UFC日本大会チケット売れ行き動向

カリフォルニア州アスレティックコミッションは、12月16日のストライクフォース大会でHIROKOを16秒で下した女子版バンタム級王者クリス・サイボーグ(26)の試合前薬物検査の結果が陽性であったと公表した。Stanazololというステロイド剤が検出されたもの。

これにより、試合の公式結果はノーコンテストに変更された。またサイボーグには、1年間の出場停止と、2500ドルの罰金が課せられた。

これにともないダナ・ホワイトは、サイボーグの持つバンタム級のベルトを剥奪すると発表した。

Stanazololは注射で摂取した場合2ヶ月で、飲み薬として摂取した場合は3週間で体内から排出されるそうだ。効能としては、パワーを維持しながら減量できると言われている。

勝ったチャンピオンが、その直後にドラッグテストに失格する事例はUFCではこれまで3回ある。2002年のジョシュ・バーネット(クートゥアに勝利)、2003年のティム・シルビア(ガン・マッギーに勝利)、2007年のショーン・シャーク(エルメス・フランカに勝利)で、いずれもベルトは剥奪されている。

出所;
Cristiane 'Cyborg' Santos suspended (ESPN)
Strikeforce women’s champion Santos suspended for steroids (Dave Meltzer, Yahoo! Sports)

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レスリング・オブザーバ最新号による、UFC142ブラジル大会、UFC144日本大会、UFC on FX 2オーストラリア大会の前売り状況は以下の通り。

UFC142(1/14) 10,000枚 230万ドル
UFC144(2/26) 10,000枚 200万ドル
UFC on FX 2(3/3) 9,500枚 200万ドル

オブザーバは、ブラジル大会は前回のような瞬間蒸発とはならなかったものの、十分に強力な売れ行き、日本大会は最初の週に7千枚売れたあとも、コンスタントに伸びているところが良いと評価している。こうして眺めてみると、必ずしも日本大会だけ閑散と悪目立ちという状況ではなさそうだ。

日本のビザの問題のため、出場予定選手に負傷者が出た場合には、時間的にいって、日本在住の選手を調達するしかない可能性が高いそうだ。思わぬ選手のサプライズ出場もありえるかも?

ちなみに「元気ですか!大晦日」の観客動員は、wikiによれば24,606名だったとある。

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レスリング・オブザーバのデイブ・メルツァー記者がMMA Nation Radioに出演、ポスト・レスナー時代のスター選手のあり方について論じている箇所を紹介。


試合に臨むブロック・レスナーはどこか自信なさげに見えた。ヒョードルについても言えることなのだが、ヘビー級ではスピードが少し衰えると、突然にこれまでのようにはやっていけなくなるものなんだ。ブロックは数年間と比べて明らかにスピードが落ちている。いまでも数年前と同じウエイトをリフトアップすることは出来ると思うが、それだけではオールラウンドな選手とは言えない。例外もあるだろうが、アマレスでは34才のヘビー級フリースタイルのゴールドメダリストはほとんど存在しない。あのカレリンでも、32才で引退している。カレリンはグレコの選手だが、それでもブロックより若くして退いているし、カレリンこそフィジカル的には、ブロックを遙かにしのぐ、化け物中の化け物だったんだ。典型的に、ああいう選手たちは、スピードを失うとトップレベルではやっていけなくなり、ほとんどの選手は自ら身を引くことを選ぶ。36才のカレリンが復帰して金メダルを取ることなどありえない。かつての自分なら苦もなく勝ったであろうルーロン・ガードナーに負けて銀メダルに終わったときに、カレリンは今回のブロックと同じように、引退していったんだ。


ブロックがプロレスをやめたのにはたくさんの理由があったが、そのうちのひとつにこんなことがあった。ある日ロッカールームで、40才を超えた大勢のプロレスラーたちに囲まれていて、みんなフェイクの日焼けをしていて、鎮痛剤を飲みながらひどい痛みに耐えているのを見たブロックは、「自分は40歳になっても、やりたいことを何でも出来る自分でいたい。こんな風にぼろぼろになりたくない」と考えて、大金を稼げるプロレスをやめていったのだという。MMAでも同じ事が起きうる。ぼろぼろにされたくないのである。ブロックはシェーン・カーウィン戦で、サバイバルしたとはいえ、ぼろぼろにされかけた。そのときに、「あんまり長く続ける仕事ではないな」と思ったのではないかと思う。トップレベルでやっていく自信があるなら、続けていると思うが、ロイ・ネルソンとかシーク・コンゴといったレベルの選手と戦うために、現役にとどまろうとは思わないのだろう。


(レスナー引退で、UFCがスター不足に陥いることに関して)ジョン・ジョーンズが新たなスターになるのではないか。今年はジョーンズがUFCをキャリーするしかないだろう。GSPは今年はほとんど戦えないし、アンデウソン・シウバだって1回か、せいぜい2回しか試合をしないだろう。アンデウソンも年を取る。アンデウソンは非常に鋭い反射神経で戦う選手だが、そういう選手は30代後半になるとどうしても衰えが始まる。いったんトップから落ちると、陥落は速いだろう。ジョーンズにどうしても必要なのはライバルだ。試合を見るのが待ちきれないくらいのライバル、みんなが話題にするような敵対関係が必要だ。とはいえ、ジョーンズはまだ、期待されているほどのスターではないし、レスナーやGSPのレベルに達するには、まだ何年もかかるだろう。


