メイウエザー懲役延期も、パッキャオ戦なお遠し

ドメスティック・バイオレンスの罪で懲役半年が言い渡されているフロイド・メイウエザーに対し、ラスベガスの裁判官が、懲役は6月から開始するものとし、それまでは自由に過ごして良いとの決定を下した。懲役延期の理由として裁判官は、5月5日にメイウエザーが予定しているボクシング戦を行えるように取りはからったと述べている。

この報道を受けて米メディアでは、一転してパッキャオ戦実現確実かとの期待感が大いに高まったが、メイウエザーのマネージャ、Leonard Ellerbeは、メイウエザーが5月5日に戦うのは新進気鋭のメキシコ系サウル・カネロ・アルバレスになる見通しであることを明らかにした。アルバレスは21歳のWBCスーパーウエルター級チャンピオンで、戦績は39勝0敗。Ellerbeは「フロイドの懲役が延期されたことをうれしく思う。これでフロイドは、ラスベガスにメガファイトをお届けし、地域経済に貢献するというお約束を果たすことができる」とコメントしている。(メイウエザーの対戦相手としてはロベルト・ゲレロが有力だという別の報道もある。)

一方パッキャオ側のプロモーター、ボブ・アラムも、メイウエザー陣営と交渉を開始するつもりはないとコメントしている。

マニーは5月か6月に試合をする。そのあと、フロイドが出所していて、マニーも勝っていれば、フロイドとは11月に戦う。マニーの試合予定をフロイドの不確定要素にゆだねるわけにはいかない。



ネット上ではこの動向に失望する記事も多い。BloodyElbowは、「パッキャオ vs メイウエザー」のメガファイト実現に、条件や難癖をつけていたのは、これまではメイウエザーだったが、今回の件でパッキャオ/アラムが悪役に転じたと報じている。

パッキャオの次戦の対戦相手候補としては、ファン・マヌエル・マルケス、ミゲール・コットー、ラモント・ピーターソン、ティム・ブラッドリーなどの名前が挙がっている。


この件についてダナ・ホワイト

もはやボクシング業界で何が起きようと、驚きはしない。フロイドにはよかったんじゃないか。いい弁護士をつけたんだろう。「とりあえず戦わせて、何億も儲けてからでいいじゃないか」ということなんだろ。すばらしいよ。ネバダ州コミッションは、ブタ箱行きを猶予されていたわけでもないチェール・ソネンには、TUFのコーチ役すらやらせなかったんだけどな。



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ダナ・ホワイトが、クリス・サイボーグからタイトルを剥奪するだけでなく、女子145パウンド級自体を無くしてしまうことも検討している事を明らかにした

これに対しスコット・コーカーが、非常に珍しく、ダナ・ホワイト発言のあとに、反論するような形でコメントをしている

いまは145パウンド級を捨ててしまう時ではないと思っている。この階級にはいい選手がまだたくさんいるし、サイボーグの不在を受けて、やる気を高めている選手もいる。ホワイトは、サイボーグがいないなら階級を持っていても仕方がないと発言したらしいが、選手はいるんだ。ジナ・カラーノだってどこかの時点で必ず戻ってくると思っている。ロンダ・ラウジーも、135に落としてはいるが、もともと145の選手だ。



今回の件について、サイボーグは自らのFacebook上で謝罪文を公表しているが、ステロイド摂取は意図的なものではなく、おそらくダイエット目的で使っていた市販のサプリメントに違法成分が紛れ込んでいたと思われると述べている。各種報道はこのような説明をほとんど真に受けていない。

女子選手ロージー・セクストンがこの件について、BloodyElbowに寄稿している。

サイボーグのニュースを聞いたとき、私はなんだか、親からサンタクロースなどいないんだよと言われた10歳の子供のような気持ちになった。ちょっとがっかりしたのと同時に、もう、知らないふりをしなくてもいいような、救われた気持ちもある・・・

・・・MMA業界にいる人にとって、選手がステロイドで陽性になることは、驚きでも何でもない。違法薬物を使っている選手が山ほどいることはみんな知ってる。検査には限界があるから、たいていの場合、ステロイドを使うタイミングに注意したり、マスキング剤を使って難を逃れる。それをやり損ねたときに発覚する。

だから、増強剤はたいした問題ではないと思われている。みんなやってるじゃないか、だからどうしたというんだ?

問題は、これは格闘スポーツだと言うこと。ほかのスポーツなら、テストで失格しても、失うものはプライドだったり地位だったりお金だったりする。MMAでは肉体的なダメージや怪我もついてくる。女子格の場合、ホルモン的にいえば男といえる人が、他の女子を痛めつけている。見ていてしばしば気分が悪くなる。こんな事がこのスポーツにとっても、選手にとっても、いいことだとは思えない。事実上、「ルールを守ると顔面を破壊される」というメッセージになってしまっているのだ・・・



>ホルモン的に男性だったサイボーグにぶん殴られたのが、日本のHIROKOであったこと、そしてその試合結果がノーコンテストに代わったことは、しっかり理解しておきたい。サイボーグはかつて赤野戦でも体重オーバーで試合をしている。ほかの時にはあまりそういうことはないので、これでは日本人を嘗めていると思われても仕方ない。

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ストライクフォースのヘビー級は、GP決勝戦と、プラスもう一試合を行った上で、UFCに移管する旨がすでに発表されているが、その「プラスもう一試合」についてスコット・コーカーが「やっぱし・・・」という内容のコメントをしている。MMA Junkie.

Showtimeは、「トーナメント決勝はやろう。それにもう一試合を加えて、ストライクフォースのヘビー級の足跡を残そう。そのあとで、UFCに送り出してやればいいじゃないか」と言ってくれている。

プラスもう一試合についてはいろいろ考えていたが、みんなUFCでブッキングされてしまった。

(ヒョードルはどうか)それはおもしろい。ヒョードルの予定も知らないし、M-1とも話をしていないけれどね。



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テレ朝でやってた新日本ドーム大会をチビチビ見ている。メインには鈴木みのる。ああ、仕事ができる人なんだなあと思う反面、試合ぶりの方は、なんだか過去の自分のパロディを演じているみたいに見えた。ドーム大会はひとまわり大きく動く必要があるから、誰しも少しづつ、パロディっぽくは見えるのだけれど。あと、後藤という選手は、どうしても個人的に苦手。ちょっと美しくない気が。




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