【ハッスルハウス35】住谷君の普段着


●HG vs モンスター℃ (4月16日後楽園、ハッスルハウスvol.35)

何故かモンスタードCの人気が爆発したために、対戦相手であるHGにブーイングが飛び出した試合である。

試合経過は下記のまんま。ハッスル公式サイトより。

ブレイク中のモンスター℃には、入場時から「C!」という掛け声が会場のあちらこちらから飛ぶ。さすがのHGもこれには戸惑い気味。対抗して、「フォー!」とポーズを決めて、掛け声を求めるが、観客は構わず「C!」という掛け声を飛ばす。しかたがなく試合を開始したHG。「セイ!」という掛け声付きのエルボーを打ち込んでいく。しかし、モンスター℃も「C!」という掛け声付きのキックで対抗。さらにHGをヒザ立ちにさせると、体を「C」の字に折り曲げて、「C!」の掛け声を観客から飛ばさせる。さらに、ロメロスペシャルで足を固めて、HGの体を「C」の字に。HGの腰をタップリと痛めつけると、指で「C」の字を作り、「C!」という掛け声をあげさせたのだった。しかし、遂にHGも痺れを切らした。怒りのHGはなんと「C」の字を作るモンスター℃の右手に照準を絞る。まずは腕折りで右腕にダメージを与えると、グラウンドでヒザを落としてモンスター℃の右手を攻撃。観客からの「やめてくれ! Cができなくなる!」という声援を無視して、容赦なく攻撃を加える。このHGの非情な攻撃に、なんと観客は大ブーイング! 逆に劣勢のモンスター℃に対しては「C! C!」という声援を送る。この声援に応えたいモンスター℃は、気力を振り絞ってHGをダウンに追い込む。そして、再び「C!」という掛け声を飛ばさせたモンスター℃。右手のダメージも顧みず、HGを右手のパンチで追い込んでいく。しかし、HGもすぐさまドロップキックで反撃。なかなか波に乗れないモンスター℃だ。だが、観客の声援に奮い立ったモンスター℃は、体をブルブルと震わせて反撃開始。拳を「C」の字の構えにして、HGに向かって突撃だ。これをHGはストンピングで難なく迎撃。そして、最後は突っ込んできたモンスター℃を捕まえて、そのまま逆さ押さえ込みで3カウントを奪ったのだった。



で、これに追加すると、この試合ではHGが生き生きして見えたのが大きな収穫だったと思う。

ここしばらくのHGは、これと言った新機軸も打ち出せず、芸人のあやうさも、レスラーの力強さも足りないままに、淡々と役割をこなし続けていたように思う。ベビーフェイスのエースであるが故に、客も真っ向から「HGつまんないよ!」とは言いにくい感じはあったし、HG自身も動き方やキャラ開発に制限がかかっていたのだと思う。事実上RGの後塵すら排していたし、高田総統劇場でいじられる機会もめっきり減っていた。

ところがこの試合では、勢いに流されて、と言う面もあったが、HGがついにブーイングを食らう。フォー!のポーズを煽っても、誰も乗ってこない(考えてみて欲しい。フォー!なんて、今頃流行るわけがない)。ついに、「王様は裸だ!」と言われたようなものなのである。

こういう観客の反応に対して、小川直也ならへこんでしまうのだが、HGは大丈夫だった。むしろ、重い荷物を下ろしたかのように、まるでホットしたかのように、いきいきとヒール・ムーブに邁進していたのである。

ここからHGのキャラが本格的に変転していくのかどうかはわからない。フィクションという荷物を下ろすことがいいことなのかどうかもわからない(たぶん、あんまりいいことではない)。ただ、与えられた役割に対して、その場に応じた解釈で、コンテキストをすこしづつ工夫しながら仕事をするというのは、レスラーであろうとサラリーマンであろうと、やる側にも見る側にも、とても良いリフレッシュになる。出来る人は意識的にやっていることだと思う。

この大会の前の大会で、インリン・オブ・ジョイトイが初登場して地声を聞かせた。このときも、ハッスルを長く見てきて始めて聞くジョイトイの肉声に、フレッシュさを感じたものである。インリン様は、実は本人とは距離のある虚構の存在で、努力とプロ根性で出来上がっているものだということが、当たり前のことではあるのだけれど、再認識させられた。

いつもはよそ行きで決めている人が、今日のところはちょっと普段着で失礼しますと言った風情である。そしてその普段着のチョイスに、本人の実像が透明に浮き上がる。住谷君の普段着は、意外にワルだったし、ジョイトイはシャイだった。こういうフィクションの割れ目のようなものが垣間見えて楽しいと言うことは、フィクションが良くできていて、タレントが魅力的である証拠だと思う。普段着を見ればガッカリする人もなかにはいるだろうから。

