弾き飛ばされたカーボーイハット 【ネイト vs セラーニ一触即発】


UFC141セミファイナルは「ネイト・ディアズ vs. ドナルド・セラーニ」。この試合の勝者は、ライト級の次期トップコンテンダーになるとも言われている。カーボーイハット姿のトラッシュトーカー、セラーニはWEC時代から6連勝中、ズッファでの14試合で6回のファイトオブザナイトを獲得している。今年はこれで5試合目。ネイトは前回はライト級転向初戦で五味を粉砕して見せた。

両者は10月下旬、UFCの公開練習の場で出くわしている。セラーニは、親友のレナード・ガルシアがネイトと談笑しているところを見て、ネイトに近寄り話しかけた。

(セラーニ)僕はヤツの所に行って、「やあネイト」と話しかけながら握手しようと手をさしのべた。そしたらネイトは僕の手をはたいて、「この役立たず野郎」と言ったんだ。「え、何・・?」と思ったよ。今でもそう思ってる。それ以来状況は変わっていない。僕は戦う用意は出来ているよ。


ネイト)ヤツが友達になろうとしてやってきたから、俺は歩き去っただけさ。いじめたとか、そういうことじゃない。ヤツは俺のことをいじめっ子のように言って悪役に仕立てようとしている。俺は立ち去っただけなんだ。ヤツはちょっと大げさなんだよ。


(ネイト) 仮にあんたが戦う相手が、どこかのストリートで20人を殺したキチガイだとしよう。あんたの腕にかみつきながら、ひどいことを言ったりするが、それでもフェアに戦わないといけない。もしくは、毎週教会に通い、道で会えば「やあ、こんにちわ」と挨拶してくれるナイスガイと戦うのだとしよう。あんたはどっちが戦いやすいと思うんだい?俺はほかのみんなとは違う方を選ぶね。セラーニは自分だけいい気分になりたいだけなんだ。



(セラーニ) 戦う理由がほしいんだろう。どうでもいい。カネをくれるなら、僕は親友とだって戦える。それが仕事だ。ヤツが戦うために何をしようが、何をしゃべろうがかまわない。ヤツの動機も分からんでも無い。




ダナ・ホワイト) こんなことになるかもとは思っていたが、今日の奴らは機嫌が良さそうだったんで、今回は大丈夫だろうと思ってしまった。ネイトがあんな事をしたのは感心しない。試合前の選手同士が触れあうことは好きではない。だから自分はあそこに立ってるんだ。カメラに写りたい訳じゃないんだよ。あんな事が起きないように、あそこにいる。でも今日は、やるべき仕事が出来なかったな。

ディアズ兄弟がやんちゃなことはみんな知っているだろう。でもドナルド・セラーニだって、世界一のナイスガイというわけじゃない。わかるだろ?



・UFC141の事前あおり番組「Countdown to UFC 141」が今回からFOX系列のケーブルチャンネル FUEL TV で放送されることとなったが、第1回放送の視聴者数がわずか1万5千人であったことが明らかになった。「Countdown」は従来はスパイクTVで放送され、平均50万人程度の視聴者数を得ていた。ただしスパイクは1億世帯で視聴可能であるところ、FUELは3600万世帯にしか普及していない。

ダナ・ホワイトは「驚く事じゃない。このチャンネルはそういう数字なんだ。FUELの視聴申し込みは増えている。我々が数字を作っていくんだ」と語っている。実際、UFC放送開始が発表されて以来、FUELの視聴者数は11%も増加している。


・ダナ・ホワイトは、アリスター・オーフレイムの出場が叶わない場合のバックアッププランとして、フランク・ミアに用意していたことを明らかにした。アリスターに欠場の噂など無いと断言していたことについては「嘘だったと認めるよ」と語っている。

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チェール・ソネンが Yahoo Sports 認定「2011年米スポーツ界悪役ベスト10」の第5位に選出された。もちろんMMAからは唯一のランク入り。1位はデビッド・スターンとビリー・ハンター(よくわからないがNBAの労使交渉の当事者みたいだ)、2位はテニスプレイヤーのセリーナ・ウィリアムス(反則や暴言が多い人らしい)などとなっている。

