環境に対応する選手こそ最強か?

NHKスペシャル「JUDOを学べ~日本柔道 金メダルへの苦闘~」を見ました。

番組ウェッブサイトより。

フランスの柔道登録人口は日本の3倍、60万人。ドイツ35万人。世界最大の競技圏を形成するヨーロッパには、これまでの柔道とは異なる技やルールの解釈が存在している。レスリングや民族格闘技の技術をベースに、柔道着をほとんどつかまずタックルや反り投げを狙うスタイルは「ジャケット・レスリング」とすら呼ばれる。日本が考える柔道ではない世界基準“JUDO”。それを体で覚えない限り、北京五輪での「金」はないという判断が、この武者修行を決断させたのだ。


ヨーロッパ選手の柔道の特徴としては、間合いを詰めることと、強烈なパワー、と言う説明でした。日本柔道のお家芸、投げ技一本は、間合いを詰められると、仕掛けることが出来ない、と。間合いを詰めるために、柔道着の背中の部分をつかんだりしています。全体に、見た目は確かにレスリングっぽくあるようです。

その新技術潮流に対し、井上康生は「自分の柔道を貫く。一本を狙う」と言い続け、敗退し続けます。この番組で見る限り、苦悩が大きい割には、無策の玉砕に見えます。他方で「環境に対応する選手こそ最強」との論を張る選手もいて、それが北京五輪出場権を取った石井慧。欧州流の柔道をどん欲に取り込もうとしているようです。先日の全日本選手権では、棟田という選手を下して優勝しましたが、この棟田選手は元々小柄でリーチが短く、近い間合いで戦う人だったので、期せずして今風のスタイルを持っている人、と言う紹介でした。この石井と棟田の試合は、石井が攻めている振りをしながら、距離を確保して棟田を封じ続け、棟田が消極性で一点減点されたものを、そのまま最後まで守りきって勝ったという試合ぶりだったそうです。

石井選手のような姿勢は、まず魅力があるかどうかと言われれば、疑問ですよね。ただアマチュアの世界ですから、そこは良しとしましょう。ただ、それって柔道新潮流を読み違えていないか?という気もします。ほんとにそんな上っ面のことかなあ、トップクラスはそうじゃないんじゃないかなあと思えてなりません。ならK-1や総合で●●やXXは何故チャンピオンではないのか・・・ってなるしね。「環境に対応する選手こそ最強」って、賛成できます?

番組で説明されたこと以外はよく知らないままの感想ですが、総合を見慣れた目には、評論家的で申し訳ないけど、技術潮流の切磋琢磨があるっていうことは、競技にとっては必ずしも悪いことではないんじゃないかと思ったし、決まり切った型の精度を上げていくという作業よりは、見ていて楽しいのかな、とは思いました。

番組では斉藤仁監督(コーチ?)が選手に説教するシーンが多く出てくるのですが、その説教がわりにつまらない内容なので、この人で大丈夫なのかなあと感じさせました。他方でちゃんと石井選手を認めて代表選手に選んだりしているので、ああ、やっぱりちゃんとわかっておられるのかなあと。その辺がよく分からなかった。柔道はちゃんとした組織と、厳しい上下関係のなかでやっていると想像するのですが、ということは、上の人が意識を変えていないとすれば、なかなか柔道がJUDOに変わっていくことは難しいんじゃないかと思います。

おもしろい番組でしたよ。お勧めです。再放送があるでしょう。

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WWE announces most successful business period in history (Wrestling Observer)
レッスルマニア24のPPV販売数は、105万8千件と予想されているそうです。それでも昨年の120万件よりはダウン。ちなみに、GSP対セラのUFC83は、50万~55万件程度と見込まれているそうです。WWEおそるべし。これで「ブーム」と呼ばれないとは。

Report: Diaz off of DREAM’s show this Sunday (Five Ounces of Pain)
DREAM.3で井上克也との対戦が発表になっていたニック・ディアスが出場をキャンセル。
先に発表されていた6月16日EliteXCハワイ大会と日程が近すぎるため、ゲイリー・ショーがストップ!
ディアズはもともと4月29日DREAM.2に参戦予定で、それならショーもOKだったそうですが、出場が5月11日大会に延期されたことは「聞いてないよ!」状態だったそうです。DREAMでもすでに、米国在住のカメラマンを雇い、サンフランシスコにディアスの煽り映像の撮影に行かせていたそうです。

ところが!

