さようなら青木真也

ダナ・ホワイトのビデオインタビューが MMA Fighting に掲載されていた。主な内容を抄訳。

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Q 「ジュニオール・ドスサントス vs. ケイン・ベラスケス」の再戦が迫っていますが、ここにきて、前回の試合直前にベラスケスがヒザを負傷していたことが明らかになりました。負傷した様子を収めたビデオも公開されています。

自分は怪我のことは知らされていなかった。もし知らされていたら、試合を止めなくてはいけなかったかもしれないね。ヒザの怪我といっても、戦える怪我と、絶対無理な怪我があって、いろいろなんだけどね。

Q 今回こそが両者の本領発揮となるのでしょうか。

それは本人同士のみぞ知ることだ。ヘビー級の対決なんだから、また30秒で終わるかもしれないし、フルラウンド行くかもしれない。

Q 前回の試合後にはあなたはケインのゲームプランを、テイクダウンを狙うべきだったと批判していました。

批判なんていうもんじゃないよ。ファンなら試合を見た後で意見を持つだろう。それと同じことだ。

Q 出場停止期間を終えたクリス・レーベンが1年ぶりに復帰します。

レーベンはいろんな魔物と戦ってきた男だ。いいときも悪いときもあったが、いつも戦いを見せてくれるウォリアーで、気にしている選手のひとりだ。1年前にヤツの恋人も交えて、問題をしっかり話し合ったので、クリーンになって出てきてくれると思う。

Q トッド・ダフィも復帰します。以前あなたは、ダフィの態度に問題がある、UFCにいたいと思っていないようだ、などとコメントしていました。

ダフィは私の言っている意味をわかっているはずだ。UFCだって完璧ではないが、いったん離れてみれば、選手はどれほど恵まれているかがわかるだろう。もっとカネが欲しいと思う気持ちは誰しも持っているが、こっちもビジネスなんだ。われわれはいい仕事をしてくれた選手には、随時たっぷりカネを渡している。こんなプロモーターはこれまで存在しなかったと思うぞ。

Q UFCは選手への支払が渋い、と批判しているボクシング業界がまた沸き立ちそうなコメントです。

けどボクシングだってUFCの真似をし始めているじゃないか。オスカー・デラホーヤはそのことを隠そうともしないからおもしろいよな。バーナード・ホプキンスのような賢い人もテレビでUFCに見習うべきだと言っていた。

Q ちょうど今月、NBCとCBSでボクシングの地上波中継が久々に再開されました。ファイトビジネスはこれから、PPVの時代から地上波の時代になってゆくのでしょうか。

PPVがすたれていくことはない。地上波やらケーブルやらでいろんな試合をやるが、本物のビッグマッチはつねにPPVで流されるものなんだ。

Q しかしフットボールなどでは、本物のビッグゲームが高額な放映権料で地上波に買われています。

うん、そういうこともあるだろうね。ビッグマッチが全部そうなるとは思わないという話だよ。

Q あなたはかつて、これからはインターネット配信の時代だと言っていました。

この間も「ネット対TV」の論争になったんだけど、今後5年で誰もTVを見なくなって、みんながネットに移行すると言うシナリオもあり得ると思う。でもやっぱりテレビは当面健在だろうな。

Q 今年1年を振り返って、いかがでしたか。

おかしな1年だったよ。こんなことがビジネスに影響するのか、ということがいろいろと起きてきた。2年ほど前には、メインイベントが怪我で全部ダメになるなんてことは想像もしなかった。ただ、悪い年だったというわけでもない。アンチUFC派を黙らせるには十分な業績だったんじゃないかな。

これまでは欠場が出てもわれわれは何とか大会を開催し、スクランブル発進の選手がいい試合をやってくれた。そこには自信を持っているんだ。しかし、前売り券を売り切っていたカルガリー大会(UFC149)でいい試合を見せられなかったのは今年最低の出来事だった。「ジョーンズ vs ソネン」大会のキャンセルよりもひどい醜態をお見せしてしまったと思っているし、多くの人を怒らせた。カルガリーでぜひ汚名挽回の大会を開催したいと思っている。(訳注;UFC149では、負傷欠場の連続で、対戦カードが当初発表から総取り替えになり、さらにメインカードでぴりっとしない試合が続き、評判が良くなかった)

