DREAM・戦極 戦力分析


DREAMミドル級GPの対戦カードを睨んでいると、やっぱり決定的に選手層が薄い感じがして、勝負へのドキドキ感がもうひとつ、生まれにくいですね。パッとメンバーを見ると、デニス・カーンが一番強いかなあ、と思うけれど、仮に優勝するとしても、その過程でカーンが誰を倒そうとも、大きなインパクトにはなりにくいというか。あるいは、桜庭や田村はとりあえず勝ち残るでしょうけど、勝ち進むにつれて、どこかで不甲斐ない姿をさらしてしまう可能性が強く、そんな決定的なシーンをゴールデンタイムに持って行った方が良いのか、そうではないのか。これって二回戦の組み方のポリシーを問われますよね。まあいくらシナリオを考えても、桜庭がアンドリューさんに負ける可能性だってあるわけではあるけど、いくつかのオプションを決めて覚悟しておかないと、できればプロテクトしたい下心からヘンなレフリングになったりしたら、今回は机を叩く前田も、柳に風の谷川氏もいないわけだから、かなりもめますよ。


で、FightMatrixという、MMA選手のランキングをジッとながめて、今回のミドル級GP選手のレベルを調べてみましょう。このランキングが特に信用できるとか、僕の好みだとか、そういうわけではないんだけど、100位まで発表されていて、この記事の趣旨上便利だったので使っています。

ミドル級(177-190パウンド、80.2-86.1キロ)トップ100に入っているDREAM系の選手は以下の通り。ついでに、戦極系の選手を( )で並べてみました。

(6 三崎和雄)
7 秋山成勲
(11 ジョルジュ・サンチアゴ)
12 フランク・トリッグ
13 デニス・カーン
19 ユン・ドンシク
(35 エヴァンゲリスタ・サントス)
(49 滝本誠)
(50 竹内出)
52 桜庭和志
61 ガレシック
(77 シアー・バハドゥルザダ)
(94 佐々木有生)

うーん、やはり秋山が出ると出ないとではGPの箔が違いますよねえ。というか、こういうものを見てしまうと、秋山はこのグランプリに、選手として単純に興味がもてないんじゃないかと思えてしまいます。ブスタマンチ(25位)、マヌーフ(29位)、ホイス・グレイシー(33位)あたりがGPに参加できると、もう少し重みも出たのかもしれません。この階級には、福田力(56位)、桜井隆太(64位)もいます。Strikeforceやパンクラスとの関係をテコに、戦極が結構良い選手を抑えていることが分かります。

追記:BloddyElbow によると、ブスタマンチは7月のAfflictionの旗揚げ戦で、マット・リンドランドとの対戦の可能性が噂されているようです。

ついで、ライト級(151-162パウンド、68.4-73.4キロ) で同様に調べてみます。

(1 五味隆典)
2 JZカルバン
4 石田光洋
6 青木真也
9 川尻達也
11 ヨアキム・ハンセン
20 エディ・アルバレス
(21 光岡英二)
36 ルイス・ブスカペ
42 宇野薫
43 アンドレ・ジダ
47 朴光哲
60 永田克彦
(69 デュエイン・ラドウィッグ)
71 ブラックマンバ
92 宮田和之

DREAMトーナメント参加16選手のうちベスト10の選手が4人!ベスト100には合計13人がランクインしています。これなら世界中のファン垂涎のトーナメントと言っても過言ではなく、やはりミドル級とは豪華さが明らかに違います。他方で、戦極の五味選手は孤高の1位となっており、対戦相手を見つけることも難しい状況。先日のラドウィッグ戦も、考えようによっては、プロモーターが組むことが出来る最上のカードだったと言えますし、次のコンテンダーとして光岡選手の名前が挙がるのも自然なことに思えます。この階級では、14位のシャオリンがどうしちゃったかな、と気になります。


で、ミドルとライトの間には、ウエルター級(163-176パウンド、73.9-79.8キロ)があります。それも見てみましょう。

10 マッハ桜井
(12 ニック・トンプソン)
(28 北岡悟)
(44 ダン・ホーンバックル)
(46 マイク・パイル)
80 門馬秀貴

うーん、あんまり人材がいません。やれんのか!に出場した32位のルイス・アゼレードの行き先が気になります。マッハも対戦相手がいないですねえ。


ランキングをながめて見ての感想は、とにかくUFCとWECを除き、またEliteXCなどであきらかに忙しそうな人を除くと、知名度のある選手って、ホントにいないんですよ。ダン・ホーンバックルなんて知らないよ!興味なし!とか思っていたけど、よくぞ人材難の中、良い選手を確保してくれた、と改めて思い知らされました。それにしても、よくこの人材難の環境で、選手を長期間拘束するトーナメント企画をやったものだなあと思います。とくにミドル級トーナメントは今年無理にしなくても、もっと選手がそろってからでも良かったでのは、と思えてしまいます。

この人材不足解消のためには、UFC以外のプロモーターと良い関係を作るとか、BodogやHFCといった潰れそうなプロモーターの選手を一本釣りするのが手っ取り早いのでしょうが、もっと抜本的には、UFC系の選手の契約終了を待って、オファー競争に参入するしかありません。時間もお金もかかるでしょうね。

それと、とてもヘンな話ですけど、五味と秋山をトレードすると、ミドル級の戦極、ライト級のDREAMという棲み分けがとてもうまくいくことになります。このままでは、二人の貴重なスターが飼い殺し同然です。移籍とまではいかなくても、たとえば年末に、「秋山 vs 三崎」を戦極で、バーターで「DREAMライト級王者 vs 五味」をDREAMで実現させるというような「お楽しみ」があると、ファンも選手本人もモチベーションが大いに上がるのではないでしょうか。


ちなみに、DREAMではライト級は70キロ以下、ウエルターは76キロ以下、ミドル級は84キロ以下のことを言います。戦極では、ミドル級は83キロ以下となっている他は、DREAMと同じです。

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GSPことジョルジュ・サンピエールが『UFC83』で王者マット・セラを撃破!! UFCウェルター級王座獲得!!(Kamipro)

ちょっと帰宅が遅くなったら、もう動画は削除されまくってる!
うう、ファイルを探さなきゃ。

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