Cesar Gracie: Diaz Bout Back On (Sherdog)
何がどうなったのかはわかりませんが、やっぱりディアスはDREAM.3に来るそうです。ゲーリー・ショーの上司、ProElite社長がDREAM に感謝の弁を述べていたりします。ディアスは、もう試合はないものと思っていたので、慌てて徹夜で減量を始めたとか。トレーナーも、ホントに飛行機に乗るまでは信じられない気分だよと語っています。

UFC releases Din Thomas, Kuniyoshi Hironaka, Tommy Speer and more (MMA Mania)
リストラが続くUFCで、弘中邦佳をふくむ上記三選手が新たに契約解除された模様です。弘中はUFCで連敗。ただし先日のジョナサン・グーレ戦は素晴らしい内容でした。

ダナ・ホワイトが米Men's Fitness 紙の表紙を飾っています。
danawhite-mensfitness.jpg


Adrenaline MMA 公式ページスタート。

Mirko Cro Cop Filipovic is Injured (Javno)
ミルコ・クロコップがザグレブのフィットネス・センターで、ギブスをはめている姿を目撃されています。ミルコのマネージャーは、筋肉を若干伸ばしたので、予防のために添え木をしているのであって、練習にも試合にも支障はないと。ホントに大丈夫なのか?

Zune Expands Beyond Music to Deliver UFC® (UFC.com)
Microsoft社のZuneというサービスで、UFCのThe Ultimate Fighter と UFC Fight Night の映像が購入可能になりました。
ええと、おそらく、アップルで言えば iTunes Music StoreでUFCのビデオの販売を開始したというようなことなんだろうと思います。日本でも買えるのか、いくらなのか、気になるところですが、マックユーザーには縁のないことです。iTunes のジャパンストアでも売って欲しいものです。

Golden Boy staying away from MMA for now (Inside Fighting)
オスカー・デラホーヤが記者会見で、当面はMMAビジネスには参入せず、ボクシングビジネスに専念すると明言。社長のリチャード・シェーファー氏は、最近のIFLやEliteXCの赤字報道を見てたじろいだ、しかし風向きが変われば将来の参入は考えなくもないと語りました。

Counter Programming(MMA Payout)
EliteXCのCBS放送がある5月31日の夜、UFCの実家SpikeTVでは裏番組に、「チャック・リデル大特集」をぶつけるようです。夜9時からはDVD作品としても売れているドキュメンタリー「 Ultimate Iceman: Chuck Liddel」を放映、夜10時からはリデルvsシウバ戦をケーブルテレビ初公開。

Ufc Presents: Ultimate Iceman - Chuck LiddellUfc Presents: Ultimate Iceman - Chuck Liddell
(2007/03/27)
不明

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European Throwdown: Hardy to UFC (Sherdog)
昨年のケージフォース、ウエルター級トーナメント決勝で吉田善行に敗れたダン・ハーディがUFCと契約。7月のUFC86のアンダーカードでデビューの予定。

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「PRIDE」元チャンプ申告漏れ ミルコ、シウバ…ら5人が2000万(産経ニュース)
収入が年間1千万以上で「事業者」扱いになって消費税を納税しないといけないんだって。これは確かに知らなかった。なら所得税ではなく法人税を課すべきのような気もする。選手の代理人らは「制度を知らなかった」として修正申告に応じているそうなので、これ以上の問題にはなるまい。
記事には、来日する海外のプロゴルファーや騎手などの申告漏れが相次いでいると有る。それならなぜ産経は、PRIDEファイターをとくに取り上げたのかなあといぶかしく思う。こんなことをきっかけに、他の問題が出てこなければ良いのだが。


5・11『DREAM.3』追加カード発表!!山崎剛の相手は現パンクラスライト級王者・昇侍に決定!!(DREAM公式)
昇侍選手は確かにパワフルで強いです。それにしても、これ以上絞ったらパンクラスやケージフォースになっちゃいますな。

吉田秀彦に、外国人5人も出るぞ! 6.8『戦極~第三陣~』追加参戦選手発表!!(Kamipro.Com)
五味の6.8参戦は「相談中」、菊田は「可能性高い」=戦極(スポーツナビ)
まだこっちがゴージャスに見える。慣れてきた。

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