UFC中堅選手のファイトマネーの現実

UFC選手のファイトマネーについてのドキュメンタリーを製作・放映し、ダナ・ホワイトからフルスイングの反撃を食らったESPNのジョン・バー氏がネットラジオに出演して思いを語っている。あまりに正しくて、なんだか気の毒である。

彼らの広報をするのが僕らの仕事じゃないんだ。むかし、ニュースのディレクターからこんな風に教わったことがある。「広報は真実をゆがませる。君は真実を報告しろ。」これだとまるで僕は真実・正義のために戦ってるみたいに聞こえるかもしれないけど、でもつまるところ、それがみんなのほしいもの、聞きたいことだろう?われわれがこういうアジェンダを取り上げたことを理解してくれている人もいる。UFCがFOXと契約したからESPNが反撃していると考える陰謀論者もいる。

僕の過去のストーリーを見直してくれれば、僕はNFLに批判的な番組も作ってる。最近はNBAの審判の質について批判した。ESPNは毎年たくさんの金額をNBAに払っているが、それとこれとは関係ない。これはジャーナリズムの問題なんだ。僕らはこれまで、そんなにMMAのことは扱ってきていないが、そのわずか数回について、UFCのサクラのようには振るまわなかったと言うことで、攻撃を受けている。でもそんなレポーターにはなりたくないんだ。



同じく、UFC選手のファイトマネー問題を分析したレスリング・オブザーバ最新号の記事より、ごく一部を抄訳。

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比較的よく知られているようなミッドレベルの選手でも、たとえばクリストフ・ソシンスキーのように、UFCのファイトマネーでは家族を支えられないとして、引退を語るような選手もいる。UFCファイターの年収の中間値は、3万ドルから8万5千ドルといったところだ。勝ったか負けたか、怪我をしたかしなかったか、年3試合できたかどうかなどによって大きくかわってくる。フェルティータも認めていることだが、平均するとUFC所属選手の年間試合数は1.6試合にとどまっている。だから多くの選手にとって、小規模大会で4万ドル程度、通常6万5千ドル程度、大規模大会では6桁にもなろうかという、ファイトオブザナイトなどのパフォーマンスボーナスが重要なのである。ときには選手同士で、ボーナスねらいの全力ファイトを約束しあうこともある。それが必ずしも、自分らしいゲームプランではないとしてもである。

スポンサーマネーもあるにはあるのだが、近年は干上がっているのが実態だ。不景気のせいもあるが、UFCのルール変更によって、選手のスポンサーになりたい企業は、まずUFCに年間10万ドル程度の費用を支払わなければならなくなったこともある。これにより、馴染みの選手に5千ドルや1万ドル程度提供したいと考えているローカル企業や小規模なスポンサーは閉め出されてしまうし、大規模なスポンサーでも、予算のかなりの部分がUFCへの支払いで消えてしまうことになる。UFCに言わせれば、主催者に支払うことなく、テレビやPPVで宣伝が出来るスポーツなど、どこにもないということになる。それもたしかにそうなのである。

年収5万ドルの選手であっても、収入の2~3割はマネージャやトレイナーに支払わなければならない。生活は一般に思われれているのとは違っている。現役生活だって長くはない。匿名のUFCファイターによると、元UFCファイターで、破産する人が近年増えているのだという。UFCファイターより稼ぎがいいはずの、NFLのプレイヤーや、トップレベルのボクサーでも、引退後数年で破産が報じられる人は増えている。だからわれわれは、PRIDE時代からのスター選手が40歳代になって、経済的に立ち行かなくなっていたり、負傷を押してまだ戦っていたりする姿を目にするのである・・・

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Fighters OnlyのK-1情報はあんまり確度が高くないけれど、「K-1 RESURGENCE IMMINENT?」という記事が最近掲載された。ポイントは下記の通り。

・ゴールデングローリーとトータルスポーツアジアがパートナーシップを組んで、K-1の未払いファイトマネーを肩代わり返済することにした。交換条件として、それらの選手はゴールデングローリーが設立するプロモーション「グローリー・ワールドシリーズ」と独占契約を結ぶ。

