青たんと流血とスーツと【ビジネスマンGSP】


先週のUFC154大会後記者会見でのGSPコメント。

復帰もしないうちからアンデウソン・シウバ戦のことを聞かれるのはちょっと頭にきた。カルロス・コンジットと戦うというのに、誰もがアンデウソンのことを聞く。僕にとっても、コンジットにとっても失敬な話だ。挑戦者にもう少し敬意を払わないとダメだ。世界最高の選手なんだし、僕だって、目の前の相手に集中したいんだよ。

いまも試合が終わったばかりで、答えは同じだ。アンデウソン戦のことは、もう一回体制を整えて、しっかり考えたい。今日は頭部にたくさんの打撃を受けた。休暇も必要だ。177パウンドで戦う場合、僕は当日は185くらいになる。でもアンデウソンはおそらく205か210になるだろう。ヤツはでかい。225や230あるかもしれない。全然大きいんだ。

この試合とジョン・フィッチ戦では本当にギリギリまで追い込まれた。キツイ試合になるとは思っていたが、特に序盤、ホントにきつかった。オクタゴンの感覚が今ひとつ取り戻せなくて参っていたけど、気持ちの面では折れないように、前進し続けるように心がけた。こんな感覚は長らく味わっていなかった。だからハッピーな気分だよ。オクタゴンですべてをさらけ出した。疲労困憊だ。後悔は1つもない。やれることは全部やった。楽しかった。

コンジットのことはすごく研究した。彼は独特のスタイルを持っていて、とても頭がいい。コンジットはこれまでUFCで1回しかテイクダウンをしていない。下からのサブミッションで上を取り返す選手なんだ。ときどき、彼がわざと隙を作って、サブミッションに誘い込んでいるのではないかという気分に襲われた。だから飛びつかないようにしていた。でも、ダン・ハーディ戦でサブミッションにこだわりすぎた反省を踏まえて、本当はもっとグラウンド&パウンドをやりたかったんだ。

評論家が言うことは気にしない。僕はできる限りのことをした。確かに僕には、ランページ・ジャクソンのノックアウトパワーも、ジョン・ジョーンズやアンデウソン・シウバのような運動能力も、チェール・ソネンのようなレスリング力もない。でも、自分が持っている能力を最大に使って、最善を尽くしている。だから勝てるんだ。



同じポストファイト・カンフェランスで、ダナ・ホワイト。

ヤツは18ヶ月間休んでいて、いまWARを戦い終えたばかりだ。5R目の彼を見れば、ダメージを受けて疲労困憊になっているのがわかっただろう。試合間隔が長く空いて、ああいう手術を受けた後に復帰した選手には、時間が必要なんだ。いまはバスに轢かれたような気分でいるんだろう。アンデウソン戦の話は数週間はしないようにするつもりだ。



この項の出所:
Georges St. Pierre Irked by Disrespectful Anderson Silva Questions Before UFC 154 Title Defense (Sherdog)
Georges St-Pierre's long-awaited return proves rousing success; attention turns to Silva superfight (Yahoo! Sports)

>UFC154の大会後記者会見の映像を眺めていると、顔をボコボコに腫らしたGSPは、いつも通り、1人だけきちんとスーツを着て出席していて、カナダ人記者からフランス語で質問されると、GSP自らがまず質問を英語に訳し、そのあと回答をフランス語と英語の両方で説明していた。実に感心する。一番疲れていて、一番雑用をしなくていいはず人が、一番サービス精神を発揮してしゃべっているのだ。

必ずしもダンディズムのためだけではないのだろうけれど(スポンサー契約とか、たっぷりあるらしいから・・・そのへんの驚くべきビッグビジネスぶりはMMA Unleashedで書くかも)、それにしてもいちいちスーツで出てくるというのは、なんだか昔のNWAのチャンピオンみたいで好ましい。

アンデウソン・シウバ戦については、GSPは一貫して、けして前向きな言葉は吐いていないように思う。是非見てみたいカードではあるが、体格差がひどくあることは事実である・・・



Figure Four Weekly11月21日号によると、GSPに練習再開の許可が出たのは試合のわずか8週間前だった。さすがに前半4週間はGSPもヘロヘロで、後半4週間でようやく本来の動きが戻ってきたという。また前半4週間はヒザに負担が少ないよう、背中を床に付けての柔術の練習ばかりしていたと言うことで、事実上、4週間のフルキャンプで試合に臨んだも同然だったという。

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カルロス・コンジット、こちらは試合前のインタビュー。冷静である。MMA Fighting

ジョルジュは僕よりウンとすごいレスラーからテイクダウンを取ってきてる。僕だってレスリングの練習はしているが、おそらくテイクダウンを取られてしまうことになると思う。僕のこれまでの試合でもそうなんだ。ある時期、レスラーとの対戦が続いたことがあった。みんな僕をテイクダウンしようとした。だからこそ、僕には13のサブミッション勝利があるんだ。ポイントは対応することなんだよ。

グラップリングとグラウンドゲームを制する者が、勝利の鍵を握るんじゃないかな。ジョルジュはニック・ディアズより対応力の高い選手だ。ディアズには独特のスタイルがあるが、そんなに芸があるわけではないんだ。ドンドン前進してきて殴りかかってくる。ボクシングと柔術は素晴らしい。でもレスリング力はそうでもない。だから彼には、どこで戦うか、ということについての主導権がない。ところがジョルジュは素晴らしいレスリングを持っているから、どこで戦うかを押しつけることが出来る。

(ニック・ディアス戦の評判について)いつもと違っていた。僕は普通はファンに好かれているし、試合後にはほめてもらえることが多い。でもディアズ戦の反応はさまざまだった。これまでで最低の試合だという人もいたし、すごく楽しい試合だったという人もいた。みんなをハッピーにすることなんて出来ないんだなと学んだよ。要するに肝心なのは、勝つことなんだけどね。

でも試合直後は結構迷惑だなと思っていた。ある種の反応になれていなかったからね。僕はフィニッシャーとして知られていたから、たくさんの批判を受けたのははじめてだった。批判的なファンとか、気まぐれな人たちって、実際にいるんだな、と思ったし、選手というのは前回の試合だけで評価されるんだなとも思った。ということは、次回に素晴らしい試合をして楽しんでもらえれば、悪評の方もすっかり忘れてくれるのかもしれないね。



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ストライクフォース最終大会でマイク・カイル戦が噂されているゲガール・ムサシのインタビューがFC Fighterにあった。すっかりご無沙汰で、どうしているのかなとおもっていたら、前十字靱帯断裂をやっていたのだそうだ。UFCに移籍したら、マウリシオ・ショーグンと戦いたい、そこでもし負けたら、ミドル級に転向したいなどと、いまひとつぴんとこない感のある今後の展望を語っている。


UFC153でグローバー・テイシェイラに負けたファビオ・マルドナドが自らのFacebookページで、「UFCからの小切手が届いた。試合ではケツを蹴られまくった俺だけど、UFCが送ってくれる金は、もう4回連続で、Winボーナスを含んだ金額以上なんだ」と明かしている。マルドナドはUFC戦績1勝3敗というくらいの選手である。


死亡事故起こした現役プロレスラー 精神疾患による生活保護受給を賠償金逃れの根拠に……?(日刊サイゾー)


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