UFC on FUEL 2レビュー


UFC on FUEL 2を何とかこうとかして観戦した。

アレクサンダー・グスタフソン def. チアゴ・シウバ

地元のスター、グスタフソンが1Rから打撃でラッシュをかけ、シウバがフラッシュダウンすると、ストックホルムの会場は、ブラジル大会やカナダ大会以上の濃密さで大爆発、アレックスコール、そしてみんなで歌う歌が止まらない。やはりどうみても日本大会よりうんと熱が高い。より早くて柔らかい打撃でグスタフソンがおおむねプレッシャーをかけている展開。自信を持って戦っているようすで、スターのオーラは感じられた。
 
チアゴ・シウバは、1年前にブランドン・ベラを圧倒、押さえつけてベラの頬を平手で張り続ける下品な戦法が「ビッチスラップ」と呼ばれ恐れられたが、試合後のステロイド検査で偽物の尿を提出して出場停止をくらい、今回1年3ヶ月ぶりの試合となった。モンスターのように盛り上がっていた肩や背中は、さすがにずいぶんそげ落ちた印象、アホらしいほどの頑丈さとパワーが見てとれなくなってしまい、アウェイな役回りということもあってか、どこか少し寂しそうに見えるほどであった。それにしてもチアゴ・シウバとかマイケル・ファルカオンなどの系統のブラジル人は、ルックス的に言って悪いやつに違いなく、万一夜道で出くわしたりしたら、問答無用で一瞬で吹き飛ばされそうで怖い。

シアール・バハドゥルザダ def. パウロ・チアゴ

戦極ファイターのバハドゥルザダは、せっかくストライクフォースと契約したのに、2年間で結局1回も試合機会が無く、今回怒りのUFC初登場。アンドレイ・コピィロフ的なはげ頭ビジュアルには、あれれ、こんな人だったっけとの違和感を抱かせたが、試合の方は突っ込んでくるチアゴのアゴにカウンターを入れて完全KO勝ち。なんでもバハドゥルザダ、手を骨折していたが、医者にも行かず根性で出場したらしい。

そんな根性も不思議ではなくなるシアール・バハドゥルザダの物騒なインタビュー、MMA Weeklyより。試合前のもの。

子供の頃は、いつもロケットや弾丸が飛び交っていて、無事に明日を迎えることが出来るかどうかもわからなかった。100メートル向こうにロケットが落ちて、走っていた人たちが死んでいく。でもその5分後にはストリートに出て行ってまた遊び始める。そんなことが日常だったよ。

戦争が普通だったんだ。その感覚をリングにも持ち込んでやる。リングで拳を交わしていれば、何が起きるかわからない。一発一発が、最後の一発になり得るんだ。

普通の人ならセラピーにかからないといけないような、ひどい光景をたくさん見てきた。そういう記憶は僕の中に刻み込まれていて、僕のキャラクターである強い精神と、強い意志の力を形作っているんだ。



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ストックホルム大会後にダナ・ホワイトが、6月23日のリオデジャネイロ大会の日程が変更になる可能性を明らかにした。同日にリオデジャネイロで国連関係の国際会議があり、ホテルが満杯でどうにもならないのだという。また市当局からも、世界から政治リーダーや首脳クラスが集結しているときに、UFCには来てほしくないというプレッシャーもかかっているらしい。現時点では、元々の予定と同じ会場Joao Havelange Stadiumで、1週間早くするか、1週間遅くするかで検討したいと、ダナ・ホワイトは語っている。

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ロンダ・ラウジーのインタビューがMSNBCに。言うことなすこと、全部 make sense 。

(昨年3月のプロMMAデビュー戦では)800ドルもらったわ。それでも、その前3年間のアマチュアの試合で稼いだ総額よりもうんと多かった。だって、ただで戦っていたんだから。1円にもならない試合をしてきた後だったから、MMAで何かをもらえたことはものすごくうれしかった。(もっとも最近の試合でラウジーは32,000ドルを得た。)

私にできることは、一生懸命試合をすることと、自分に素直であること。偽物のキャラを作ろうとか、ロールモデルになろうなんてことは考えていない。

ときには私は怒鳴り散らすし、ときにはあまり一般的ではない意見を口にするけど、そのせいで悪役にされてしまうなら、それでもかまわない。

ただ私には、14歳の妹がいて、私がなにをやってもクールだと思ってくれているから、ロールモデルじゃないけど、妹がどう思うかは意識している。私は妹にも自分に素直であってほしいし、怒鳴り散らしたいときにはそうしてもかまわないと思ってる。

でも、お姉さんのように、顔面を殴られるような仕事を強制するつもりはないわねえ。



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K-1とGGの興行戦争が欧州で勃発 (格闘技徒然草)
2勢力が対立競争するほうがいいのか、大きくまとまった方がいいのかは、一概には評価できないと思うが、それにしてもK1グローバルとGGの対立構造がわかりやすくあらわになっている。僕のように米系メディアを追っている人にとっては、整理しにくい情報なので、リンク先記事はわかりやすくてありがたい。

バス・ブーンFEG/K-1破産提訴、谷川貞治声明文に反撃「黒幕は石井館長」暴露~別冊ミルホンネット発売

佐伯代表とDJ.taikiの親子ゲンカ/飲みオジ・橋本宗洋の『格闘技酔拳批評』
ちょっと気になっていた件なので、これを読んでなんだか安心。
あの裁定をどう考えればいいのかはよくわからないけど、Taisho戦、試合の方はすごくおもしろかった。

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まとめteみた.【UFC on FUEL 2レビュー】

UFConFUEL2を何とかこうとかして観戦した。アレクサンダー・グスタフソンdef.チアゴ・シウバ地元のスター、グスタフソンが1Rから打撃でラッシュをかけ、シウバがフラッシュダウンすると、ストックホルムの会場は、ブラジル大会やカナダ大会以上の濃密さで大爆発、アレック...

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