火事場のM字パワー / TBSにとって煽りVとは?


柴田勝頼~29歳の地図~(別冊・プロレス昭和異人伝さん)
取材記者が柴田勝頼の進路に口出し。誰だ、お前は!?(カクトウログさん)

必読。
結果だけ見て柴田を冷笑してるやつ、リンク先読んで、ものの見方を学んでください。
ジェイソンのどこがプロレスラーなんだよ、あんな身も蓋もない勝ち方で。

*****
NOGUEIRA & MIR ARE ULTIMATE FIGHTER 8 COACHES (MMA Weekly)

我々には縁遠い話ですが、UFCの The Ultimate Fighter 次期シーズンのコーチに、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと、フランク・ミアが就任しました。今回は柔術ファイター育成に力を入れるのかな。

撮影は5月スタート、放送は9月から。たぶん、年末か、来年早々くらいのフィナーレに、両コーチがUFC本戦で直接対決となりますが、それまで、両選手の試合はお預けになりそうです。ノゲイラはアメリカでの知名度がずいぶん上がりそうです。遠くに行っちゃったなあ・・・

パンクラス志田幹が現役引退を発表(スポーツナビ)

実力者でした。これから舞台も整ってくるとき。一儲けしてから辞めればいいのに。残念。

*****

ハッスルハウス36はメインイベントだけ見ました。エイド前とあって仕込みがカラフル。インリンはボノとにらみ合って「火事場のM字パワーを出す」と意味深な予告。股間からファイアー?まさかね。バボは「長尾銀牙」として池谷と組む。坂田はサップ戦に店の権利を賭ける(毎回宣伝しているな。もう飽きたよ)。その坂田の決めのハッスルポーズを邪魔するというタイミングで何者かが乱入し場内を凍り付かせる。大阪プロレスのゼウスさんだそうです。大抜擢だとは思うけど、会場はシーンとしてしまって辛そうだった。僕自身も、ドラゲーでよく見るあ人かなあ、違うかなあ・・・と思っていたらそれはGammaさんの間違いでした。

高田に「ハッスル史上最大の功労者」とリスペクトされ、観客が大きな拍手で同意した際には、インリンは目に一杯の涙をためていました。エイドの引退試合は脚本でびっちりだろうから、これが最後の素のインリンだったかもしれません。

今後の予定として、6月は最後のハウス1大会のみ、7月は「ハッスルツアー」に改め三大会が発表されていました。

*****
Number最新号にはTBS格闘技番組プロデューサー、石井宏明氏のインタビューが掲載されています。なーんか叩けばホコリの出そうな人ですが、発言もコントラバーシャルですねえ。

単にグラップリングのうまい選手、打撃が強い選手というのはたくさんいるんですよ。本当にその選手の内面に入っていこうとしたら、申し訳ないんだけど丸裸にさせてもらわなきゃいけない。もちろん家族を出したくないという選手もいます・・・そこはプロとしてご理解いただいて・・・

(家族や貧しさという切り口が多いことについて)そこが一般層への訴求力の強い部分だと思うんですよ

(同じ切り口を何度も繰り返すことについて)一回で覚えてもらうのは大変な作業なんですよ。視聴者は前回のことを忘れているかもしれない・・・特にゴールデンは浮動票が多いですから。

最大の指針はそこ(視聴率)ですね。分刻みの数字を見れば、視聴者が何を求めているか、どこを喜んでいるかが分かりますから

(地上波とPPVで煽りV の内容を変えていることについて)そこはターゲットの違いですね・・・(両波で煽りの内容が)一緒というのは、つまり日本中みんな格闘技好きという状態です(笑)・・・我々の分かり易く伝える作業は、仲間を増やす作業なんだってことをご理解いただければ。