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ロレンゾ・フェルティータのインタビューが Los Angeles Times に。抄訳。

Q FOXでの放送開始、ジョン・ジョーンズの台頭、ブロック・レスナー復帰など、セカンド・ディケードを幸先良くスタートなさっていますね。

そうだ。ただ、最近問題なのは、メインイベント14試合のうち、11試合も流れてしまって、代替選手をたてなければならなかったことだ。呪われているような感じだよ。これでは、計画にそってビジネスを進めていくのが難しい。選手をシャッフルしたり、入れ替えたりしていると、勢いがそがれてしまうんだ。FOXには助けられた。ただ、われわれはそれでも、ボクシングみたいにショーをキャンセルしたりはしていないぞ。負傷がなければ、すぐにでも大躍進を再開するよ。

Q MMAはここ10年でずいぶん注目されるようになりました。このあと、どんな風にMMAを育てていきたいですか。

FOX放送で、まずは新しいファン層が生まれてくることから始めたい。もうそうなりつつある。加えて、ブラジル、アジア、ヨーロッパ、メキシコなどの海外市場にも進出しはじめたところだ。問題はどのように優先順位をつけるかだね。ロンドン、トロント、北京オフィスというインフラも整えた。いろいろ難しいことはあるが、優秀な人材を配して対応しているよ。5年前、われわれは25~30人の会社だった。今では250名体勢だ。

Q FOXとの契約はどんな風に実現したんですか

なにもしていないよ。われわれはまるで、ダンスパーティ会場の美人みたいだった。主なメディア企業がどんどん声をかけてきてくれた。デジタルビデオレコーダーやら、Huluやらの時代には、もはやどんな番組でも好きな時間に視聴できる。しかしスポーツだけは、テレビの生中継こそ必見なんだ。FOXのような会社はふつう何かに飛びついたりしないが、今回の取引は週末だけでできあがってしまったんだ。



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11月20日M-1グローバル・モスクワ大会で1RKO負けしたJose Figueroa選手が、12月9日にカリフォルニア州のMMA興行で再び1RKOされていたことが明らかになった。3週間に2度、KOされてしまったことになる。カリフォルニア州アスレティックコミッションは、試合を許可してしまったことに遺憾の意を表しつつ、Figueroa選手が事前申請書類にモスクワ大会のことを記入しなかったことに原因があると釈明している。

とはいえ、M-1グローバル・モスクワ大会はネットでPPV放送され、試合結果も多くのメディアで報じられていたため、Figueroa選手のKO負けの件は、少し検索しただけでも気がつくはずだった。この点についてコミッションは、コミッションが使っているのはABC(Association of Boxing Commission)のサイトの選手戦績データベースで、その更新が間に合っていなかったと説明している。MMA Fighting

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ジェイソン・メイメム・ミラー、マイケル・ビスピン戦を振り返る。MMA Fighting

(ダナ・ホワイトが、ミラーの解雇の可能性も示唆していたことについて)
それが彼の仕事だからね。最低限の品質保証をしないといけないんだろう。僕が彼でも同じ事をするよ。(試合後にUFCからの連絡はまだないとのこと)

(ひさびさのUFC登場でプレッシャーはあったか)
認めざるを得ないね。入場で歩いているときから、どこかおかしかった。普段の自分ではなかったし、リラックスできていなかった。ビスピンを下げるつもりはないが、あの日の自分のパフォーマンスはベストとは言えなかった。

(1年ぶりの試合で試合勘が戻っていなかったのか)
自分にはそんなことは関係ないと思っていたが、あきらかに試合勘も戻っていなかった。パニクっていたよ。

(1R終わりのインターバルで)
ふつうならスツールに座っていたら、エネルギーが戻ってくる。でもあの日は、深呼吸をしてみても、なんだか自分じゃないみたいだった。どうなってしまったんだろうと思っていた。集中しなおすことができなかった。練習では問題なかった。でもオクタゴンにあがると、全然出来なかった。1分間休憩したせいで、かえって疲れてしまった。



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The 25 Greatest MMA Photos of 2011 (CagePotato)
これは見応えあり。

1月22日「REBELS.10」よりSTJ認定試合開始!(REBELS公式ブログ)






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