まあ、こんな楽しみ方は、あくまでイレギュラー事象を、変態的に楽しんでみているだけではある。「エイド」はこれまで見たところでは、複雑でとんがったスクリプトが用意されている場合が多いので、ストーリーはグンとよそ行きの装いに戻っていくだろうと思う。

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MARK CUBAN'S HDNET TO AIR JAPAN'S DREAM (MMA Weekly)

DREAMの今年予定の6大会がHDNetで放送されることになったと言うことです。

ここしばらく、DREAMがTBSのプライムタイム枠を失い、「1時間番組」に変更となったことが、主要な米MMAニュースサイト等で五月雨式に話題になっています。このニュース、DREAM記者発表から数日のディレイを持って徐々に流布しています。トリッグ欠場のニュースと合わせて、日本の団体はどうしようもないと断じるブログもあります。プライムタイムを完全に失ったわけではないこと、分割ながら2時間番組であることは報じられていません。

ところでHDNetはいま、NABCというボクシング・MMAの統轄機関・兼・プロモーターのような組織から訴えられています。なんでも、複数のプロモーションの番組をかきあつめて放送するMMAチャンネルというアイデア自体について、それはNABCがHDNetに対し秘密裏に提案したものであり、その提案は一旦却下された。にもかかわらず、HDNetが自らのオリジナル事業であるかのように放送を行っている、ということで、損害賠償を求めているそうです。ふむ、事業を左右するほどの話ではなさそうですが。

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以下2件は総合格闘技ニュースブログ NHBnews PROさん経由で。

篠泰樹のSMACKGIRL裏面

諸事情によりBSフジでの放送はお休みです。間に入っていた都合なのですが…残念な話です。BSフジ関係者の方々には大変良くして頂きました。再び放送して頂けるよう頑張りたいと思います!・・・・代理店サンのとくに、女性が格闘技をするには多くのハードルがあって、それを乗り越えるのは簡単ではありません。


これ、いつ放送するのかなと、BSフジのサイトをチェックしていたところでした。残念だなあ。CMが売れないですか。ふーむ。

フジメグとか辻ちゃんは、アメリカを目指した方が良いかも。米CBSのEliteXC中継では、たいへん才能有る女子の試合が流れます。市場が出来るかも。

K-1アムステルダム大会(K-1公式)

第9試合◎スーパーファイト:K-1ルール/3分3R延長2R
レミー・ボンヤスキー def メルヴィン・マヌーフ (3R2分32秒 KO) 
※レフェリーストップ。マヌーフは1Rにヒザ蹴り、右ハイキックによるダウン2、2Rにヒザ蹴りによるダウン1、3Rに右ハイキックによるダウン1あり

マヌーフのインタビュー
――これで5・11『DREAM.3』への参戦は難しくなってきた?
マヌーフ なぜだ? 何も問題はないよ。俺は試合がしたいし、ファンも俺の闘いを見たがっている。それでいいじゃないか。俺は日々、試合をするためだけに生きている。ダメージもないし、たとえ腕が折れていても、足が折れていようが、まったく問題はない。俺は『DREAM』で試合をするよ!


青木、JZ、ジェフ・モンソン、マヌーフと、無理な連戦の情報が相次いでいる。次戦が決まっている選手に無理に出場していただくという状況があると、やはり手加減やら不自然なお達しが出るのではないかと疑われても仕方なく、ソンだと思う。もとより、選手生命に関わりうる危険な行為である。じゃあどうするねと言われても困るが、やはり感心できない。

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以下二題はアップセットと言っていいのでしょう。

近藤vs山宮が大激戦! 勝ったのは……!? パンクラス有明大会詳報!! (Kamipro)

<速報終了>新日本プロレス「Circuit2008 NEW JAPAN BRAVE」大阪府立体育会館(カクトウログ)

KEI山宮が近藤に判定勝利。山宮すごい。これで山宮に大きな舞台は与えられるだろうか?
そしてなんと、武藤が中邑からIWGPを戴冠。新日本と全日本は、そこまで連立が進んでいたのか。そしてベルト、次は誰に渡すつもりなんだ?このほか、飯塚のヒールターンという滋味のあるアングルもあったということで、カクトウログさんを読む限り、新日本がそれなりの展開らしきことを見せ始めている。飯塚のヒールは一過性のような気がしてならないが・・・

ちなみに、GAORAのチャンカン中継では(まだ3日目くらいまでしか見てないわけだが)、鈴木 vs 諏訪間の意地の張り合いが印象に残りましたよ。棚橋とケアの試合も、さすがお見事でした。ケアはうまい人と絡むとうまいんだけどねえ。

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