UFC大会キャンセルの背景


フロイド・メイウエザーが、直接マニー・パッキャオに電話をかけて、「5月5日にラスベガスで戦おう」と説得した模様だとYahoo Sportsが伝えている。

メイウエザーはDVの罪で90日間の懲役を言い渡されているが、メイウエザーの弁護士が、「メイウエザーには5月5日に試合をする。MGMグランドとの契約もある。試合後には怪我の治療などに3週間かかる。懲役はそのあとにしてほしい」などと交渉したことが認められ、懲役が6月1日からに延期されたのだという。メイウエザーには法的に5月5日に戦う義務がある。

しかしながら、パッキャオのプロモーター、ボブ・アラムは、5月26日であればメイウエザーと戦うとしている。その理由として、パッキャオにはカットした箇所があって、怪我の回復が5月上旬には間に合わないということと、ラスベガスに4万人収容の臨時スタジアムを作るために時間が必要だということをあげている。

メイウエザーからの電話を受けたパッキャオは、フィリピンのメディアに対して、ファイトマネーについては50-50でハッピーだよ、などと語っているという。

メイウエザーは、もしパッキャオ戦が実現しない場合には、これまで報じられてきたロバート・ゲレーロでもサウル・アルバレスでもなく、セルヒオ・マルチネスと戦うことになるだろうと述べている。ボブ・アラムは、もしメイウエザーが5月26日を飲めないなら、パッキャオは6月9日に別の選手と、ラスベガスの臨時スタジアムで戦うことになると述べている。

(出所)
Mayweather on Pacman: May 5 or bust(Kevin Iole, Yahoo! Sports)

Mayweather takes his case to Pacman(Kevin Iole, Yahoo! Sports)

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UFC142リオ大会でのエリック・シウバの反則負けについて、UFCのルール担当マーク・ラトナーが正式裁定を発表している。「レフリーが口頭注意を与えたにもかかわらず、シウバが意図的に打撃を続けたことは、反則にあたる。見直しを行うべきレフリングではなく、シウバの反則負けは有効である。ズッファでは最近、自社でレギュレーションを行う海外大会で、ビデオのインスタントリプレイを採用することにした。MMAの関係諸氏に、インスタントリプレイの実施可能性と有効性を検討してほしいからである。シウバープレイター戦では、インスタントリプレイによって裁定が覆ることはなかったが、それでもレフリーにとって、そしてこのスポーツにとって有益だったと考えている」


>インスタントリプレイが有益であることはよく分かったが、あのレフリーのさらし方を見て、「おお、これは良いシステムだ、導入しよう」と思うコミッションなど存在しないのではないだろうか・・・コミッションは役人だから、もうちょっと責任が曖昧に見えるように工夫してあげないと・・・

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Yahoo SportsがUFC145モントリオール大会中止について分析している。

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この大会中止によって、UFC144日本大会と、UFC145アトランタ大会までの間に、8週間という間隔が開くこととなった。6年前、UFC56と57の間が11週開いて以来のことである。

どの時点においても、使えるスター選手の数は限られている。同時に、怪我の選手は増えており、大会のペースはどんどん増えてきている。ケーブルチャンネルでのライブショーなら増加しても問題はない。それらの大会に、スター選手を起用する必要はないからだ・・・しかし、18大会(14PPV大会、4FOX大会)は、それではすまない。トップ選手が引退したり、試合数が限定されてしまっているときに、それに代わるような新しいスター選手がまだ十分にそろっていないというこの移行期に、UFCは今年、これまでにないほど、ビッグショーを連発する必要があるのだ。

チャンピオンのうち3人、フランキー・エドガー、ジョセ・アルド、ドミニク・クルーズは、まだまだ動員力は弱いのが実態だ。その意味では、最大の動員力を誇るブロック・レスナーの引退は、タイミング的にはとても痛かった。さらに、動員力ナンバー2のジョルジュ・サンピエールもおそらくは11月まで欠場するし、アンデウソン・シウバは肩と腰を負傷している。

さらに、PPV購入者も、UFCブランドの全大会を買うようなことはなくなり、ビッグマッチだけを選んで買うような傾向が高まっている。

おまけに、FOXでの視聴率も取らなければならない・・・理論上、FOX特番とPPVは完璧なシナジー効果を出すことになっている。FOXのプライムタイム特番で、世間にすばらしい試合を提供し、スター選手を作る。そしてその選手が、次回PPVのメインイベントを飾る。ただその仕組みも、多くの視聴者が見たがるようなコンテンダーを育てて、うまく大スターと対戦させられるかどうかにかかっている。大スター同士が戦っている場合ではないからである。

ビッグファイトはあくまでもPPVで実現させなければならない。UFCの資金力の源は、放映権料ではなくPPV売り上げだからである。2012年には14のPPV大会が予定されている。そこそこの試合で高い売り上げを上げられる時代は終わった。そして、ビッグファイトの数は限られているのだ・・・

・・・UFCカナダ大会中止によって思わぬ恩恵を被りそうなのはWWEである。WWE社内の研究によると、UFCのPPVがWWEのPPVの前日ないし前週に行われる場合、WWEの数字に損害が出る事が分かっている。レッスルマニアはUFCカナダ大会の8日後に予定されていた。WWEでは、みんなで集まってプロレスのPPVを見なくなってしまった人たちも、年にいちど、レッスルマニアだけは見ると考えている。しかし、前の週にUFCがあると、UFCを見るのも同じ人たちなので、2週連続で見ることはないと考えているのだ・・・

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よゐ子の格闘技興行入門 (電脳如是我聞 - 長尾メモ8 weblog)
オブザーバは、チケットがコンスタントに伸びていて、なかなか感心だと書いているのだけれど、淡々と訳出しながら、はあ、そんな売れ方をするものなのだろうか?とか、先週や今週、そんなに売れる理由はあったかなあとか、不思議には思っていた。これで腑に落ちた。

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RENA目線のGet Sportsと、神村目線のサムライ「Fighting Girls」を見た。両者のライバル心の強さ、勝ってどれくらいうれしいか、負けてどれくらい悔しいか、そのへんのことはもうこれは完全に合わせ鏡で、ずれが無くて、どちら目線で見ても本当に良くできた話だなあとうっとりしてくる。

地上波のGet Sportsを見ていると、やっぱりRENAの「世間への届き方」の強さのようなものを感じてならない。これって結局、可愛い顔は得をするということなのかなあ。いまや「シュートボクシング」よりも「RENA」の方が上位概念に見えてくるほどである。

限られた時間しかないことは分かるのだけれど、Get Sportsでは、もう少しだけ、神村をモンスターとして丁寧に描いてほしかった。あの試合は、ほとんど誰もが、モンスター神村が勝つだろうと思っていた中で行われたことこそがポイントだったと思うからだ。

RENAは風邪でもひいていたのか、デジタル変換後のジナ・カラーノもびっくりのハスキーボイスでの登場となっていた。声だけを取り上げると、ノドが酒焼けした大阪のおばちゃんにも聞こえたが(きっとRENAの中には、そんな成分がちゃんと入っているんだろうなとは思うけど)、それすら好ましいプラス要素に思われた。同時に、あの10数分のドキュメンタリーの中で、神村のほうもどんどん可愛くなっていく(見えてくる?)のも、また麻薬的であった。ほんと、AKBの選挙ではないが、若い2人には残酷な面もありつつ、だからこそ見る側にとっては、ありがたくも愉しいライバル関係だなあと思う。





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