あのときUFCを買収しておくべきだった【スパイクTV回顧】


レスリング・オブザーバ最新号によると、UFC日本大会の前売りは7000枚、164万ドル。オブザーバの表現は「カナダ、イギリス、ブラジル、オーストラリアなどに初進出した際のような瞬間蒸発的な売り上げからはほど遠い」。1ドル80円で計算すると客単価は18000円強。

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UFCに移りたかったというのがやっぱり本音、ギルバート・メレンデス。

あとひと試合やれば、大きなチャンスが待っていると思っていた。数日前までは期待をしていたんだけど、いまはそうではないということがはっきりした。

Showtimeのスポットライトを一身に背負って成長していくしかない。ネガティブになっても仕方ない。楽観的にいくよ。自分の目の前にあるものを最大に活用してね。小さな池の大きな魚だといわれるなら、そこから得られるものを最大限にいただこうじゃないか。



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ミゲール・トレスが最近、不適切なツイートで解雇されたが、これまでUFCで、ネットでの暴言等を理由に解雇された選手には、ウォーマシーンとジェシー・テイラーの2人がいる。

テイラーはインターネット上で、「UFCはダブルスタンダードを使う」と決めつけ、ランページ・ジャクソンが自動車事故を起こしたりしても解雇されないことを批判した。さらに酔っぱらってステーションカジノになだれ込み、俺はUFCファイターだと凄みをきかせたことで解雇された。

ウォーマシーンはインターネット上で、「エバン・タナーは自殺しようとして砂漠に旅立った、タナーの選手生命は終わっていたし、金もなくなっていた」と決めつけ、自殺ではなかったことが明らかになったあとでもなぜか自分の主張を曲げなかった。また、試合オファーを断り、マッチメイカーのジョー・シウバを侮辱した。

なおウォーマシーンはその後、ベラトールと契約したが、インターネット上でオバマ大統領は殺害されるべきだなどと書き、最初の試合に出る前に解雇された。ウォーマシーンはその後、パーティで暴れるなどして収監されるなど荒れたが、現在はベラトールに復帰している。

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Hiroko Yamanaka Excited for Strikeforce, First Fight in America (Video) (MMA Weekly)

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UFCとの放送契約がまもなく終了する米スパイクTV、Kevin Kay 社長インタビューより

Q ここに至るまでに、UFCを買収してしまおう、という話になったことはないのですか

内部ではそんな話もしていたが、UFCに提示したことはないし、本当に真剣な話になっていたとはいえなかったと思う。歴史を振り返ってみれば、最初にロレンゾとフランク、ダナ・ホワイトがUFCのアピールにやって来た頃には、誰も乗ろうとは思わなかった。われわれも最初は、格闘技中継なんてどうすればいいのかわからないし、視聴者に対しても時期尚早なのではないかと回答していたんだ。でも彼らが、Craig Piligian氏(人気リアリティショー「サバイバー」のプロデューサー)を連れてきて、TUFの提案をしてくれたときには、ハハーンと思ったよ。ああ、こうすれば、ファンに格闘技を見せることができるし、キャラも作れるし、ストーリーも語れる。ケージファイターの肉体面も精神面も理解させることができる。視聴者がそういうことを理解すれば、登場人物の成長を追いかけてくれるのではないかと思ったんだ。スパイクTV自体も、当時は成長期だったこともあり、そういう冒険ができた。でも最初は、UFCにお金を払ってもらって放送をすることにした。ファーストシーズンはタイムバイだったんだ。広告枠も買ってもらった。フィナーレ大会(2005年4月の「ボナー vs グリフィン」戦)の直後に、我々はみんなで制作用のトラックの裏に行き、ライセンス契約への切り替えを申し出た。「ボナー vs グリフィン」を見て、コレだ!とみんなが思ったんだ。

TUFのシーズン1は全体的にすばらしかったのだけれども、その後のUFCの成長軌道は誰にもわからなかった。だからまずはライセンス契約にしておいて、そこから作っていこうという考えだった。振り返ってみれば、あのときに買収しておくべきだったのかもしれないね。でもまあ、当時は我々の財務力もそれほどではなかったし、そもそも彼らが買収に応じたかどうかもわからないけどね。


Q 「グリフィン vs. ボナー」戦の後、中継車の裏で将来のことを話し合った、という逸話は本当のことだったんですね。

ああ、そうだよ。ダナとロレンゾの腕をつかんで、「行こう、外で話そう」と誘ったんだ。喜んできてくれたよ。当時のスポーツ部門のトップもその場にいたので、都合4人で、製作用のトレイラーの裏のぬかるみの上で、契約変更を申し出たんだ。


Q 「グリフィン vs. ボナー」戦があそこまですばらしい試合でなかったとしても、やはりロレンゾとフランクを中継車の裏に呼び出しましたか?

いい質問だね。あのときはとにかく試合に興奮していた。シーズン1全体がすばらしかったことには疑問の余地はない。視聴率も毎回アップしていたことだし、継続してやっていきたいという考えに傾いていたのは事実だ。ここでやめるのだとしたアホだとまで思っていた。しかし、あの試合が決定打だった。会場を見渡してみると、観客がみんなメールを打ってるんだ。友達にメールで、「この試合をいますぐ見ろ」って伝えていたんだよ。実際、毎分の視聴率を見ると、試合中にぐんぐんアップしていた。あの会話は早かれ遅かれ、起きていただろう。でも、あの試合と、観客の反応が、われわれをトラックの裏に連れて行ったんだと思う。






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