新生TUF、視聴率は低迷中

3月9日の金曜日に火蓋が切られたアメリカのフライデーナイトTV戦争の、第1週目の成績は、WWEの圧勝に終わったとレスリング・オブザーバ最新号が伝えている。同日夜に放送された各番組の成績は次の通りであった。

WWEスマックダウン - 2.15%、310万人
TUF(FX) - 0.94%、128万人
Best of TUF(Spike) - 0.50%、65万人
Bellator(MTV2) - 0.20%、16万人

ジ・アルティメットファイターの初回放送の過去の最低視聴率は、前回の「ビスピン vs ミラー」の初回で、視聴率1.1%、視聴者数147万人だったから、FXで前宣伝は十分に行われていたということだが、残念ながら今シーズンのTUFの滑り出しは、過去最低記録を更新したことになる。ダナ・ホワイトは、ターゲット視聴者層が外出しがちの金曜の夜にこの数字は大成功だと自画自賛しているそうだが、そんなことをいうなら、そもそもこの時間帯に放送していることが間違いだということになる。さらによくないのは、時間別視聴率の推移で、番組開始時点で151万人いた視聴者が、最後には105万人まで減ってしまったという。これまでのTUFでは、通常は視聴者数は尻上がりに上昇するのが通例だった。低視聴率の原因は、人々がチャンネルを変えてしまったか、テレビを消したからだ、と言う解釈が成り立つ。ダナ・ホワイトの持論は、格闘技はライブ中継でこそ数字を取る、というものであるが、こと第1回放送に関しては、その理論は成立しなかったことになる。

ウラで一気に3つの格闘技番組がスタートしたというのに、WWEスマックダウンの視聴率はびくともせず。ベラトールの16万9千人は昨シーズンの平均視聴者数を下回り、「悲惨」といってよいスタート、キンボ・スライス司会のスパイクTVのショーは事前の期待値通り、といった評価になるのだそうだ。

さらに3月16日放送分の2回目のTUFの視聴者数は、前回比17%ダウンの110万人にとどまった

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3月31日にDREAMとの対抗戦(?)が迫ったOne FCが今後のスケジュールを発表、5月26日にマレーシア、9月1日にフィリピン、10月6日にシンガポールで大会を開催するとのこと。10月大会のメインを張るのは青木真也なのだそうだ。その青木真也がシンガポールのマッチョ雑誌のカバーを飾っている。青木はいかにも難しい顔をしているが、その隣の見出しはすさまじくわかりやすい。


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ミルコ・クロコップのインタビュー記事がFighters Onlyに。この中でミルコは今後の予定について、「余り話せないがK1からオファーをもらっていて、興味を持っている」「5月、7月、9月の試合のオファーが来ているので、慎重に検討している。MMAのオファーもある。」などと語っている。レイ・セフォ戦は引退試合ではなかったようだ。

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チェール・ソネンが「The Voice of Reason: A V.I.P. Pass to Enlightenment」という自己啓発本を出版するそうだ。本人の解説文より。

The Voice of Reason: A V.I.P. Pass to EnlightenmentThe Voice of Reason: A V.I.P. Pass to Enlightenment
(2012/05)
Chael Sonnen

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ページをめくれば、私のユーモアと冒険談で、あなたは超人の偉大さの洗礼を受ける。サンパウロのはらわたに降りていくときには、あなたを乙女のように抱きかかえてさしあげよう。生徒のように座って聞いてくれさえすれば、私の「チェールクラシー」計画をお話ししよう。それはすなわち、「よりよい地球」ということなのである・・・プロメテウスは火をもたらした。ダナ・ホワイトは現代のグラジエーターをもたらした。そして私は、私のようになるためのステップをお教えしよう。あなたには用意ができているのか。私のように歩き回れるようになるチャンスは本当にあるのか?この本を買って確かめなさい。・・・まだよく理解できない人のために、この本の内容の抜粋をご紹介しよう。

・なぜ「ダンスレボリューション」がブラジルの国技になっているのか
・いかにしてベジタリアンは地球に害を与えているか
・なぜバスににんじんを与えようとしてはいけないか
・ファイターとファッションモデルが同じ仕事をしているというのはどういう事なのか・・・



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MMA Maniaがなぜか勝手に古今東西のMMA プロモーションのランキングを作成している。大会数、営業年数、マッチメーク、TV放送の有無、地域大会か全国大会か国際大会か、選手層などを基準にしているのだそうだ。

D-クラス
20位 WFA - World Fighting Alliance
19位 Titan FC
18位 第二次ProElite
17位 DEEP
16位 TPF - Tachi Palace Fighting

C-クラス
15位 RINGS
14位 Cage Rage
13位 MFC - Maximum Fighting Championship
12位 修斗
11位 アフリクション
10位 KOTC - King of the Cage
9位 DREAM

マイナーリーグ
8位 エリートXC
7位 IFL
6位 パンクラス
5位 ベラトール
4位 ストライクフォース
3位 WEC

メジャーリーグ
2位 PRIDE FC
1位 UFC

いちサイトの言うことだから、別に何の権威もないし、気にすることはないのだが、それにしてもパンクラスの高評価よ!もちろん、歴史を踏まえれば、これくらいが正当な評価なのかも知れないが・・・

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木村元彦×岡田康宏──中田英寿はいずれ大山倍達に!? "作られたヒーロー"の虚像を壊せ(日刊サイゾー)

[08年6月号所収]と書いてあるので、サイゾー誌にかなり前に掲載された座談会の採録と思われるが、スポーツジャーナリズムに興味のあるむきにとっては、いい読書リストができそうな好記事。

- 日本のスポーツ界だと、選手自身に人間的な深みがない場合が多い。正直「スポーツバカ」と言ってもいい選手がほとんどです。
- 日本サッカー協会専務理事(当時)・田嶋幸三氏の著書『「言語技術」が日本のサッカーを変える』の中に、「日本のサッカーが今後、世界と互角に勝負するためには、『スポーツバカ』では通用しません!」と、身もフタもないことをはっきり書いている。
- スター選手ばかりに注目してしまうと、スポーツの見方は明らかにゆがみますよね。
- 日本では、スポーツを「物語」として流通させてしまったことに問題があるのでしょう。力道山や大山倍達、長嶋茂雄といった人たちが、その象徴でしょうか。もしかしたら、彼らの描かれ方が、日本のスポーツライティングのゆがんだ雛形になってしまったのかもしれない。


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