「MMA」名付け親逝去 / UFC選手解雇の力学


マッチメーカー、ジョー・シルバは、いかにしてダマルケス・ジョンソンを解雇したか (MMA Fighting)

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UFCが3連敗後のダマルケス・ジョンソンをリリースしたとき、MMAコミュニティは、UFCがショートノーティスの試合を受けた選手を切り捨てたとして話題になった。そこに配慮がなかったわけである。

ジョンソンは8月4日のUFC on FOX 4大会でマイク・スイックにKO負けを喫した。カリフォルニア州アスレティック・コミッションはジョンソンに、45日間のメディカルサスペンションを命じ、さらに神経系の検査をクリアすることを条件付けていた。

9月17日、ジョンソンのもとに、9月29日のUFC on FUEL 5大会でガンナー・ネルソンと対戦しないかというオファーが届いた。パスカル・クラウスの欠場に伴う代打出場である。ジョンソンはこのオファーを受けたが、計量で8パウンド超過してしまい、175パウンドのキャッチウエイト戦に出場、ネルソンに一本負けを喫した。

その2週間後、ジョンソンは解雇された。

UFCマッチメーカーのジョー・シウバは、時系列の前後関係が今回の解雇につながったと説明している。

クラウス欠場が明らかになったとき、シルバはまず、リッチ・アトニートにオファーをかけた。アトニートはいったんオファーを受けたが、翌日になって、170パウンドまで減量ができそうにないという理由で断ってきた。そこでシルバは、175パウンドのキャッチウエイト戦を打診、いったん了承された。しかしまたしても翌日、アトニートから減量が間に合わないので無理だとの連絡があった。この段階でシルバはアトニートをリリースしている。

シルバは次に、ジョンソンにオファーをかけた。ジョンソンは170パウンドでの試合を受諾した。シルバはその際、アトニートをリリースしたことを説明していたという。

その日の遅く、シルバはラスベガスで行われたTUF17のトライアウトの席上でジョンソンと出くわした。シルバはジョンソンが試合を受けてくれたことに礼を述べた。シルバは、ジョンソンの体重がかなり重そうだなと感じたという。数時間後、ジョンソンはシルバに、今210パウンドあるので減量が間に合わないと告げてきた。そこでシルバは、175パウンドのキャッチウエイト戦ではどうかと打診、ジョンソンはこれを受諾した。

9月28日、イギリスでの前日計量で、ジョンソンは183パウンドを記録した。その結果、ジョンソンのファイトマネーの20%がネルソンに移されることとなった。ジョンソンは試合に敗れ、その後リリースされた。

「あれほど体重差のある相手と戦うのはネルソンに気の毒だった」とシルバは語っている。「ジョンソンは減量できると約束してくれた。減量できないのなら、そう言ってくれれば、ほかの選手にあたることができたんだ」

「私はけして、ショートノーティスの試合を受諾するよう圧力をかけることはない。試合をしたくて仕方ない選手は山ほどいるんだ。1人がダメなら、ほかに当たる。何の問題もない」

ジョンソンは、UFCに対して含むところは何もないし、ファンにも誤解して欲しくないと語っている。「正直、7日前の試合を受けて。30パウンドの減量が出来ると思った自分の間違いだった。もともと次の試合は12月のはずだった。8月に試合をしたばかりで、練習はしていなかったんだから。でも言い訳にはならない。試合に勝てばいいんだし、減量できないと思うなら試合を受けるべきではなかった。できると高をくくった自分の責任だ。」

「UFCに対する怒りはない。もちろん、悔しい気持ちはあるが、ようは自分の問題だ。自分で決めたことだからね。何とか立て直して、またUFCに戻ってきたいと思っている」

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米国のMMAメディアでは、ジェフ・ブラトニック氏(55)の逝去が大きく報じられている。MMA記者のほか、選手やプロモーター、放送関係者などが幅広く追悼の意を表している。ブラトニック氏は1984年の五輪グレコローマンレスリングの金メダリスト。引退後はアマレスのテレビ解説の仕事から幅を広げ、新日本やUWFインターの海外向けPPVの放送席にも座った。またSEG時代からUFC中継の解説も務め、各州でのMMA合法化や、MMAのルール制定にも尽力したという。かつては No Holds Barred、Cage Fighting、Vale Tudoなどとさまざまに呼ばれていたこの競技を、日本のプロレス用語を参考にしてMMAと名付けたのはブラトニック氏だったのだそうだ。

思いの外大きく報じられているので、追悼記事をいくつか眺めてみて、おってまとめ記事を書くかもしれない。

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UFCが来年、ブラジルで最大7大会を開催する可能性があると Fighters Onlyが報じている。また、カナダで最大5大会を開催する可能性があると MMA Maniaが報じている。なおUFCの来年のスケジュールがまだほとんど発表されていないが、こちらも近日中に発表があるらしい。

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かつてメジャーリーガーのバリー・ボンズや、多くのWWEレスラーにステロイド剤を販売して罪に問われ、現在は逆にアンチドーピングのご意見番となりつつある元BALCO社社長のビクター・コンテが、MMAファイターのPEDの実態についてコメントしている。やや怪しげなお方であることをふまえつつ。

昔の私のビジネスパートナーは、K-1ファイターのボブ・サップに、テトラヒドロゲストリノン(通称「The Clear」)を文字通りガロン単位で売りさばいていた。

アスリートとドラッグの話をすることは多い。みんな開けっぴろげに話してくれる。北カリフォルニアにMMAのジムがある。16人のUFC選手が所属している。そこのヘッドトレーナーに、何割くらいの選手がドラッグを使っているか尋ねてみると、8人だと言うんだ。調査サンプルとしては大きくないが、それでもUFCファイターでドラッグ使用が蔓延していることはうかがえると思う。



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ダナ・ホワイト、ブロック・レスナー復帰の可能性について

ヤツは引退したよ。数日前に電話があった。復帰はしないそうだ。身体が無理らしい。プロレスはいいが、MMAは無理だと言っていた。MMA復帰を検討してはいたんだぞ。



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10・25 谷川貞治トークショー 格闘技への情熱未だ衰えず 原点に戻りファンと共にやっていきたい (Miruhon)


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高橋テツヤ

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