ストライクフォース最終大会は本当に開催されるのか

ギルバート・メレンデスとルーク・ロックホールド、2人のチャンピオンが欠場を決め、ついに大会名まで、もとの「Strikeforce: Champions」から「Strikeforce: Marquardt vs. Saffiedine」に変わってしまった1月のストライクフォース最終大会。Figure Four Weeklyの11月29日号は、ロックホールドの負傷は事実であるとしながらも、次のように分析・予測している。

数ヶ月待てば、もっと高額のファイトマネーとスポンサーマネー、そしてうまくいけばボーナスまで出るかもしれないUFCで試合が出来るというときに、ストライクフォースの最終大会のような場所でリスクを取る必要がない、と選手が考えているとしても、それは理解できる。前座試合の選手はUFCへの切符を確保するため、必死で勝ちを取りに行くだろうが、メレンデスやロックホールドのような選手は、ひょっとするとけが人の穴埋めで、思ったよりウンと早くUFCデビューを飾る可能性も高い。リスクとリターンを考えれば、このストライクフォース大会に出場する理由はないし、ここしばらくのストライクフォースのやり方を見ていれば、選手が特に忠誠心を感じていないとしても無理はない。これからも欠場を表明する選手は出てくるだろうし、この大会が本当に行われるのかどうかはいまのところ、五分五分だと言うしかない。



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マイケル・ビスピン、ベウフォート戦を展望する。

何せブラジルで戦うんだ。楽な試合にはならない。ベウフォートの打撃は強い。しかし、最初の暴風雨をしのげば、その後ヤツはサンドバッグと化す。ヴィトーがすぐにガス欠することは、すでに何回も実証済みだ。1Rが終われば動きが鈍くなる。早期決着は避けなければならない。試合が長引けば長引くほど、ヤツはサンドバック化する。言うは易く行うは難しではあるんだが、それがゲームプランだ。



ジョルジュ・サンピエール アンデウソン・シウバのトレーナー、Firas Zahabiが、アンデウソン・シウバはGSPと戦いたいなら170パウンドまで落とすべき、と語ったことについて、アンデウソンのコンディショニングコーチ氏が反論

アンデウソンに170まで落とせというのは犯罪的だ。落とすことは出来るだろうが、身体への負担が大きすぎる。サンピエール氏のことは尊敬するが、170で戦うとなると、コンディショニング的に言って彼に有利すぎる。



BJペン、復帰のモチベーションについて語る。

この間ダナにこんなメールを送っておいた。「ダナ、最近のインタビューをずっと見ていたけど、P4Pファイターの話になっても誰も僕の名前を出さないようになっているね。気に入らないよ。」本当におもしろくない。自分のせいだとはわかっている。それが復帰する大きなモチベーションになっている・・・昔のBJは強かったねと言われたくない。もっと尊敬しろと文句ばかり言っているようにも思われたくない。僕にはまだやり残した仕事があると思っている。



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レスリング・オブザーバの読者投票より。

●メインイベントがロンダ・ラウジーであるPPV大会を購入しますか?

【ほとんど毎回欠かさずPPVを購入している人の場合】

購入する 64.3%
アンダーカード次第 14.3%
購入しない 21.4%

【主な大会だけPPVを購入している人の場合】

購入する 39.2%
アンダーカード次第 37.3%
購入しない 23.5%

【年間6~10大会のPPVを買っている人の場合】

購入する 63.6%
アンダーカード次第 27.3%
購入しない 9.1%

なお、普段ほとんどUFCのPPVを購入しないという人のうち、30.3% が、ロンダ・ラウジー大会なら購入すると回答している。

【過去に一度でもUFCのPPVを購入したことのある人の場合(全体値)】

購入する 70.1%
アンダーカード次第 16.2%
購入しない 13.6%

【対戦相手がクリス・サイボーグになる場合(全体値)】

購入する 75.0%
アンダーカード次第 13.6%
購入しない 11.4%

●ベラトールで、敗退したチャンピオンに対して直ちに再戦する権利が与えられるようになったことをどう思いますか。

試合が接戦で再戦が妥当だと思える場合には賛成  78.2%
すべてのチャンピオンに必ず再戦兼が与えられるべき 11.8%
反対。またトーナメントを勝ち抜いてくるべき 10.0%

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遅ればせながら、EMCOMがK-1を手放すという旨のプレスリリースをじっくり読んでみた。EMCOMは先に「継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ」というリリースを出していて、これは要は「うちの会社、赤字続きでもうダメかも・・・」というSOSサインである。そこで赤字子会社であったK-1を手放すことになったという話だ。赤字額を2012年第三四半期の決算短信で見てみると、EMCOM全体(連結)では365百万円であるが、うちK-1事業の赤字が302百万円を占めている。ちなみに同時期のK-1事業の売上のほうは43百万円と言うことだ。