・これまでにそのような取引を終えた選手は、セーム・シュルト、グーカン・サキ、エロール・ジマーマン、Sergei Charitonの4選手。いずれも、もともとゴールデングローリー所属選手である。

・「グローリー・ワールドシリーズ」は3月23日にモスクワで旗揚げ戦を行う。「エロール・ジマーマン vs ジェロム・レバンナ」戦が行われるほか、出場予定選手はセーム・シュルト、セルゲイ・ハリトーノフ、Robin van Roosmalen、Igor Jurkovic、Maxim Vorovski。またDenis StojnicもMMAルールで参戦する。

・「グローリー・ワールドシリーズ」は70キロ、85キロ、ヘビー級の3階級で展開、優勝賞金はそれぞれ30万ドル、30万ドル、40万ドルで、合計100万ドル。

・バス・ブーン氏は、未払い金をもらえるという取引は、他の元FEGファイターにとっても魅力的であるはずだとして、「アーツ、ペトロシアン、ブアカーオ、ジャディブ、テイシェイラなどもまもなく追従してくれると思う」としている。It's Showtime所属のペトロシアンの名前を挙げたことは、宣戦布告にも見える。

・K1では石井氏と谷川氏の内部紛争が長引いている。石井氏はゴールデングローリーにつき、谷川氏はMr.Kimという在日韓国人を頼っている。

(参照)K-1著名選手が参加  TSAとGGが提携で開催

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UFCに本大会で日沖と対戦するバート・パラツェウスキーのコメント。MMA Junkie.

日沖のUFCデビュー戦?あれは日沖の負けだろう。折れに言わせれば、2Rと3Rを取られていた。ループにへろへろにされていたじゃないか。日沖はループのプレッシャーを扱い切れていなかった。大舞台で緊張していたという人もいるが、あれでどこかのプロモーションのチャンピオンだったのかい?

実力と言うより、人気先行だね。日沖のスタンドはゼロだ。一度ならず、倒されていたし、あれで倒れるなら、俺の一撃でおねんねだ。ヤツの修斗での試合も見たが、ヤツがフィニッシュされない唯一の理由は、カウント8で立ち上がっていることだ。

日沖は俺をテイクダウンできない。そこまでのフィジカルを持っていない。ループをテイクダウンするにも四苦八苦していたが、俺はもっとフィジカルが強い。パウンドもサブミッションもトライすらしない。あいつはオーバーレイトな選手だよ。



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●ブラジルのJungleFight主宰者ヴァリッジ・イズマイウが、今度はブラジルで女子格プロモーションを立ち上げ、1月29日に旗揚げ戦を行う。団体名はなんとPink Fight MMA。Maria Elisabete “Beth” Tavares vs. Kalindra Carvalho Fariaというのがメインイベントなのだそうだ。CagePotato.


●ロンダ・ラウジー、ケーブル局のインタビューに答えて。CagePotato。

私はこの地球上で、武器を使わない、もっとも危険な女性だと思っている。(スタジオを見渡して)ひとりずつを相手に出来るなら、文字通りこの部屋にいる全員を素手で殺せると思うわ。もちろんやらないけれど、あえて言えば、出来るという事よ。




●UFCに敵対している調理人労働組合が立ち上げた、UFC on FOX 2反対運動サイト。ラシャドやソネンの、「そこだけ切り取ると人でなし」発言を大きく取り上げ、「UFCはpプライムタイム不適格、FOXにUFC放送中止を訴えよう」と呼びかけている。


コミッションより関係各位への通達【重要】(J-SHOOTO)
部外者には、具体滝に何を言おうとしておるのか、まるで分からないけれども、何かおかしな雰囲気だな、また内部分裂圧力が出てきているのかな、という風に受け取らざるをえない。
前回揉めていたのはちょうど1年前くらいだったか。また買収打診でもきたのだろうか。


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