Q 最近のMMAメディアについて思うところはありますか。

先日のTUFフィナーレ大会の後も、Sherdogのインタビューを受けたぞ。まあ、問題ないよ。ヤツらにも取材許可証を出すことにした。ただ、ロレッタ・ハントとジョシュ・グロスだけはひどい記事を書くから許さない。ほかの記者はもういいんだ。

Q ストライクフォースが幕を閉じます。

買収したときには本気で興奮したんだがな。思ったようにいかなかった。ストライクフォース終了についての詳しい経緯はいわない。値打ちもない。これでストライクフォースの質問をされなくなるので助かるよ。選手も喜んでいるんじゃないのか。選手は全員UFCに来る。理不尽な契約に耐えている選手はたくさんいたからな。

Q ショータイムはMMA中継を続けるでしょうか。

しらないし、どうでもいい。

Q 2013年はますます海外大会が増えそうですね。FUELやFX大会は基本、海外大会になっていくのでしょうか。

いや、たしかに海外大会が増えてはいるが、そういうつもりではない。アメリカのファンが、海外大会を含め、すべての試合を観戦できる環境を整えようとは思っているがね。

Q ちなみに、アブダビ大会をしばらく開催していませんね。

いや、またやるんだよ。タイミングが合わなかっただけでね。ロレンゾと近くアブダビには行くんだ。王子と関係が悪くなっているとか、そういうわけではないんだ。

Q そのほかにはどんな国に進出しますか。アイルランドにも行かないとファンが怒り出しますよ。

個人的にはアイルランドに行くんだけどな。2月のロンドン大会の後で、アイルランドの大学で表彰されることになっている。大会を開催しろといつも脅迫してくれるアイルランドのファンは来てくれ。おわびに一杯おごるよ。

Q メニエル氏病の手術を1月にするという話でしたが。

そうだ。1月15日を予定している。その数日後のブラジル大会には、縫い目むき出しでも行くぞ。最近は発作も起きていないし、調子はいいよ。

*****

米エスクワイヤ誌にロンダ・ラウジー特集が掲載された。ラウジーのコメントが、まるで昔からある格言のようにまとめられている

・経済的にはどん底の破綻を経験したこともあったけれど、誰にも借りはない。

・幸福とは不足のないこと。

・父親はこういった。「ロニー、おまえは特別な子だ。なんであろうと、やりたいことがあれば、世界最高になれる。」その頃はまだ、父親の言うことは全部正しいと思っているような年齢だったから、そうなんだろうなあと思って受け止めた。

・人はもう何千年も戦ってきている。人とはそういうものなんだと思う。ややこしいのは、いまの社会というのは、アホタレであることは違法じゃないけど、アホタレを張り倒すのは違法だと言うこと。

・格闘技のありようって、リアルなことを後生に残そうとして、あえて社会から締め出されようとしているみたい。きっとそれが、格闘技がずっと残っていくために最も安全な方法なんだと思う。人はどこかで正気にすがりたいものだから。

・リアリティTVというのは、視聴者を楽しませるために作られているもの。自分なりの価値観やら規範を持った善良な人なんか、おもしろいテレビにはならないわ。

・家では格闘技とドキュメンタリーしか見ない。「星の誕生と死」とか「地球凍結」とか、あるいは誰かが顔を殴られている番組でなければ、私はパスする。

・いつもこう言われる。「怖いものしらずなんですね」。それはちがう。わたしはいつも怖くて仕方ない。勇気を持つためには、まず怖がらなければならない。私は臆病だからこそ、勇敢でいられる。

・私もアームバーで極められたことがある。そして、タップをしないで腕を折られて、それでも脱出して試合に勝った。他人の腕を折ることなど気にしていない。アームバーが最終目的じゃない。私のヒジ関節は緩くて、しょっちゅう外れてしまう。そんな経験をしてきたからこそ、他人の腕を折ることを恐れない。いろいろ批判してくる人は、アームバーで極められたことがない人。

