収入源の多様化が進むズッファ財務状況

レスリング・オブザーバによると、UFCのPPV売上数が今年に入って回復しているという。昨年のPPV年間売上件数は679万件だったが、今年は夏のビッグカードが終わる頃には420万件程度まで皮算用できており、年末大会などを考えると、おそらく昨年業績は上回ることになりそうだという。ただし2010年の年間921万件には遠く及ばない。

ズッファの財務状況を定期的に監査し、借入能力などを判定しているスタンダード&プアーズ社も最近の報告書の中で、2011年に低下したズッファの売上や利益は、2012年に回復基調であることを前向きに評価している。また同社報告書によると、UFCの売上のうち、イベント関連(PPVおよびゲート収入)は55%であり、残りはテレビ放映権、スポンサー料、ライセンシング、マーチャンダイジング、コンテンツ配信などから得られているという。従来ズッファの収入構造は、イベント関連が75%とされていた。FOX効果で、収入源の分散多様化が図られたことになる。

レスリング・オブザーバが報じたロレンゾ・フェルティータのコメントによると、現在UFCの売上の9割は北米から来ているものの、ロレンゾ自身は65%ほどの時間を海外市場に費やしており、それがUFCの将来の姿だと語っているという。WWEの海外収入比率は25%程度となっているそうだから、ロレンゾの期待はやや過大とも思えるが、地域別の収入源の分散多様化までもが達成できれば、ズッファの財務基盤は、世界のどこかで多少の不況が来たくらいではビクともしないものとなる。

なおWWEのPPVも、レスナー、ロック効果もあって上向いているとのこと。アメリカでも、無料コンテンツに慣れ親しんだネット世代が増えてくるにつれ、「PPVビジネスは死んだ」と言われているそうだが、とりあえず今年はそうでもないという状況になっているという。

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10か月で3度目となったUFC147ブラジル大会は、前々回の12500人、前回の14000人から、今回は過去最高の観衆16,643人を集めたそうだ(カードはどんどん弱くなっているのにね)。直前までブラジル版TUFが現地地上波で放送されていたことも、プラス要因になったのかもしれない。

そのブラジル版TUFのフェザー級優勝者となったロニー・マリアーノの態度について、ダナ・ホワイトが不満を表している

気に入ったとは言えないな。TUFブラジルの参加選手たちは、最初はみんな殺人者のようだったのに、大きなイベントの大歓声に酔っているのか、一日中サインばっかりしてる。浮かれすぎだ。

ふつうフィナーレではシーズン中最高の試合が行われる。みんな全力で勝ちを取りに行く。でも会場は満員だし、ロックスター気取りなのか、やつらはサインして、ダンスして、もう世界タイトルでもとったかのようだ。ちょっと変なんじゃないか。



映像を見ている限りでも、しょっぱい試合のわりには、たしかにロックスター気取りで歓声に応えようとしていたようには見えた。とはいえ、アメリカのTUFフィナーレでさえ、後楽園ホールほどのキャパのPearls at the Palmsで行われていることを思うと、16000人の前で決勝戦をやるというのは、天狗になっても仕方ないのかもしれない。そのマリアーノ、試合前インタビューではこんなコメントも出していた。

僕はずっと前から日本の格闘技のファンなんだ。とくにカズシサクラバにはインスピレーションを受けてる。僕も桜庭のような試合をブラジルのファンに見せたいと思っているんだ。

僕はショーマンだよ。試合というのは大きなショーだからね。だからといって勝つことを忘れる訳じゃないけど、要は見てもらわないと、覚えてもらえないしね。



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日本では視聴できない衛星放送と10年契約を締結し、すでにアジア28か国で5億人が視聴可能だというOne FCのCEOヴィクター・キュイのインタビューがSherdogに。

UFCとはライバル関係になりますか

ズッファともつきあいはある。ズッファのアジア向けマーケティングディレクターはマーク・フィッシャーという人で、もう数年前から定期的に話をしたりメールをやりとりしている。UFCジャパンにも招かれて、ダナやロレンゾとも会った。ざっくばらんに前向きなミーティングをしたよ。

今後は日本やインドでも大会を開催する予定はありますか。

今年は年間8大会の予定だが、来年は18大会を開催したい。9都市で2回づつ開催するんだ。場所や会場はいま固めているところで、もうすぐ発表できると思う。

OneFCでは、エルボーも、グラウンドでのヒザやサッカーボールキックも許されています。これで米ユニファイドルールよりもエキサイティングなMMAになるでしょうか。

OneFCは、東西のいいところをとってルールを作っているんだ。東西の融合というのは、組織全体を貫く哲学なんだよ。どちらのルールにも根強いファンがたくさんいると思っているしね。



なお、ビビアーノ・フェルナンデスがOneFCと契約したと発表した。8月31日のマニラ大会に出場する予定。この大会では青木真也がメインを張るという報道もある

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●レスリング・オブザーバによると、マーク・ハントが6月13日にヒザの手術を受けたそうだ。回復が早ければ、次戦はロイ・ネルソン戦になる見込みだという。ハントのヒザ、早く治れ!


●UFCのフェイスブックページで、アンデウソン・シウバとチェール・ソネンの因縁が、毎日更新されるアメリカンコミックス風の漫画で紹介されている。


石井 インドの総合格闘技団体SFLと契約(スポニチアネックス )


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レスリング・オブザーバによると、UFCのPPV売上数が今年に入って回復しているという。昨年のPPV年間売上件数は679万件だったが、今年は夏のビッグカードが終わる頃には420

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