燃える闘魂アンデウソン・シウバ【舌戦でソネンを圧倒!】


米国時間で月曜の午後に、「UFC148:シウバ vs. ソネン2」の電話記者会見が行われた。両者の舌戦はこれまでソネンの圧勝で、近年はソネンのワンマンショーと化していたが、今回の記者会見ではおどろいたことにアンデウソンの怒りが大爆発、痛烈なトラッシュトークでソネンを完全KOした。アンデウソンは言いたい放題の末、1時間の予定のテレカンフェランスを30分程度で放り出して勝手に退席し、ソネンに反撃の余地を与えなかった。この展開に満足したのか、ダナ・ホワイトもほどなくカンフェランスを切り上げてしまい、せっかく参加していたティト・オーティスとフォレスト・グリフィンはほとんど何もしゃべらず終了という異例の事態となった。アンデウソンのしゃべりはポルトガル語なので僕もさっぱりわからないのだが、怒りに満ちた口調はまるで北朝鮮のニュース番組か、ラテンアメリカの独裁者のようだった。マネージャのエド・ソアレスは、わざわざ柔らかめの英語に通訳していたのだそうだ。これはただならぬ事態、風雲急を告げてきた!



記者 アンデウソンはパッキャオやメイウエザークラスのP4Pファイターだと思うのですが、英語を話してくれないせいもあって、そこまでの人気を得ていないように思うのですが。

ダナ・ホワイト みんなはこの男の演説を聴きたい訳じゃないだろう。オクタゴンでの仕事ぶりを見に来るんだ。オクタゴンの中では、この男はアーチストだよ。英語を話さないという理由でアンデウソンをフォローしないなんて、自分には理解できない。この男が耳が聞こえなくても口がきけなくても、そんなことはまったく問題じゃないんだ。

記者 アンデウソン、チェールのこれまでの言動についてコメントを下さい。ブラジルにはインターネットがないとか、いろんな侮辱をしてきました。あなたの奥さんに言及したのは、一線を越えていたでしょうか

アンデウソン・シウバ、エド・ソアレスの通訳で。 チェールは犯罪者です。彼は罪を犯しました。本来オクタゴンに上がる資格などありません。だからその時が来たら、私は彼の顔面を骨を破壊し、歯を一本一本、彼の口から取り出してやろうと思っています。

記者 アンデウソン、前回の試合では、チェールのことを軽視していたのではないですか?

アンデウソン 過去に生きる者は博物館にでも収まっていればいい。私は次の数週間でなにをするかに集中しています。遊びは終わりだ。ジョークは終わりだ。電話の向こうで聞いているんだろう。チェール、私はおまえをUFCから蹴り出してやる。私が彼にカタを付けた後は、ヤツは二度と戦いたいとは思わないだろう。

記者 チェール、このコメント受けていかがですか。

ソネン アンデウソンは今回初めて、戦うんだと言うことに気がついたんだろう。露払いとしては優秀だ。でもヤツのスキルはいまでもアマチュアだ。殴り合いに両手を下げてやってくる。素人そのものだ。

記者 チェール、大学でのレスリング以来、これほど巨大なライバルに出会ったことがありますか

ソネン 確かにこれだけ注目され、すべてを賭けるような試合は大学時代にはなかったことだよ。でも、シウバにはこれだけを言っておこう。ミディアム・レアだ(訳注:文字通りの生焼け野郎という意味のほかに、ソネンはかつて、シウバを倒し、シウバ自宅に押し入り、シウバ嫁にミディアム・レアでステーキを焼かせてやると発言していたことをかけている。)

記者 ダナ、この試合のPPV目標はどれくらいですか

ホワイト 100万件越えはもちろん、UFC100並の数字(160万件)を期待しているよ。

記者 アンデウソン、前回の試合はほとんどずっと、チェールに押さえつけられていましたが。

アンデウソン ヤツが私の上にいようが下にいようが横にいようが、チェール・ソネンはこれまでにないほど打ちのめされることには変わりがない。今回私がオクタゴンでやろうとしていることは、このスポーツのイメージを変えてしまうかもしれない。ヤツの歯を全部折り、手足も折り、自力ではオクタゴンから降りることが出来ないようにしてやる。それだけは保障する。ヤツは聞いてるんだろ?くだらないおしゃべりは終わりだ。戦いは始まっている。

記者 アンデウソン、あなたの戦績の中で、この試合はどれくらいの重要性をもっていますか。

アンデウソン 私について吐いた言葉だけではなく、私の国について吐いた言葉をぜんぶ飲み込ませ、ツケを払わせてやる。ヤツは今後、ブラジル人だけでなく、どの国の選手のことも馬鹿に出来なくなる。ヤツの両親がしつけるように、私はヤツのことを殴りつけてやる。あの失敬きわまりない犯罪者に、これまで味わったことがないくらいの苦痛を与えることになる。ヤツが何を言おうがもう知らん。遊びは終わりだ。ヤツは前回、ルーザーとしてリングを降りた。今回もそれは変わらない。ただ違うのは、今回はヤツには形成外科医が必要になるということだ。

記者 ダナ、アンデウソンが炎上していますが、これはもう、過去最大のライバル関係といっていいのではないですか。

ホワイト ラシャドとランページとか、これまでいろいろライバルはあったが、これまでずっとアンデウソンのプロモーションをやってきて、ヤツがこんな喋り方をするのは今回が初めてだ(笑)ヤツは普通、ネガティブなことは一つも言わないからね。

