熱戦!「エレンバーガー vs. サンチェス」


UFC on FUEL大会後のダナ・ホワイトインタビュー

Q 「エレンバーガー vs. サンチェス」はどうして5R戦ではなかったのですか。

いや、5R戦で行うべきだった。やっちまったな。失敗した。今後はメインイベントは、契約で別途定めていない限り、5Rでいく。

Q 5R戦であればサンチェスが逆転勝ちできたでしょうか。

そうは思わない人もいるだろうけどな。

Q エレンバーガーのパフォーマンスは圧倒的ですね。

サンチェスはいくら殴っても倒れることのないゾンビだ。エレンバーガーにとって大きな勝利だ。

Q エレンバーガーの次戦はどうなりますか。

(流れで言えばコンジットがいいのかもしれないが)自分がコンジットなら、GSP戦まで待つだろうな。ふつうそうするだろう。コンジットはすでにエレンバーガーに勝っているということもある。5月に「コスチェック vs. ヘンドリックス」もある。この階級はその結果を見てから考えよう。

Q サンチェスはライト級に転向すべきとの声もありますね。

本人も記者会見でそう言っていた。計量に失敗したこともないし、試合もいつもおもしろい。やりたいようにやってほしい。

Q ネブラスカの観衆の反応もすばらしかったです。

そうだね。7000人だったが7万人に感じたよ。

Q デイブ・ハーマンは自分の能力を十分に発揮していないと惜しむ声もあります。

そう思うね。それよりも、今週のハーマンのアピールには感心しなかった。注目を浴びたければ試合でがんばればいい。ゴリラのような格好でピンクのスカーフを巻いて出てくる必要はない。あれではまるでビレッジピープルだ。

Q ニック・ディアズの処分はどうなるでしょう?出場停止期間は決まりそうですか。

知らない。ただ、これは言わせてくれ。ネバダ州でフロイド・メイウエザーは、試合が終わってから牢屋に入ればいいということになった。しかしチェール・ソネンは、罰金やら何やらを全部払ったのに、TUFのコーチすら出来なかった。一貫性がないじゃないか。こんなばかげた話、きいたこともないぞ。自分たちがネバダに落としているカネでも見劣りしないと思うがな。

Q 日本市場について。

10万人を集めることができるとは思わないが、とにかくハードコアファンに向けてUFCのショーを打つことが大事だと思っている。PRIDEの音楽を流したりはしないぞ。いつも通りの最高のUFCのショーを打つ。




ケーブル局FUEL初のライブ中継となった「UFC on FUEL 1」、メインカードは正直小粒ながら、なかなかの熱戦揃いで楽しめた。「エレンバーガー vs. サンチェス」は、荒々しいサンチェスをエレンバーガーが技術で制していく展開ながら、最終ラウンドにあわや大逆転のシーンもありスリリング!オマハはエレンバーガーの地元だったようで、会場は中規模ながら観衆ができあがりきっていて、ネットを通じてみているだけのこちらまで酔っぱらいそうなほどの大変な盛り上がりで、羨ましいばかりのいい雰囲気だった。

Figure 4によると、この生中継の視聴者数は217,000人だったそうで、FUEL TVにとっては過去最高の記録となった。この日FUEL TVは、「大開放デー」的な日に当たっており、視聴可能世帯が普段より多かったそうだ。それでも、去年までスパイクTVで放送していたファイトナイトと比べれば、無人島で試合をしたくらいの寂しい数字である。なおこの日、スパイクTVが裏番組として放送した「ディエゴ・サンチェス・マラソン」の視聴者数は674,000人だった。

なおFUEL TVは、アメリカ国内でも普及が進んでいないため、今回の放送はメインカードをUFC.comで、プレリムをFacebookに加えてFuel.comで中継していたのだそうだ。次回以降のFUEL大会も同様の放送体制が敷かれるものと思われる。


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UFC144日本大会のメインカードが、通常の5試合ではなく7試合もあることについては、当初個人的には、WOWOW目線の物の言い方にすぎないのだろう、アメリカのPPVで7試合が流れることはないだろうなどと勝手に思っていた。メインカード5試合はWOWOW、日本人選手が多数出場のプレリミナリーはテレ東と、分けて放送するのではないかとの期待も勝手に持っていたので、それが実現しなかったと言うことを、「メインカード7試合」などと、まるで善きことのように表現しているだけなのではないか、くらいに思ったりもしていた。

