UFC on FOX 4 レビュー

「UFC on FOX 4」大会をWOWOWで観戦。アメリカの地上波放送をそのままWOWOWの画面に流し込んでいたため、いつもは登場しないマイク・ゴールドバーグが出てきたり、ブライアン・スタンとランディ・クートゥアの野次馬解説席が映ってしまったり、WOWOW的にはUFC149.5のはずであるところ、誰もそんなことは言わず、FOXスポーツのテーマとともに「UFC on FOX」のロゴがガンガン流れたりしていて楽しかった。ゴールドバーグのしゃべりまでも、せっせと同時通訳なさっていたのはまことにご苦労なことである。

UFCに行ってからのショーグンは、めちゃくちゃグッドコンディションでモーレツに攻め続ける試合と、ガス欠でヘロヘロになる試合が両極端に見られるように思う。今回のショーグンはヘロヘロ版だった。対戦相手の格に応じて、練習の加減をしているのではないかと疑いたくなるほどだ。米MMAメディアでは、今回の試合もWARだったと高評価の向きもあるが、個人的な趣味ではこの試合にはあまり感心できなかった。というか、ショーグンは別にジョン・ジョーンズと再戦などしたくないんじゃないかと思う。あのジョーンズ戦は、もはや死すら感じさせるほどの完敗だったわけで、こちらとしてももう一度見たいとあまり思わない。ただショーグンの場合、ヘロヘロでも最後に星だけは拾うことが結構あるので、サバイバル能力があるなあとは思う。

今回は地上波版で、あおり映像がいつもより美しかったわけだが、その美しい映像で、アメリカに引っ越してきたリョートの自宅や家族が紹介されていた。もはやあのブラジルのあばら屋のような木造のジムで、親父と一緒に小便を飲むことはないのだろうか。なんだか時代が変わってしまったような寂しさがある。居合抜きのようなKO劇だったが、スローで見てみれば、哀れなベイダーが目をつぶったまま、自分からリョートの拳にぶつかりに行っているようにも見えた。

「ローゾン vs ヴァーナー」。おもしろいMMAの試合のシナリオを書けと言われた、こんな試合になるのではないだろうか。スリリングな殴り合い、はっとするテイクダウン、それをひっくり返す下からの三角!マイク・スイックの残酷なKO劇と併せて、オリンピック中継からザッピングをしたアメリカの視聴者も、さすがにこんな試合が流れていたら、いったんリモコンを置いて見入ってしまうのではないかと思われた。

小見川の敗戦は残念だが、戦極で日沖に勝ったりしているところを見てきた目には、この精彩のなさはいったい何なのだろうと不思議に思ってしまう。技術的なことはわからないが、なんだかまったく勝てそうに見えないし、むしろ見ているだけで辛いような気持ちにもなってくる。格闘家のレベルとして、こんな安物のバズ・ソイヤーみたいな相手に負けるような人ではないだろうに・・・。小見川はUFC戦績1勝6敗となった。きっと水があわないだけだろう。ファンとしては、まだまだ日本で戦う姿を見続けたいところである。

*****

「UFC on FOX 4」試合後記者会見でダナ・ホワイト。

リョート・マチダの試合を見ていると、ショーグンよりもタイトルショットを強く望んでいることが伝わってきた。ショーグンからは、ジョン・ジョーンズと再戦したいというものが何も見えてこなかった。マチダはKO以上のことをやってのけたんだ。
実を言うとマチダ陣営からは、タイトル戦戦に戻してくれとずっと脅されていたんだ。熱心さは良く伝わってきた。それが大事なんだよ。

(過去4戦で1勝3敗、ブランドン・ヴェラの去就について)ブランドン・ヴェラは今日は戦いをみせてくれたし、素晴らしかった。(ヴェラはリリースされますか)あんた、頭がおかしいのか?(笑)アホな質問オブザイヤーだな(会場拍手)。

(視聴率の予想について)そんなことは考えていないんだ。とにかく今日の大会は素晴らしかった。会場も満杯、家でテレビでただでみれるというのにチケットも売り切れだ。そして選手たちは力を尽くしてくれた。数字はどうあれ、そういうことだ。



*****

11月のUFC中国大会(UFC on FUEL 6)のメインイベントが「カン・リー vs. リッチ・フランクリン」に決まったことをダナ・ホワイトが明らかにした

こちらの記事にはカン・リーが足のケガを治療している映像がある。気功の治療法の一環で、患部に針で穴を開けて、わざわざ流血させるのだそうだ。古い血を出すことで、新しい血の巡りがよくなって、ケガの治りが早いのだと本人が説明しているが、本当なのだろうか・・・かえって悪化させなければよいのだが・・・

*****

9月22日UFC 152カナダ大会ででBJペンと対戦予定だったローリー・マクドナルドが練習中に目の上をカットするケガを負い欠場することとなった。38針縫ったという傷跡の写真がリンク先にある。マクドナルドは11月のUFC154カナダ大会への延期を求めている。ペンは10月のUFC153ブラジル大会への延期を求めている。

*****

ケイン・ベラスケス戦が延び延びになっているジュニオール・ドスサントスが、ベラスケスとは戦いたくない、まずはアリスター・オーフレイムのパンク野郎をKOしてやらないと気が済まないなどと、ダナ・ホワイトに訴え出ていたことが明らかになった。

さらにESPNによると、ロレンゾ・フェルティータが、ドスサントスの次戦は12月29日、対戦相手はtbaであることを明かしたという。

情報を組み合わせると、年末大会での「ドスサントス vs アリスター」戦の実現が期待されるところだが、オーフレイムは12月27日まで選手ライセンスの申請ができない。ギリギリで年末大会に出場可能ではあるが、事前の宣伝活動が難しいことと、万一ライセンスがおりない場合には手の打ちようもないため、現実的には復帰戦は早くても来年2月頃になるのではないかとレスリング・オブザーバでは分析している。

*****

チャド・メンデスがバーで起きた40人の乱闘騒ぎに参加していた疑いで当局に捜索されている。メンデスは泥酔状態で客の顔面を突然殴りつけ、裏口から逃走したとみられている。
メンデス陣営はこの件についてコメントを表明。報道の多くが間違いであり、きちんと説明すべく、保安官に連絡を入れているのだが返事がなくて困っているなどとしている。

*****

米タレントAisha Tyler氏のラジオショー(podcast)にダナ・ホワイトが出演し1時間にわたってしゃべっている。格闘技にそんなに詳しいわけではないというこの女性パーソナリティに、番組冒頭に柔術を勧めるダナ・ホワイト。

柔術をならうといいと思うよ。僕も柔術をならうことで、文字通り格闘技の新しい世界に目覚めたからね。最初のレッスンを終えたあと、「こんなことも知らないで、自分はよくぞ30年間も生きてきたもんだ」と思ったよ。グラウンドで人が人にこんなことをできるなんてさあ。それに、力の強さは関係ないんだ。だから男も女もない。あくまでテクニックの問題なんだ。僕がキミと柔術をするとすれば、キミは僕より身体が長いからきっと有利だね。キミなら僕に一本勝ちできるだろうし、なんなら腕も折れるし、失神させることもできる。下のポジションから決める技もたくさんあるから、レイプ対策にも最適だ。上に乗られるとふつう女性は危ないが、柔術を知っていればそこからが逆に強い。街を歩いているような普通の男には必ず勝てるぞ。



******

DEVASTATING KNEE KO - Nick Newell - AXS TV Exclusive (YouTube)
片腕ファイターが鮮烈なKO勝ち!


スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

プロフィール

高橋テツヤ

Author:高橋テツヤ
プロフィール

Ad

MMA Update