ビッグファイトに飛びつかないヤツって、しらけるんだよな【DWイライラ】

TUFフィナーレ大会、欠場のシェーン・カーウィンの代打でロイ・ネルソン戦を最初にオファーされたのはシーク・コンゴだったのだそうだ。コンゴはショートノーティスを理由にこれを断ったのだが、そのことにダナ・ホワイトがいらついている

ショートノーティスだかなんだか知らないが、コンゴは試合を断った。ヤツは2試合連続で試合を断ったんだ。黒星のことばかり気にしているヤツはよく試合を断る。負けたらやばいというヤツらだよな。でもなあ、ファイターなのかファイターじゃないのか。コンゴは何を待っているんだろうな。

自分はもう13年も、選手と交渉をし続けてきた。最初の10年は、試合を断るヤツなんていなかった。最初の10年でビッグファイトを断ったのは、ティトがチャックとやりたがらなかったことくらいだ。でもいまは、そういうことが毎週のようにある。シーク・コンゴは2試合連続で試合を断った。

新しい時代に入ったと言うことなのかな、頭が痛いよ。気に入らない。なんというのか、ビッグファイトに飛びつかないヤツって、しらけるんだよな。

インタビューでずっと聞かれて、もうこの話にはウンザリしてるんだが、チェール・ソネンがしゃべりでチャンスをとっているという指摘があるだろ。チェールがビッグファイトをもらえるのは、ショートノーティスでも、ヤツは前に進み出て、オファーを取るからなんだ。UFC買収以来、自分がつきあってきたのは、こういう選手だ。ダン・ヘンダーソンみたいに泣きわめいている赤ん坊も最近は増えた。ダンヘンはなにがやりたいんだ?ヤツはジョン・ジョーンズ戦を2回断った。ヒザが悪いから数週間待ってくれと言うことだった。で、トロント大会での試合をオファーしたら、まだヒザを理由にして断ってくる。自分はダンヘンのことを本当に待たないといけないのか?



レスリング・オブザーバによると、オファーを断ることについての、いまのところの標準的な取り扱いは次の通りなのだそうだ。まず、特にトレーニングをしていない選手については、ショートノーティスのオファーを受けた場合には、会社の無理な要望に応えてくれたと見なされ好評価となるが、断っても別にペナルティはないそうだ。ただし、もともと同じ大会に出場予定である選手など、トレーニングを積んでいるはずの選手が、対戦相手のスイッチを求められた場合に、その要望に応えないのは、たいへんマイナスの人事評価になるのだという。

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and then what happened? (Go love a ninja)

先日29歳の若さで引退を発表した、元戦極ファイター、現UFCファイターのニック・デニスが、なぜこのような決断をしたのか、自らのTumblerページに長文をしたためている。抄訳。

・・・僕はいつも周りの人に、「自分のハートに従うべきだよ」と行っているし、僕自身もそう信じて実践している。まともで安全なライフスタイルのために、自分の本当の気持ちや願いにふたをして生きていくなんて、考えられない。だから僕は、バイオケミストリーの博士号課程を放り出してモントリオールに引っ越し、フルタイムでトレーニングを積んでUFCに出るようになったんだ・・・

・・・自分のハートに従った結果、僕は目標の1つを達成した。UFCと5試合契約を結び、素晴らしいデビュー戦をやってのけたんだ。2戦目でも自分でも誇りに思えるような試合をやっていたんだが、試合中に眼窩底骨折をやってしまったせいもあって、2Rに一本負けしてしまった。自分にはこの一瞬一瞬がいとおしいよ。だって、僕の夢はここで打ち止めになるんだからね。僕はMMAを辞めることにしたんだ。

