小見川完敗ブラジル無情・・・【UFC142レビュー】


ユーリ・アルカンタラ def. 小見川道大(ユナニマス・デシジョン)

タイガーウッズのいかれポンチ版と言った、ツルツルなほっぺたの、なんたらかんたらアルカンタラが、酸いも甘いもかぎ分けた豊富な人生経験と格闘家としての知恵を顔面のシワに刻み込んでいる小見川を好きなように圧倒してしまった。僕からすれば、顔とたたずまいですでに小見川の勝ちなのだが、この競技じたい、こんな軽薄なことで決してしまっていいのかと思ったし、小見川ほどの人はこんな場で勝負してやる必要はもうない、などとも思ってしまった。つまり、ここで勝つことが重要か?という風に問題をずらしたくなるほどだったということだ。立っても寝ても圧倒され、3Rにやっとスタミナで上回ったかにみえても、これといった逆転の一手を打つことが出来なかった。

ちなみにこの試合はWOWOWでは放送されなかった。WOWOWはこれまでは、かなり確実に、日本人選手の試合は拾い上げてくれていた。今回からFOXとの契約がスタートし、アメリカでもアンダーカードの放送体制が変わったことと関係があるのだろう。FXやFUELの絵がWOWOWに届いていないということなのかもしれない。今後ともそうなのだとしたら、アンダーカードの日本人選手の試合も必ずしもWOWOWに乗らないことになるのだろう。あるいは、単にまだ映像配信の準備や取り決めが出来ていないというだけのことかもしれない。


エジソン・バルボーサ def. テリー・エティム

むかし川田が三沢にヒットさせ、たしか負傷欠場に追い込んだ、かかと回し蹴りを思い出した。あるいは、食らったエティムが硬直して倒れていく様子には、橋本に蹴られて硬直ダウンした藤波を思い出した。もしエティムが硬直していなかったら、床でひどく頭をうったのではないかと思われた。


カルロ・プラター def. エリック・シウバ

マリオヤマサキさらし首。ある時期のK-1には、こういう検証のやり方をしてくれたら溜飲も下がるんだけどなあ、と思ったことがあったが、実際に見てみると、さほど後味がいいものでもなかった。どんなスポーツであれ、微妙な判定に対して、直後にみんなでビデオを見て、ああこれは違いますね、なんて言い合うなどというのは、それを言っちゃおしまいよというか、不思議な不公平さがあった。
しかし誤審は誤審だと思う。だって、反則パンチがあったと思うなら、まずはタイムをかけて、意図的だと思うなら悪者からポイントを引き、良い者のダメージ回復を待ち、試合を継続させるべきだったと思うからだ。


ヴィトー・ベウフォート def. アンソニー・ジョンソン

個人的にはヴィトーについては、自分勝手なファイトしかしないし、その時々で適当なことしか言わないし、バカ強かバカ弱に割り切った1分くらいの試合しかしないし、うさんくさい人だなあと思っているのだが、まあ、この試合は実際、すごく良い試合だった。暴れ牛を手なずけて、最後は寝かせてしまう手さばきは見事だった。現地人気のすごさもよく分かった。しかし、試合後インタビューはやはり鼻についた・・・


ジョゼ・アルド def. チャド・メンデス

こんな張り詰めた試合のさなかに、ぽっかりと出来た空間をアルドが一気に踏みつぶしたような印象だった。最初見たときには、え?ブレイクを無視して蹴ったの?反則じゃね?と思うくらいの、本当に不思議な、永遠にも思えるような間だった。アルドつええ~という感じはあんまりしなかった。

客席に飛び込むアルドの姿は、全日に復帰して鶴田に勝ったブロディを思い起こさせた。あれって、選手がもっと人気がほしいときにやることである。

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ダナ・ホワイトは計量に失格したアンソニー・ジョンソンについて、これが3度目の失格であったことを考え、おそらく解雇することになると語った


こちらのリンク先にはUFC142直前のダナ・ホワイトのビデオブログがあるが、この中でヴィトー・ベウフォートが丸めたタオルをしきりにガリガリとかじりという、奇妙に印象に残るシーンがある。海外記者のツイートなどによると、減量中の選手はこれをIce in the Towelと称して愛用?しているそうで、タオルの上から氷をかじりまくると、何かを食べているような気分になって気が紛れるのだという。


バンダレイ・シウバ、TUFブラジルが、ブラジル地上波で放送されることについて。おべんちゃらも円熟の境地だ。

だから僕はダナ・ホワイトのファンなんだ。MMAをどんどん新しく育ててくれる。まさにMMA界のスティーブ・ジョブスだよ。



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UFCではかねて、ノンタイトル戦であってもメインイベントは5R戦で行うとの方針を明らかにしていたが、MMA Maniaによると、UFC on FX、UFC on FUEL大会については、今後も3R戦で行う事になるそうだ。PPVとUFC on FOXでは、メインは必ず5R戦になるという。

ところで、ダン・ヘンダーソンは最近、スウェーデンでのホジェリオとの試合を断った理由を次のように語っていた。

どうもダナには、ラシャドと自分と、どちらを先にするか(ジョーンズへの挑戦)で迷っているような印象がある。リトルノゲイラ戦のオファーはたしかにあったが、それではファンに興味を持ってもらえないと思ったし、5R戦に備えるには時間も足りないので断った。今はジョーンズとの試合を優先したい。リトルノグ戦を挟んでいたら、また8~9ヶ月待たないといけない。

アクティブに試合をしていたいけれど、ちょっと待つのもかまわない。まずラシャド戦を見て、そこから考えていこう。練習の時間も取れる。ちなみに「3R戦だったら考えてみるよ」とは伝えてある。



基本的には、ビッグファイト(ノゲイラ戦)ではなく、さらにビッグファイト(ジョーンズ戦)を寄こせと言っているわけだが、CagePotatoは、こういうことを言う選手は、しばしば試合を棚上げにされるものだと分析している。たしかにダンヘンはこれまでにも、マッチメークやファイトマネーの注文が多い人だという印象はある。なおノゲイラ戦はUFC on FUEL 2で組まれたものなので、今回の報道を踏まえれば、実は3R戦だったということになり、ダンヘンの根拠が奇妙なタイミングで崩されてしまっているのも気になる。

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1月28日のFOX大会で、チェール・ソネンがCMパンクを帯同して入場するという計画はどうやら流れることになるようだとFigure Four Weeklyが伝えている。両選手はそれぞれUFCとWWEから許可を得ていたが、どうやらビンス・マクマホンの気が変わったらしいとのことだ


ProElite1月21日ホノルル大会にはミノワマンが出場するが、ProEliteでは、ミノワマンと同じ、赤い海パン一丁で来場した観客には、ProEliteのチケットを一生無料で提供するという奇妙な販促キャンペーンをアナウンスした


New Era (THE SLEEP TALKER - シュウの寝言)
いまのベラトールにはカネがあるという話。これはちょっとびっくりしました。


検索から見た大みそかの格闘技イベント(Yahoo! Japan)
検索ワード6位がリオンだというのがうすら寒い。マニアしか検索していないということでは・・・?






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