれが望んでいるのは、何百万もの人がそんな風にUFCを見てくれることなんだ。

・・・はじめてUFCを見た何百万もの人の中で、10万人でもいいから、今後20年間にわたってUFCのお客さんになっていただくことができれば、今回のFOXへの投資はペイするよ。

(海外進出について)

私が今考えているのは、この先5年で、ビジネスの半分を北米、残り半分を北米以外から稼げるようにしたいと言うことなんだ。

今は北米でのビジネスが85~90%をしめる。海外市場に進出するにつれ、収入源は変化していくだろう。ブラジルが好例で、あっというまにカナダを抜いてUFC第2の市場になるだろう。UFC人気が爆発しているんだよ。

ヨーロッパについて言えば、5年前からイギリスに出て行っているが、ここに来て突然、アメリカの2005年のような状況になってきていると感じている。人気のうねりを感じるんだ。ファンは賑やかになりつつあるし、選手は練習をますます進めている。小規模大会が賑わいだしている。爆発前夜の鼓動を感じる。

未進出の欧州市場では、まだまだたくさんの仕事をしないといけない。イタリアなど、正直言ってまだこれからだ。認知度は高くない。スペインではやっとテレビがとれたので、ゼロから作っていく。

アジアに関しては、長期的に投資していかなければならない。アジア各国にはマーシャルアーツの文化があるので、市場進出は可能だと思っている。UFCを目にしさえすれば、気に入ってもらえるし、理解してもらえる。グラウンドゲームは少し知ってもらわないといけない。そこはアメリカと同じだ。

中国進出は急いでいて、まずはマカオ大会で先鞭をつけたいと思っている。すでに、テレビ放送にふさわしい日程を押さえるだけという段階に来ており、2012年中に実現するはずだ。

中国からは何人かの選手をラスベガスに呼んで、1ヶ月間、さまざまなジムで練習させている。何十億もの人口の国なんだから、戦えるヤツはいるだろう。それを見つけるのがわれわれの仕事なんだ。

シンガポールにも力を注いでいる。市場も成長しているので、2013年には大会を行いたい。

(日本市場について)

全般的に、自動車であれ何であれ、どの産業を見ても、日本でのビジネスには苦労している。もちろん成功例もあるが、要するに時間がかかるものだと考えてきた。こちらとしては待ちの姿勢で、日本市場がどう展開していくのかを見極めたい。確かに大きな市場ではあるが、コンペティター同士が刈り取りあっているような状況だし、財務的に強いコンペティターは不在だ。今はわれわれにとって好機なのではないか。

日本の消費者はUFCを気に入ってくれると思う。ただ、日本社会は閉鎖的なので、コンペティターにとってはUFCが日本で成功するところなど、もっとも見たくないものだろう。だから日本のプロモーションに助けてもらえるとは思っていない。

(品質を維持しながら海外進出を進めるためには)

一つ学んだことは、海外にはすばらしい選手がたくさんいると言うことだ。タレントを見つけることは問題にはならない。問題なのは、そのタレントを露出するプラットフォームを用意してやるときに、賢くやらないといけないと言うことだ。そうすればスター選手を育成することが出来るし、海外に行っても内容を薄めないで展開することが出来る。そういうことに注意して仕事をしているよ。


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