しかしCageWriterの報道によると、この大会のメインカードは本当に7試合あって、いつもは3時間枠で5試合放送予定のアメリカのPPVも、今回は4時間枠が取られているのだという。アメリカでのPPVはいつも通り、西部では夜7時から、東部では夜10時から放送がスタートされるが、それが日本時間で昼12時に該当することになる。通常であれば全12試合のうち、前半7試合をPPV開始時間までに終えることになるところ、ひる12時までに7試合を終えるためには、日本大会のスタート時間が相当に早朝になってしまい無理があるため、プレリムを薄くして、そのぶんメインを厚くしたということらしい。そのあおりで、東海岸ではメインイベントの中継が深夜1時を過ぎることになってしまう模様だ。

BloodyElbowは、見方によっては、同じお値段で試合数が多いのでお得感があると報じている。

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クイントン・ランページ・ジャクソン、日本大会出場を切望してきた本音はこれだったのだろうか・・・格好いいところを見せて、のんびり親孝行でもして点数を稼いで、しかも渡航費はUFC持ちというからたまらない。

子供も日本生まれだし、子供のじいさんばあさんも日本にいる。みんな、僕がPRIDEで戦ってた頃を知らない。今回は2人の息子が見に来れる。親戚も客席で試合を見てくれる。みんな初めて見に来てくれる。これをやりたかったんだよ。



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もう「K-1」を見ることは出来ないのか ベルナルド死亡で判明したファンの思い (J-Cast)

遅くなりましたが、マイク・ベルナルドさんのご冥福をお祈り申し上げます。

ところでリンク先のJ-Castの記事に、こんな風に書いてある。

・・・「K-1」を運営していたFEGが経営不振となり11年の興行は国内選手の試合が1回だけで、テレビからも姿を消した。不振に陥ったのは「K-1」人気の低迷だった。全盛期はゴールデンタイムでの放送権料は推定2億円、大晦日は9億円と言われていたが、ゴールデンタイム枠が減り深夜に移行した・・・



僕はこの頃思うのだけれど、「K-1人気」(以下、とくにK-1に限らず、総合も含めて考察してみたいのだけれど)というのは本当に低迷していたのだろうかなと思う。たとえば、ゴールデンやプライムタイムの格闘技中継の視聴率が、目も当てられないくらい無惨に急降下した、という事実はあったのだろうか。もちろん、最盛期のように25%や30%といった視聴率は取れなくなっていただろうけれども、最後の方でも12%とかそんな数字を獲得していたと思うし、ここ最近のあらゆる番組の視聴率水準を思えば、それってそんなに悲惨な数字ではないのではないかと思う。J-Castにあるように、K-1が深夜放送に降格したという印象もあまりない。何度かそんなこともあったかも知れないが、少なくともメジャー大会が深夜枠に降格させられて、そこでしばらく定期放送されていたという、プロレス的な人気衰退のしかたをした事実はなかった。(1ファンとしてはむしろ、プライムタイムとかが無理なら、深夜にのんびり流せばいいのに、と思っていたくらいだ。)

やっぱり、K-1人気が低迷したからFEG経営不振に陥ったというより、放送しないから人気が低迷しているのではないか、今起きていることの因果関係はJ-Castの指摘の逆なのではないかと思えてならない。

UFCジャパンが日本の格闘技市場を一気に盛り上げるかどうかはわからない。でも、日本のファイト興行ビジネスは、力道山に始まり、猪木や馬場、沢村、様々な人気ボクサー、そしてPRIDEやK1と、そのときどきに旬を得て大きく浮上するという構図を歴史的に保存してきているように思えてならない。このまま「失われた10年」が永遠に続くと言うよりは、大沢ケンジ選手も指摘するように、「時が解決する」という面はあるように思えてならない。これはあくまで印象論だけれど、アメリカにおけるリック・フレアより日本における長州力の方が、あるいは、アメリカにおけるチャック・リデルより日本における桜庭和志の方が、その辺のおっさんやおばさんに対する存在感はうんと大きいのではないかと思う。日本はそんな土壌のある国なんだと思う。

ただし、視聴率80%という力道山時代がそのまま戻ってくるはずもないし、大晦日に40%とったりすることも、やっぱりもう難しいのだと思う。そこにはやはり、過去の栄光をそのまま再生するのではなく、時代に合わせた「浮上」の仕方、成功の尺度はあるのだろうと思う。スターの存在、ライバルの存在、メディアの使い方などに、ちょっとした工夫と運とイノベーションを持っている仕掛け人も必要だろう。ただ言えることは、復興ではなく新生が必要なのだと思う。

K 1(宮田和幸BLOG)

なんか、ベルナルドさんのニュースを受けて、いろんな人がそれぞれの立場ややり方で、良くも悪くも、K1を思い返しているような気がしますね。






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