・セックスシンボルになってからというもの、セックスで困ったことはない。

・実際おもしろいなあと思うんだけど、私に寄ってくる男ときたら、いきなり「オーマイガッ。ベイビー、アイラブユー」とか言ってくるか、そうでなければ照れて近寄ってすら来ないか。もうちょっとその中間くらいの人はいないかしら。

・格闘家とのおつきあいは絶対にお断りね。何でも打ち明け合う狭い村だからね。

・Twitterをしていると、言うべきことを考えさせられる。なんか吐き出したら、8文字多いとか言われて、どう書き変えれば意味が変わらないかしらとか考えさせられるから。

・柔道からMMAに移ってきたとき、誰もが「あの子が顔面を殴られたらどうなるんだろう」っていわれた。わかってないなあ。柔道では女子選手はしょっちゅう顔面を殴り合っているのよ。つかみにいこうとしているふりをして殴ってくる。襟をつかんで、何度も何度も殴ってくる。私がオリンピックで負けた試合を見てみ。私は顔面を20回くらい殴られているから。顔面を殴られる気分なら知ってる。現時点では、顔面を殴られても無視できるようになっている。

・私が早口でまくしたてるのは、私の家族はみんなおもしろい話をいっぱい持っているから、そこに割り込んで話を聞いてもらうためには、すごく大きな声で早口でいわないといけなかったから。

・私にとってMMAは「スピード・チェス」みたいなもの。相手を特定のポジションに追い込んでいく。私が誰かをアームバーに捉えるときには、私が相手を捕まえて極めているのではない。私がしている作業は、そういう方向に動くのがいいわよと相手を説得すること。そうしてドンドン選択肢を狭めて、最後はタップするか否かしかないところまで追い詰める。

・上手い嘘をつけるほど、私はクリエイティブではないわね。

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青木真也の公開練習に前田吉朗も飛び入り参加! 「いままで日本で応援してくださった皆さんに『本当にありがとう』という気持ちを伝えて、別れを告げたいと思う」(青木)(DREAM公式)

日本の格闘技を取り巻く状況というのは、年々公開練習に来てくださるマスコミの方も減っていますし、非常に厳しいと思います。でも、ハッキリ言って業界自体に期待はまったくしてないんですよ。これから日本の格闘技がよくなるとも思えないし、そんな自分がどうにかできること以外に期待してもしょうがないじゃない。自分にできることは、いい試合をして、自分を応援してくれる方に恩返しすることと、自分がやりたいことをとことん追求することに尽きると思いますね。

DREAMも来年以降どうなるか、どういう世界観でやるのかもわからない。僕自身、今後DREAMさんに上がるのかどうかわからない。ただ今回、試合をさせてもらえること自体は本当にありがたいと思っているので、いままで日本で応援してくださった皆さんに『ホントにありがとう』という気持ちを伝えて、別れを告げたいなと思いますね


残念なのは、青木はやはり、前田日明の言うことなど、何一つ真に受けていないし、おそらくは理解していないんだなと言うことであった。

で、なにせ本人が、もはや自分のやりたいことだけをやる、日本のファンには別れを告げると言っているのであるから、格闘技ファンとしては出来ることは何もない。そうですか、それではさようならと言うしかない。それでも日本に残って頑張ろうという、ほかの選手を応援するしかない。日本の大会には出ない、UFCにも出ないと言うことだと、試合を見る機会ももうないだろう。かくなる上は、マッキーに青木を刺してもらうしかない。なんならプロモーターとレフリーもグルになって、モントリオール事件の再現でもしてもらうしかない。というか、ホントに考えている人もいるんじゃないか。だって日本を捨てると言っている人に、勝ち逃げされる理由など、これっぽっちもないからだ。青木を倒したマッキーに、菊野なり北岡が勝つという風にするしかない。

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【VTJ】12・24V.V Meiが伝説越え宣言「女・天龍になる!」(efight)
こんなこと言ってたのか。しびれるなあ。

フランスで人気の日本人アーティストBEST100…1位はPerfume (Netokaru)
4位が須藤元気!(World Order)

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