K-1を買い取ることになった会社はLexi Investmentという。これは検索してみたがヒットしないので、何者であるのか不明であるが、名称から投資ファンドか何かであろうことは推察できる。今回の出資額は63百万であるが、このあとEMCOMがK-1に貸している710百万もLexiマネーで回収していくのだそうだ。数回の大会開催で7億の借金とはすごい額だ。FEG時代からの負債を引き継いでいたということなのだろうか。とにかくEMCOMは、ここまでK-1をどうにか復活させ、投資家を見つけるまでの期間のつなぎ役を果たして、足早に去って行ったように見える。これでEMCOMじたいはずいぶんと身ぎれいになりそうだし、赤字幅も大幅縮小するだろうが、肝心のK-1がどうなるのかは、この発表からは見えてこない。

投資ファンドが格闘技プロモーションのバックアップをすること自体は、別に悪いことでも怪しいことでもない。ベラトールも、初期のストライクフォースも、バックで資金を出していたのは投資ファンドである。ただそこにビヨン・レブニーやスコット・コーカーという、事業に熱意のある人がいたから、意味のあるMMA興業を続けつつ、結局それぞれ、バイアコム、ズッファという大手に買収され、投資ファンドの投資案件としても成功を収めるに至った。Lexi Investmentが、いったいどこまで格闘技事業に専門性なり経験なり熱意を持っているのかわからないが、そこにはおそらく熱意あるプロモーターの存在が必要だ。これまでのところ、魔裟斗のような雇われキャラクターしか見えてこないのは不安なことである。

@ゴング格闘技

当初12月26日に開催が予定されていた「K-1 WORLD GP 2012 FINAL 8」は、年明け1月下旬に変更。


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シュートボクシングS-Cup中継を見終えた。行き届いたマッチメークで大いに楽しみにしていた大会だったのだが、観戦してみて印象に残ってしまったのは、ガラパゴス競技の光と影、ということであった。

MMAから参戦した期待のヨアキム・ハンセン、JZカルバンの注目の2人はそろって1回戦で判定負けを喫し、トーナメントから姿を消した。両選手とも、普段とは違うリング、違うルールの中で、実力を発揮する前にガス欠で失速してしまったように見えた。その姿はどこか、アメリカのケージに入り、独り相撲で失速し、何もできずに負けてしまう日本人のMMAファイターとだぶるものがあった。よそ者には敷居が高いというのは、それだけ、シュートボクシングが、独自の世界観を持っていると言うことだと思う。それはけしてわるいことではない。むしろ格闘技プロモーションというのは、それを作るためにあると言っても過言ではない。要は、もうすこしSB適性のある外敵を上手く選び出さないといけないと言うことだ。前回のS-Cupに突如やってきたプアカーオやトビー・イマダは、あれだけめざましい活躍を見せたのだ。今回の外敵は、大会のショーアップにはつながらなかった。

優勝したアンディ・サワーは1回戦でムエタイファイターと対戦、投げ技のシュートポイントが1つあったこともあり、判定勝ちを収めたのだが、試合を見た印象では、ほぼ全面的に首相撲で塩漬けにされて圧倒されていた。SBルールでは首相撲の圧倒より、投げ技一回の方がポイントになることはわかるが、それってどこか、独自の世界観過ぎて、これで勝ったと言ってみても仕方ないのでは・・・という印象を持ってしまった。そして結局決勝戦は、SBの世界観にどっぷりの、アンディ・サワーとそのDNAを受け継ぐヘンリー・オプスタルによる、同門師弟対決になってしまった。やはりこれは、弟子が勝つわけがないという色眼鏡で見てしまう。試合は致命的ダメージをあたえることなく、ほぼ互角のプレッシャーの掛け合いに見えたが、なぜかサワーが判定を拾った。「もっと腹を打ちたいですね」でお馴染み、解説の吉鷹さんも、なんでサワーの勝ちなのかはさっぱりわかりませんねえとハッキリ語っていた。ちなみにオプスタルは負傷欠場選手の穴埋めで急遽出場したのであるから、決勝の組み合わせがこうなってしまったことは、必ずしもマッチメーク上の落ち度とはいえない。それにしても、6回目のS-Cupでサワーが4度目の優勝、ましてや決勝戦で2人のサワーが戦っているような風景というのは、さすがにマンネリ感を禁じ得ない。サワーはこれでS-Cupは卒業なのだそうだ。それがいいと思う。今大会、日本人選手に元気がなかったのも心配だ。

サワーが総合本格転身へ(東スポWeb)



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