「ダナ・ホワイト vs ハッカー」クロニクル

すでに広く伝えられているが、ニック・ディアズのUFC143試合後の尿検査の結果、マリファナが検出され、実現寸前だった「コンジット vs. ディアズ2」は泡と消えた。

ネバダ州では一般的に、マリファナ陽性による出場停止処分は半年、罰金はファイトマネーの20%である。ただニックの場合、2007年の五味戦でもマリファナ陽性となったことがあり、2度目となる。ボクサーなどの前例を踏まえると、2度目の場合、出場停止は1年、罰金はファイトマネーの40%になる可能性もある(ニックのファイトマネーは20万ドルだったので、実に8万ドルの罰金となる)。正式裁定はヒアリング(2月22日)を経て決定される。

ダナ・ホワイトは「ディアズがマリファナで陽性になったことに深く失望している。事態はネバダ州コミッションの手に移った」とコメント。

レスリング・オブザーバ・ラジオによると、コンジットはファイトマネーの大幅上積みの提示をのんで、ディアズ戦にサインをしたばかりだったという。コンジットは昨年7月にキム・ドンヒュンを跳び膝蹴りでKOしたあと、10月のUFC137でBJペン戦が組まれたが、ニックの記者会見ドタキャンのあおりで、対戦相手がGSPに変更、その数日後、今度はGSPの負傷欠場により試合じたいがなくなった。今回のUFC143でももともとはコスチェック戦が組まれていたが、GSPの負傷欠場のため、ニック戦に代わったという経緯があった。思えば、コンジット自身は、何もドタキャンせず、怪我もせず、何の落ち度もないのに、次から次へとやってくる半端無くしんどいオファーを全部受けていることになる。

同ラジオショーでは、マリファナが試合にどう影響するのかは別として、連邦レベルでは明確に禁じられている薬物であり、どのスポーツでも禁じられていること、そしてマリファナを吸っているのはディアズだけではないが、失格するのはディアズだけであることは問題だと分析している。またディアズは、今回ネバダで2度目の失格となったが、ストライクフォース時代にも、表面化はしなかったものの、指定された検査を2度すっぽかしたことがあり、同じ失敗を4度繰り返している、これにはうんざりもするが、それにもかかわらずニックにはチャンスが与えられ続けているし、今回も1年後にはチャンスが与えられるだろうと指摘している。


ソース Figure 4 OnlineYahoo! Sports

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「コンジット vs. ディアズ」はどちらが勝ったと思うか?という質問への回答を国別に表示したマップ。UFC公式サイトに一時掲載されていたものをキャプチャしたらしい。味わい深い。

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Figure 4 Onlineによると、「ジュニオール・ドス・サントス vs. アリスター・オーフレイム」のヘビー級タイトル戦が5月26日UFC146ラスベガス大会で、「ドミニク・クルーズ vs. ユライア・フェイバー 」のバンタム級タイトル戦が7月7日UFC148 ラスベガス大会で行われることが、ロレンゾ・フェルティータのツイートで明らかになった。この件を含め、「海外MMAスケジュール」ページを更新!。

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旧聞だが1月下旬にUFCの公式サイトがハッキングされるという出来事があった。ダナ・ホワイトは久々に牙を全開にむき出してハッカーを挑発、ハッカーもこれに応戦しホワイトの携帯番号をさらすなどの事態に発展したが、その後老女や警官やメイヘムミラーを巻き込みながら、事態はどう収拾したのかしていないのか、ここのところ報道が無く、不明な状況となっている。日付順にまとめてみた。

1月22日 
UFC公式サイトが「地下ナチ・ハッカーグループ」を名乗る何者かにハッキングされる。UFCがSOPA(Stop Online Piracy Act)を指示していることに対する報復措置とされた。

ダナ・ホワイト、各種インタビューでハッカーを挑発。

あのハッカー連中は自分たちがクールでおもしろいと思っているんだろう。こちらでは事態を十分に把握している。おまえのことなど恐れはしない。好きなようにやればいい。何も怖くない。(International Business Times)