(UFCは新しいスター選手を作り出せるだろうか)実のところ、スター選手は作り出すのではなくて、現れるものなんだ。大衆をつかむ男が現れれば、UFCが間違いなく察知して、上手にそういう男を持ち上げていくだろう。

ふさわしいルックスがあって、しゃべれる男ならなお良い。ただこのスポーツの難しいところは、誰でも勝てるし誰でも負けるというところにある。ボクシングのように、プロテクトしてイージーファイトを組んで40勝0敗といった記録を作ろうとしても、MMAではうまくいかない。そういう意味ではスター作りは難しい。その裏返しで、MMAファンは敗戦も比較的受け入れると言うことはある。

ジョーンズはスター候補生だが弱みもある。試合は申し分ないが、キャラに弱さがあるのだ。とはいえ、ジョーンズが5年間無敗を続けたら、キャラなどどうでもいい。それで十分、スーパースターだ。

(出所)
Brock Lesnar's Legacy, Diverticulitis' Impact, UFC 141 Talk With Dave Meltzer: Part 1 (MMA Nation)
Brock Lesnar's Absence, Olympic Crossovers, Jon Jones' Star Potential With Dave Meltzer: Part 2 (MMA Nation)

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レスリング・オブザーバ最新号によると、UFC141「レスナー vs オーフレイム」PPV売り上げの初期推定値は、75万件から80万件で、期待をやや上回る程度となっているそうだ。UFCでは当初、年末大会については、大晦日にアブダビで開催することを予定していたのだが、その話が流れて、バックアッププランだったラスベガス大会が行われることとなったのだそうだ。しかも大晦日の夜、ラスベガスのストリップは夜6時頃には店じまいしてしまい閑散となるため、一日繰り上げて30日の金曜日の開催にしたのだという。UFCのPPVが金曜日に行われるのは異例のことであった。

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酒場から出てきて車に乗り込もうとする、酔っぱらって上機嫌のダナ・ホワイトに PopCandies TV というメディアが突撃インタビューを試みている。リンク先に映像。酔っぱらいなので話半分だとしても、主な内容は、

・ブロック・レスナーはWEに行ってもかまわん(WWEが言えていない)
・次のスターはジョンジョーンズ
・今年の目標なんて立てない。子供たち、飲み過ぎるなよ。
・アンデウソン・シウバの次戦は6月、ブラジルで
・ヒョードルは下り坂。ヒョードル・サックス。

この状態での取材にも上機嫌に答えているところは大人だなあと。

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・1月1日(日曜)からUFC関連番組の放送を開始した米FOX系列のケーブルチャンネルFUELの初日の視聴率が、2011年の同チャンネルの日曜日の平均視聴率と比べ、378%増加したと Multichannel News が報じた。プライムタイムに限れば、493%のアップだったという。FUELはこの日、一日中UFC番組を流す「UFCマラソン」を放映した。


・インドネシアのジャカルタで開催されるOneFC2の同日となる2月11日に、 香港・マカオを本拠とするLegend FCプロモーションがマカオ大会をぶつけることが明らかになった。このLegend大会には、日本の中原太陽が出場する。


・GQ誌サイトに掲載されたジナ・カラーノの写真

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ブッチャーが緊急帰国 体調不良でシリーズ帯同を断念=全日本(スポーツナビ)

ブッチャー、大丈夫なのだろうか・・・

今回のブッチャーの「来日→欠場→引退宣言」は、「歩くこともままならないブッチャーが、わざわざ日本のファンにお別れに来てくれた」というのが公式解釈なのだろうけれども、「試合が出来ると売り込んできたから呼んだのに・・・」などという武藤のボヤキも報じられていることをふまえれば、これは完全に想像であるが、ひょっとしてブッチャーは、試合が出来ないことを知りながら、全日本のカネで来日し、出演料的な性格のマネーを受け取ったりグッズを売ろうとしていたのではないか・・・などと妄想してしまう。

しかしその先には、全日本3月両国大会を「ブッチャー引退記念興行」にするという計画もあるらしく(レスリング・オブザーバ最新号による)、そうなると一連の行動は両者合意の上でのプロモーションであるとも考えられる。いまどきブッチャー引退記念?とも思うが、なんでも「ドリー引退興行」のときの動員は悪くなかったらしい。

そのブッチャーがはやくも帰国したというから、身体はもちろん心配だが、お金で揉めたのではないかとか、両国大会はどうなるのかとか、生々しい舞台裏も想像してしまう。

ちなみにブッチャーは、C型肝炎との診断が下されている男であり、アメリカではそのことを知らされずにブッチャーと流血戦を演じてしまったプロレスラーから訴えられていたりする。





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