ある視点を取れば全部アグリーだけど、別の視点を取れば全部反論したくなる。まあ、大人な考え方なんでしょうなあ。

「選手を丸裸にする」。考え方としてはその通りなんだけど、TBSの煽りVを見ていても、結果的には全然丸裸になんか、なっていないんだよね。だから不満なんで。丸裸にして済みません、みたいな言い方してるけどさ。Numberの別の記事にあるんだけど、例えば柴田の煽りでは船木を、何とかグレイシーが出てくるといつもエリオ爺さんをフィーチャーする。ジダは「桜庭が認めた男」でしかないし、秋山の紹介にはお母ちゃんを持ち出すし、Uの紹介ではプロレスを落とす。全部、横道にそれてる。押切伸一さんはこの手法について、「意味が重層的になるし、絵ヅラとしてもおもしろい」と評価しているんだけど、僕には、裸にするどころか、派手で余計で嘘くさい衣装を重ね着させてるだけに見える。一般視聴者だって、薄々見抜くんじゃないですかねえ。

やるならちゃんと裸にして欲しいんですよ。主題自体をちゃんと見つめて、丸裸にして、それを一般視聴者にも分かり易く、絵ヅラもおもしろく表現するというのが、この人たちの仕事ではないんですか。佐藤がPPV用につくったVに手を加えるなら、さらに深く考えて、そして、軽く表現し直す必要がある。TBSの格闘技を見ていると、いっつも思う。そもそも主題をちゃんと見てないですよ。

「家族や貧しさは一般層に訴求する」。これもそうだと思いますけど、それだけのことだと思うなあ。ある選手が家族思いだということと、試合との間に、どんなつながりを表現できるか、ということこそが鍵でしょうね。負けることだって有るんだよ。そこをまるで無視して、ただひたすらに、分かり易いテーマで浮動視聴者の手を止めれば良い、というだけのことになると、究極的には格闘技番組である必要すらない。個人的には、プロ選手をリスペクトしたいんですよ。すごいんだ、ということを示して欲しいんだよなあ。家族を愛している、なんていうことは、プロ選手限定の話でもないし、凄いことでもなんでもないですよ。わかりやすいだけだ。

「覚えてもらうために同じ切り口を繰り返す」。例えば僕はゴルフというスポーツに何の興味もないので、ゴルフ中継は見ない。だから、ゴルフ中継の中で、分かり易い煽りを繰り返してくれているとしても、そもそも見ないんですよ。ザッピングの対象にならない。だからこれって、意味がないサービスだと思うんですね。まあ、TBSは、たまたまゴルフ番組にザッピングしてくる人が相当多数いると思ってるわけだけど。それってなんか、考え方古くないか?娯楽はテレビ以外にもあるぜ。

むしろ、ひょうきんなゴルファーがバラエティ番組にでも出てくれる方が、よほどそのゴルファーのことを知るチャンスは高い。分かり易い煽りを繰り返して「仲間を増やし」たいなら、むしろ他の番組でやったらどうかと思いますね。

もっというと、たとえ丸山という物真似が楽しいゴルファーを知ったからと言って、丸山が出場するゴルフ中継を見るかというと、やっぱり見ませんけどね。お笑いやバラエティならまだしも、スポーツ中継って、大多数の人はそんな風にチャンネルを合わせるものかなあ。亀田クラスまでいけば別だけどさあ。

「分刻みの視聴率にあわせる」。これでTBSはアップルではなくマイクロソフトであり、ソニーではなく松下であることがよく分かります。つまり、けして冒険はしない企業体質。ただ、DREAMの8.9%と言う数字を分刻みで最適化する作業に意味はないですね。問題は、どの映像パーツが数字を取るか、ではなく、番組全体としてニーズに応えていないことでしょう。全部を底上げしないと。

忘れっぽくて移ろいやすくて、家族愛とか貧しさ程度の分かり易いテーマにしか反応しない馬鹿な視聴者がたたき出す数字を分刻みでひたすら追いかけるというのは、そもそも何かの意味のある作業なんでしょうかね。視聴者をバカにしてるのか、恐れているのか知りませんが、ここでもやはり、視聴者のことをまっすぐに見ていない体質がある思うんだよなあ。テレビの視聴率は全体に下がっていて、いまはドラマとかでも12%くらいで喜んでいるわけでしょ。今の時代、石井さんが思うほど、浮動視聴者って、本当にたくさん存在するんでしょうかねえ。本当に、DREAMの持っている数字の半分以上が浮動票なのでしょうかねえ。もうちょっと視聴者をセグメントして考えた方が良いんじゃないですかね。

スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update