ハッカーとダナ・ホワイトがツイッター上で戦争。ハッカーはさらなる攻撃を予告。

ホワイト「臆病者はネットで隠れる。少なくともこちらは、スクリーンネームなど使わずに、公共の場で語っている」
「やつらは今夜、自分を追ってくると言っている。それはテロリズムだ。おれはここにいるぞ」


ハッカー「おまえのサイトになどもはや興味はない。おまえに興味がある。今夜おもしろいことを起こしてやる」



1月26日
ハッカーがダナ・ホワイトの個人情報をさらす。自宅住所、電話番号、社会保障番号などをふくむ。

1月27日
「S3ever.exe」を名乗るハッカーが、UFCサイトのハッキング第2弾を実施。UFC.comとUFC.tvに侵入し、ユーザーの個人情報やクレジットカード情報を盗み出したとしており、ダナ・ホワイトがこれ以上挑発するようならトレントサイトに情報を公開すると脅迫。

ついでにジェイソン・メイヘム・ミラーのサイトも一時ハックされた。

ダナ・ホワイト、記者会見で。

もっとハックしてみろ。またやれ。今夜やれ。

SOPAは完璧な法律かと言われれば、答えはNOだ。われわれが関心を持っているのはパイレシーだ。パイレシーは泥棒なんだ。PPVを盗むのは、店に押し入って金野時計を盗むのと何も変わらない。

こいつらはいまやテロリストのようになってきた。この法律はもうすぐ死ぬが、そのせいでまた生き返ってくるだろう。自分はインターネットをおそれない。インターネットが好きなんだ。楽しい場所なんだ。おまえのことも恐れない。

大企業やら政府のサイトをハックしているようだが、おかげで政治家がインターネットを怖がり始めているし、怒り始めている。誰もがよく理解した方がいい。インターネットには勝てないし、政府にも勝てない。その喧嘩は必ず負けるんだ。



ズッファ、顧客情報の漏洩はないと明言

ハッカーが公開した個人情報が、実はダナ・ホワイトのものではなく、ラスベガス在住の老女のものであったことが判明。



個人情報をさらされたあわれなJulie Breelerさん

これは私の電話番号ですよ。みなさん、ダナ・ホワイトはここにはいませんよ。
20年前にこの家に住んでいた人の名前はダナでした。そして彼女はホワイトキャットを飼っていました。だから間違えたんじゃないですか。
外で音がするたびに頭がおかしくなりそうで、夜も眠れません。



1月29日
「S3ever.exe」を名乗るハッカーのインタビュー記事がSoftpediaというサイトに掲載される。オーストラリア在住の13歳であると紹介されている(真に受ける向きは少ない)。

ダナ・ホワイトは、騒動のあおりを受けた老女にわびを入れる。

オンライン・テロリストの仕業ではあるが、ご迷惑をおかけしていることをわびに行った。



ダナ・ホワイトが尋ねてきたときのBreelerさん

ドアを開ける前に銃を用意していた。ドアを開けて「はあ?」というと、「こんにちわ、ダナ・ホワイトです!」と返事があった。



1月31日
カリフォルニア州在住のUFCファンである警察官がツイッターでダナ・ホワイト支持を表明、ハッカーたちを銃で逮捕してやるなどと語ったところ、勤務先のリッチモンド警察に苦情が殺到。警察署長「今回たくさんのご意見を頂いていることは承知しています。内部での調査を始めました。もし服務規程違反が判明すれば、適切に対処します」

(引用)

'Anonymous' hackers reveal wrong info, UFCs Dana White visits innocent victim to apologize for 'online terrorists' (MMA Mania)

'Anonymous' hackers release video of second UFC attack; claim 'Stage 1' is complete (MMA Mania)

Dana White to UFC.com hackers: Try it again (USA Today)

Hackers Answer Dana White's Challenge, Release Personal Information And Deface UFC.tv (MMA Nation)

Joining Dana White's Feud With Anonymous May Cost Cop His Job (bloodyElbow)



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