記者 アンデウソン、チェールがブラジルを馬鹿にしたことがあなたの誇りを傷つけたのですか。

アンデウソン ・・・・

係員 も、もしもし・・・アンデウソンが電話を切りました。もう一度かけてみますか。

ホワイト もういいだろう。アンデウソンにこれ以上言いたいことはないんだろう。チェールやティト、フォレストへの質問をしてくれ。

記者 チェール、アンデウソンの発言を受けてどんな印象ですか。

チェール ・・・・

ホワイト よし、今日はこの辺で終わりにしておこう(笑)。

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MMA Fighting のダナ・ホワイトインタビュー。UFC on FXのあと、UFC147の前という微妙なタイミングのもの。

Q グイダのパフォーマンスには感心しなかったようですね。

自分はコーチでも何でもないが、走っていては試合にならないよ。フットワークがいいという人もいるようだが、これはファイトなんだ。クレイはけして天才ではないが、真っ正面から戦い、常に前に進み、アグレッシブに攻め、相手をへとへとにさせる男なんだ。走り回れば勝てると誰かが吹き込んだのなら、そいつはアホだ。あと、あんなに僅差の判定だったのにも驚いた。グレイの圧勝だと思った。

Q 試合中盤、グイダは消極的であるとしてポイントを引かれていました。

ああいうレフリングはもっとやるべきだ。それと、ネバダではグラウンドで何も攻めていないまま5分間くらい過ごさせるレフリーがいるが、今日のレフリーはちゃんとブレイクをしていた。ニュージャージーのアスレティックコミッションは優れていると思うよ。

Q ベテランになるにつれて、選手の戦い方が慎重になっていくのは一般的なことではないでしょうか。

いや、グイダのスタイルはそうではないだろう。誰かに洗脳されてるよ。

Q メイナードの戦いぶりはどう見ましたか

わからんよ。何せ対戦相手が逃げ回っているんだからな。ただ、試合を作ろうとしていたのはグレイの方だ。文字通り、走って追い回していたよな。

Q ハツ・ヒオキがタイトル戦を断っておいて負けてしまいました。タイトルマッチは出来るときにやっておけと言う教訓になるでしょうか。

そうは思わないよ。あの子はまだ準備できていないからといっていたし、今日の試合を見ていると、確かにそうだということになる。自分の立ち位置を把握しているのは、何も悪いことじゃないぞ。なんでもかんでもタイトルに挑戦すればいいという訳じゃない。タイトル戦を落とせば、再挑戦までには何年もかかる。あの子はその前にもっと経験を積みたいんだろう。



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5/27 BATTLE GENESIS vol.10【本戦】公式記録

GAORAで放送していたのを見た。セミとメインに登場したリングスロシアのロシア人選手がちょっとすごかった。結果的に餌食となってしまった日本人選手をよく存じ上げないので、ランキング感のようなものがピンと来ないのだが、ともに冷たい表情のまま、最短距離で相手を始末する様子にはゾッとしたし、それを見つめる前田日明総帥の満足げな表情も虎の穴のミスターXみたいでゾッとした。前田総裁によると、「はっきりいってこいつらは、リングスロシアの一番下っ端だからね」ということであるから底なし沼だ。

メインでクラット・ピターリ選手の殺人ボディフックをうけた山本勇気選手、痛そうにおなかを抱えて悶絶するならまだ理解できるのだが、なんと打たれた後ややあってから、そのままフラフラと眠ってしまったのである!腹を打たれると人間はああなるのかという戦慄の光景であった。3日後くらいに血を吐くに違いない。なんと、ピターリと殴られるとクラットきてしまうのだ!

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こちらの書評で米長邦雄氏の著書「われ敗れたり」について読んだ。米長氏がコンピューターと対戦して負けるまでを描いた自伝らしい。将棋のことはさっぱりわからないのだが、米長氏、ちょっとこれ、すごくないですか。世間とのこんな戦いがあったとは・・・

そのソフトがいつしかアマチュア初段レベルに達してからは、加速度的に強くなっていった・・・そのうち、プロ棋士が余興でコンピュータ・ソフトと対戦して負けたという話も伝わってきた。これはプロとしては恥である。連盟会長の立場にいる米長としてはこれはヤバイことになったと思い、「プロ棋士はコンピュータと指してはならない。ただし対局料が1億円以上であればいい」という異様なお触れを出した。

・・・これで恥をかくことがなくなったと思いきや、大和証券グループの鈴木茂晴社長から「うちがスポンサーをするから、ネット将棋をやりましょう」と申し込んできた・・・2007年3月、米長はいろいろ反省を踏まえたうえで、ボナンザの相手に渡辺明竜王を選んだ。渡辺は応じた。対局料は1億円で、棋士には1割程度が入る。会場は一流ホテル。対局プロデュースには広告代理店が動いたので、フロアからスモークが出るという噴飯ものの演出になったが、それでも渡辺はなんとか勝った。

2010年、情報処理学会から対局の申し込みがあった・・・今度は女流ナンバーワンだった清水市代女流王将を選んだ。相手は208台のスーパーコンピュータをつないだ「あから2010」。会場は東京大学本郷キャンパス・・・勝負は「あから」の圧勝だった。いよいよ絶体絶命である。米長は考えこんだすえ、「今後のプロとの対局には次の条件を満たしてほしい。第一候補は羽生善治で、対局料は7億800万円を払いなさい」と通達した。

むろんこの数字で対局を申し込む連中はいまい。そこでここが米長の変なところだが、「おとり物件」「格安物件」を入れておいた。それが対局料をぐっと安くした1000万円の“米長旧名人”がお相手しますという特出しメニューだったのである。この「おとり物件」に乗ってきた者がいた・・・



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