GSP復帰戦レビュー【UFC154】


ジョルジュ・サンピエール def. カルロス・コンジット

相手に何もさせない、自分もリスクは犯さないという完全試合で判定を拾い続ける「強すぎて退屈」「そんなに強いならフィニッシュすれば」なGSPが、今回は5Rにわたって山あり谷あり、手に汗握る名勝負をやってのけた。そうはいってもジャッジ2人が50-45をつける完勝には違いないのだが、コンジットのハイキックで見たこともないようなフラッシュダウンを食らっていたし、お得意の押さえ込んで削る殺法も、コンジットが下からいろんなことを試みるので、上にいるGSPがむしろ対策を迫られているようにさえ見えるのはあまり見慣れない光景だった。試合後インタビューのGSPは、試合勘が戻っていなかったことを正直に吐露していた。その場でアンデウソン戦を即決即断できなかったのは、イメージ通りの試合ができなかったせいなのかもしれない。

もちろん、試合勘が戻らないままに、これだけの試合をやってのけるGSPはやはり化け物だとしかいいようがないわけだが、絶好調のミスターパーフェクト状態より、ほんの少し穴が開いていたほうが、すごさを垣間見ることができるものだなあと思った。同時に、これまでどんな勝ち方をしても、今ひとつ記憶に残らなかったコンジットが、あのGSPを慌てさせ、疲れさせたことで、負けてなお強しとの強い存在感を残してくれたのも頼もしいことであった。

@nickdiaz209
I am not impressed by your performance @GeorgesStPierre



ジョニー・ヘンドリックス def マーティン・カンプマン

@danawhite
Holy Shit



フランシス・カーモン def トム・ローラー
判定が微妙すぎて、地元カーモンの勝利にブーイングが飛ぶ始末であったが、ダナ・ホワイトはそれ以前の問題だと一刀両断。

@danawhite
どっちでもいいよ。両者とも負けだ。



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次期TUFコーチとしてロンダ・ラウジーの起用が検討されていると、レスリング・オブザーバ・ラジオでメルツァー記者が伝えている。相手役はサイボーグではない見込み、おそらくミーシャ・テイトか。計画では2人の女性コーチが合計16人の男子選手を鍛えるというもの。個人的には、参加選手も女子にすることを希望。番組が一気にフレッシュになりそう。


ダナ・ホワイト、UFC154後の囲み取材で。サイボーグに対してつれない態度

サイボーグ陣営とはマッチメーカーが話をしているが、ロンダ戦に乗り気ではないらしい。UFCでは女子135パウンド級を作ろうとしている。チャンピオンはロンダだ。ロンダには大スターの素質がある。UFCのオクタゴンに足を踏み入れる前から、すでにどの選手よりもメディアに露出している。だから(サイボーグが適性であると主張する145パウンド級については)自分は関知しない。



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ダナ・ホワイト、MMA Fighting インタビューより。

Q GSPは復調していたと見ますか。

ダナ ああ、すばらしかったね。コンジットはタフな相手だし、自分はいつも言っているように、試合勘はとても重要だと信じている。GSPもさすがに試合後には疲れていたようだが、ハンドスピードもタイミングもすっかり戻っていたと思うよ。

Q GSPは試合前に、KOか一本で勝ちたいと語っていました。今回はアグレッシブでしたね。

ダナ そのとおりだ。そもそも、18か月ぶりの試合で、カルロス・コンジットをフィニッシュする、なんていうのは難題中の難題だよ。

Q だれもがGSPの次の試合を噂しています。試合直後のインタビューではGSPは何も明言しませんでしたが、アンデウソン・シウバはGSPと戦っても良いと発言しています。

ダナ 私もその試合を実現させたいよ。GSPも、いまはくだびれていて考えられないのだろうが、この試合は実現させるぞ。

Q ただアンデウソンは、5月は時期尚早だと考えているようですが。

ダナ そりゃいろいろ言うだろう。私は5月前後を目処に考えている。

Q 場所は決めましたか

ダナ まだだ。3つの案があることは言ったよな。トロントかダラスかブラジルだ。

Q これから厳しい交渉が始まると言うことですか

ダナ いや、特別なことではないよ。彼らはUFCの契約配下選手なんだ。2週間以内くらいに、時間をとってじっくり話し合うというだけのことだよ。

Q 他方でジョニー・ヘンドリックスも説得力ある勝ち方を見せました。

ダナ すばらしかったね。ウエルターにもミドルにも、コンテンダーはたくさんいるんだ。でもいまはスーパーファイトの実現を目指したい。

Q なぜいま、スーパーファイトにこだわるのですか

ダナ P4Pを決める戦いだ。ファンが見たがっている。本人たちもやりたがっている。そういうことだよ。



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高橋テツヤ

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