最初の敗戦のとき、マルロン・サンドロは僕の頭をバスケットボールのようにドリブルしてた(訳注:2009年の戦極第8陣)。その後、失神についていろいろと研究してみたんだ。僕はまだオタワ大学の学生だから、学術文献に当たることが出来る。で、失神が良くないことであるというのは当たり前だとしても、「準失神」というのがあることもわかった。失神にまでは至らない、頭部への打撃のことを言うそうだ。その程度の打撃であれば、問題なく戦い続けることが出来る。ちょっとは頭がくらくらするかもしれないが、大げさなことではない。スパーリングをする人なら、僕の言っていることがわかると思う。でも、そのダメージは蓄積する。トレーニングをする度に、ダメージは蓄積していく。毎年毎年、蓄積していくんだ。論文によれば、一度も失神したことがなくても、準失神を受け続けてきたフットボールやアイスホッケーの選手の脳をスキャンすると、脳の形態が、まるで後期の神経変性疾患みたいに朽ち果ていていると言うんだ。

そこで僕は心の中で決心をしたんだ。練習中であれ、試合であれ、氷の上で滑って転んだのであれ、もう一度失神したら引退しよう、ってね。でも3年たっても失神しなかった。いっそ誰かにはっきりとKOしてもらえる方がわかりやすかったんだけど。そして思った。これからもたまたま失神しなかったらどうなるのだろう。あげくに、10年後に、すさまじい激戦のなかでたくさんのパンチを浴びたらどうなるんだろう。そういうのって、失神より悪くないだろうか。

ここ数年、特に5月の試合前数ヶ月、スパーリング中に打撃をもらったときのダメージが大きくなってきていた。以前には感じなかったダメージだ。それだけじゃない。トライスターで練習していると言うことは文字通り、世界最高の選手と練習していることになる。練習のレベルは高い。果たして僕は、スパーリングを避けつつ、地球最高の舞台UFCで、最高の殺し屋たちを相手に、勝つことなど出来るだろうか。いや、それは無理だ。それなら、引退するしかない。

・・・僕のMMAへの愛情は薬物中毒のようなものだ。身体に悪いとわかっていても辞められない。MMAが大好きだし、UFCや戦極での経験も貴重だった。でもその前に、僕はひとりの人間であり、脳も1つしか持っていないんで、自分で自分の面倒を見ていきたい。歳をとって、最愛の人のことをわからなくなったりしないようにしたいんだ。

・・・すでにあたらしく情熱を傾けることを見つけてある。土と薪で家を作るんだ。その考えにこのところとりつかれている。とりつかれやすいキャラなんだよ。仕事の面ではどうするのか、まだきめかねている。研究所に戻って働く気分にはなれないし、まあ、そこはなんとか考えてみるよ・・・



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こちらの記事では、2月に「ニック・ディアズ vs ジョシュ・コスチェック」のバッドガイ対決が行われる見通しになっていると報じられている


こちらのAriel Helwani記者のツイートでは、ジョルジュ・サンピエールがカナダのテレビ番組に出演し、アンデウソン・シウバ戦は実現しないよと述べたらしいと報じられている。


10 Great UFC Holiday Gifts (UFC.com)

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Kaminogeの青木・前田対談を読んだ。刺激的だとの評判をタイムラインで見まくっていたので、僕の中で期待度のバーが上がりすぎていたみたいで、実際に読んでみるとそれほどでもなかったりした。初期「紙のプロレス」で激怒を繰り返していた前田と比べれば、春風のように優しい。僕にはこの対談が「物別れ」だったとはあんまり見えないし、そう言っておいた方が本が売れるということなら別に構わないが、仮にこれを持って本当に物別れだと言うのであれば、これはもう、悲しいジェネレーションギャップだとしか言いようがない。青木サイドは事前に、この対談を希望する旨、まじめにやる旨の意思表示をしたとの説明書きがあったが、記事を読んでも、青木がなぜ対談を希望したのかが伝わってこなかったのは残念だった。まるでディフェンス一辺倒な試合を見ているようだった。青木目線で読んでいる人は、全然違う感想を持つのだろうが、この対談において、青木からは何を差し出したのか、ということは問うておきたいと思う。前田は差し出しているし、関わろうとしている。



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高橋テツヤ

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