ボナーには負けられない理由がある・・・

10月13日に遙かブラジルの地でアンデウソン・シウバと戦うステファン・ボナーであるが、ちょうどその頃、奥さんのアンドレアさんが、初めての子どもの臨月にあたるのだそうだ。

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試合当日のアンドレアは、妊娠38週目にあたる。ちょうど試合と同じ日に、アンドレアの妹がバハマで結婚式を挙げることになっている。夫はブラジルで世界最強の相手と戦い、妹は南の楽園でバケーション中に、アンドレアはひとり、夫が戻るまで産気づかないことを祈りながら、ラスベガスの自宅に残されることになる。

「試合当日に出産してしまわないかと不安に思っている。出産だけでも怖いのに、夫がそばにいないなんて!」

アンドレアの予定日は10月30日であるが、医師は、38週から41週の間はいつ出産しても不思議はないと言っている。

・・・もともと、グローバー・テイシェイラ戦を断ったのも、妻の出産もふまえて、夫婦で決めたことだった。しかし夫から「こんどはアンデウソン戦だってよ・・・」と聞かされた妻の返事は、夫と同じだった。

「わかったわ。アンデウソン・シウバね。本当の話なんだったらやってみなさい。でも、そんなのウソじゃないかしら」

・・・ダナ・ホワイトはボナーに、試合が終わったらすぐに、自分のプライベートジェットに同乗して、ラスベガスに帰りなさいと言ってくれた。

ボナーは妻に、試合前夜は夜更かしをして、当日は早く寝てしまいなさい、インターネットも見ないように、試合が終わったら、すぐに直接電話をするからねと言いきかせている。

妻は、もし産気づくようなことがあれば、ダナ・ホワイトと、ボナーのコーチに知らせる、でも本人には試合が終わるまで教えないで欲しいと頼んでいる。

「私のことを心配しながらリングに上がって欲しくないから」と妻は語っている。

ボナーは、「自分はこんなチャンスが欲しかった。そのチャンスが降ってきた。断れるわけがない。こうなったら、赤ん坊のために、家族のために戦うよ」と語っている。

ステファン&アンドレア夫妻はいま、子どもの名前を考えているところだが、有力候補のひとつに「グリフィン」があるのだという。鉄板のライバル、フォレスト・グリフィンのグリフィン。グリフィン・ボナーだ。

「最初は冗談だったけど、だんだんしっくりくるようになってきている。キュートな名前だし、ステファンとの絆も感じさせる。ほかにも名前の候補はあるので、生まれてきた息子の顔を見てから決めようと思うわ」とアンドレアは笑っているという。

(出所)
Stephan Bonnar readies himself for Anderson Silva, possibility of becoming a father on Oct. 13 (Yahoo! Sports)
Stephan and Andrea Bonnar contemplating naming unborn son after former foe Forrest Griffin (Yahoo! Sports)

ボナーについては人間風車に書いた記事もぜひどうぞ。いやあ、それにしてもここにきて、ボナーが急に大ベビーフェイスに見えてきた。これは勝たせてやりたいじゃないですか。というか、よりによってこういう人生の転機に降ってきたビッグマッチということは、本当になにか、一波乱起きますよという天の配剤なのではないだろうか・・・

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学術誌「Neurology」で発表された、フットボール選手がうける頭部への打撃の後遺症についての調査結果によると、NFLで5シーズン以上プレイしたあと引退した3,439名は、一般層の同年齢の男性に比べ、アルツハイマー病やルー・ゲーリック病で死亡する確率が4倍であることが明らかになった。高速でタックルを行ういわゆる「スピードプレイヤー」の場合、さらに高い死亡リスクがあることもわかった。

ただし、上記のような神経変性疾患を除くと、元フットボール選手の健康状態は、同年代の成人男性に比べ著しく良好で、どの時点をとっても死亡率は2分の1にとどまるのだそうだ。

3,400名の元NFL選手は、脳障害が起きやすいという情報をNFLが隠蔽していたとして、訴訟を起こしている。リーグ側は最近、研究機関に過去最大規模の3000万ドルを拠出し、フットボール選手の健康状態に関する調査を開始している。(Los Angeles Times)

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米国で最近出版された「Scorecasting: The Hidden Influences Behind How Sports Are Played and Games Are Won」という書籍の中で、ステロイドなどの増強剤を使用する野球選手のデータが次のように分析されていたそうだ。Bloody Elbow

メジャーリーグ所属選手の73.6%はアメリカ人である。アメリカ人は、ドラッグテスト失格者の40%を占めるに過ぎない。他方でドミニカ人の数はメジャーリーグ所属選手の10%に満たないが、ドラッグテスト失格者の28%を占める。

出身国のひとりあたりGDPが低ければ低いほど、ステロイドを使うインセンティブが高いという分析が出来そうだ。インフラや教育、医療が整っていない国からきた選手にとって、ステロイドはリスクをとるだけの見返りがあるものと思われる。アメリカ生まれの選手についても同様で、低所得層の選手が失格する確率は実際に高い。

しかし実際には、裕福なベテラン選手が失格する薬物検査でケースも多い。経験豊富な選手は、「まだまだ出来る」というところを見せるインセンティブがあるのかもしれない。アメリカ人選手のドラッグ失格者の平均年齢は27歳であるが、ドミニカ人やベネズエラ人の場合の平均年齢は20歳代である。

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Michihiro Omigawa among four fighters released by UFC (BloodyElbow)


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