カントリーボーイの満ち足りた終焉【マット・ヒューズ引退】

すでに13か月試合をしていないマット・ヒューズが事実上の引退宣言を行っている


高校、大学とレスリングをやってきて、卒業後も何らかの形で試合をしたいと思っていたから、趣味の1つとしてMMAをやり始めた。そんなに上手くなるとは思っていなかったし、チャンピオンになれるなんて皆目思っていなかったし、ファイトマネーで家族を養えるとも考えていなかった。最初は100%の趣味だったんだ。

あの試合(2001年11月2日、UFC34でカルロス・ニュートンを倒してウエルター級ベルト戴冠)で負けたら、引退しようと思っていた。農場に戻って、今頃はコンバインで製豆していたはずだ。ところが勝ってしまった。そこでようやく、趣味としてではなく、仕事として勝ち続けていこうと思うようになったんだ。

自分のルーツについて考えてみると、ひとつはガキの頃に親父に農場でこきつかわれたこと。そのおかげで強くなったんじゃないかと思っているんだ。もう一つは双子の兄貴の存在だ。ぼくらはいつも競い合っていた。その2つのことが、今の自分を作っていると思うよ。

若い連中から、どうすれば強くなれますかとよく聞かれる。僕は本気でこう答えている。まず第1に、いいトレーナーと出会いなさい。僕にはパット・ミレティッチがいた。第2に、いいマネージャと出会いなさい。僕にはモンテ・コックスがいた。モンテは今でもたぶんベストのマネージャだよ。モンテに任せていたから、いい試合をやってこれたと思っている。

過去の試合について言えば、思い起こされるのはむしろ負けた試合だね。GSPはおそらく一番強い相手だった。BJペンも第1ラウンドだけをとれば最強だ。やつの1Rの強さはむちゃくちゃだよ。

発表も何もしていないけど、どうやら僕はすっかり引退してしまっているようだ。UFCによくしてもらったから安心して引退できる。神様からこの道に押し出されたときには、いったいどこに向かっていくのか、さっぱりわからなかったけれど、おそらく何かワケがあってこの道に押し出してくれたんだろうとは思っていた。神様に感謝しているよ。

おかしな話だが、ガキの頃にはこの農場から逃げ出したくて仕方なかった。でもいまは、農場のそばに住み、夜寝るときには、あしたの農作業のことを考える。翌朝、農場に戻るのが待ちきれないんだ。

練習も多少はしている。BJペンやロビー・ローラーに頼まれて、一緒に練習することもある。練習は好きだが、今の関わりはそれくらいだ。ジムを持とうとも思わない。家族や子どもが優先だ。


ヒューズ(39)は戦績45勝9敗、UFCでの勝ち星数18はいまでも史上1位、2010年にはUFC殿堂入りも果たしている。現在はケーブル局Outdoorチャンネルのハンティング番組「Trophy Hunters TV」のホスト役を務めているという。


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(2009/01/06)
Matt Hughes

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ベラトールでの契約を終え、UFC入りが有力視されているエディ・アルバレスは、いまでも時々大工として働いているという。MMA Fighting

いまでも親方に電話をして、何か仕事はないかいって聞いたりしているよ。僕の身体はそんなに大きくないけど、それでも試合で負ける気がしないのは、コンクリートの仕事をしているからだよ。だから親方には、広い範囲にコンクリートを流し込むような仕事があったら、いつでも電話してくれって頼んである。いつでも用意万端だよってね。

大工仲間は僕が格闘家だということを信じてくれないんだ。そんなに強い選手なら、こんなところで働かなくてもいいじゃないかって。だから僕は「そうだよね。やらなきゃいけないということはないんだけどさ」なんて答えてる。

Viacomの人とも話はしてみたいんだ。ベラトールが来年からSpike TVに移って、どうなるのかに興味があるんだよ。そのあと、UFCふくめ、その他の団体からのオファーも聞いてみたいと思っている。誰の話でも聞いてみたい。だって、DREAMとの契約が終わったときには、ベラトールだって存在すらしていなかったんだからさ。

ダナ・ホワイトはキャラが強いよな。駆け引きも好きみたいだ。ダナのやりかたはわかってる。まあどうなることやら。僕は短気な方じゃない。こういうことには時間をかけるんだ。最後の試合に勝った上でフリーになったというのがポイントだね。いまは家族との時間も楽しみながら、ノーマルな食事もとりながら、今後のことをゆっくり考えるよ。



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今週金曜日のベラトールでは、ベラトールの女子115パウンド級王者ゾイラ・グージェルがプレリミナリーカードで戦うことになっているが、このことになぜかストライクフォースのミーシャ・テイトが激怒、Twitterでビヨン・レブニーのことを性差別主義者だと呼び捨てている。グージェルは戴冠以来、怪我もあり試合をしていない。グージェル自身も、負傷欠場中にベラトールから冷たく扱われたことを明かしているという。レスリング・オブザーバは、ベラトールの番宣ではグージェル出場が盛んにうたわれていたので、このカードを前座に配するのは確かに奇妙だと観察している。

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レスリング・オブザーバ最新号によると、10月6日のインヴィクタFC大会の入場者数は600、有料入場者数は380にとどまったとのこと。インヴィクタはネットによるライブ中継のアクセス数が多く、その実績を梃子に、テレビ契約を狙っているとされている。

ダン・スバーン(54)が引退を決めた模様だ。もともと、今年いっぱいで引退すると明かしていたが、もはやこれ以上の試合予定を入れるつもりがないらしい。戦績は101勝19敗7分けとなっているが、おそらく集計漏れがあったり、実際にはプロレスだった試合も混じってしまっていると見られている。

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パンクラス無差別級王座 “冬眠王者”バーネット10年ぶり防衛戦へ(東スポWeb)

酒井氏のオファーをバーネットは二つ返事で受諾し、来年秋に予定されるパンクラス20周年大会でV3戦が実現する見込みとなった・・・さらにバーネットは自身が米国で主宰するジムで「チーム・ジョシュ・バーネット」(仮称)を結成し、精鋭をパンクラスに送り込むという。


これって、ジョシュはズッファから切られたということなのか・・・


上祐氏暴露“空中浮揚はヤラセ”(東スポWeb)


Study: Writers Are Twice as Likely to Commit Suicide (The Atlantic)

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Kaminoge最新号、冒頭インタビュー3発を楽しく読了した。僕にとって一番印象に残ったのは、宮戸氏にインタビューする堀江ガンツ氏の質問の立て方が、僕自身のプロレスに対する問題意識と気味悪いほどにどんぴしゃ同じだったことだ。かりに僕がインタビューをしろと言われても、ほとんど同じような質問を用意して行っていたと思う。そういう意味では得心の連続であった。もっとも、これが堀江氏のソウルの表れなのか、相手の宮戸氏にチューニングしているだけなのかは、一読者である僕にはよくわからない。本来であれば中邑に対して、宮戸インタビューの色合いを持ち込んでいただくところを読んでみたかったと思うが、選手と喧嘩するわけにもいかないか。

その中邑インタビューで目をむいて驚いたのは、あのクネクネムーブを本人が「ファッショナブル」だからやっていると説明したことである。もうずっと、あのクネクネはなんのためにやっているのか、僕にはまったくの謎であった。おもしろくもない、強そうでもない、格好がいいわけでもない、あんなものが女にもてるわけもない。客席が沸いているわけでもなければ、試合の中で必然性があるわけでも無い。そんな不可解ムーブのココロが、なんと「ファッション」だったとは・・・虚を突かれた。天を仰ぐ思いだ。それならもう中邑は永久ファッション王者と言うことで構わない。いつまでも、燦然と輝いていてくれ。ああ、かつてはプロレスを変えてくれるのではないかと思うくらい、新しい風を吹かせていた中邑が、いまやファッション王者とは・・・ここらでいちど、柴田にケツを蹴られて泣かされて目を覚ました方がいいんじゃないか。インタビュー内容は評判が良いようだが、洒落臭い分析ばかりで、僕には読めば読むほど面倒くさかった。現役選手なんだから、ごちゃごちゃ言っていないで、様子見ばかり決め込んでいないで、とにかくすごい試合見せてみろやと思ってしまった。と、これだけ感想を書けると言うことは、つまり、記事自体は楽しかったということだ。


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