UFC158レビュー

ジョルジュ・サンピエール def ニック・ディアズ

ファンは本物のボクシングを見たがっている、塩漬け殺法は減点すべきだなど、ニックが事前にさんざんしかけていた「口撃」などまるで効いていないとばかりに、試合開始早々からGSPがあっさりとテイクダウンし、ニックを好きなように転がしていた。ニックが馬鹿にしていたスーパーマンパンチも、GSPはいつもよりたくさん放ち、ヒットさせていた。試合序盤のGSPの強さはまさに異次元で、長州にハイスパットを仕掛けられても、独自のリズムとゆとりをけして崩そうとしないジャンボ鶴田のような、退屈なまでに盤石な強さだった。あえていえば、ニックがいやがることを全部やっていた感じだったので、逆に「口撃」はそれなりにGSPに染みていたということなのかもしれないが。

それにしても、またしてもGSPは、試合終了後のインタビューで、ニックは実はいい奴なんだ、試合を売るために悪童を演じていただけなんだとネタバレのコメントしていた。そんなことを言われて、ニックが意外に満更でもなさそうだったのはさておくとしても、GSPはこうしていつもネタバレをしては、いい格好をしながらトラッシュトーク業界を破壊してゆく。いわずもがなだよ・・・

なお試合前には、ディアズ陣営がハンドラップの巻き方に注文を付け、GSPがハンドラップをまいてもらうところを、ジェイク・シールズが監視しにいくという、伝わりにくくてきめの細かい一悶着もあった模様。

試合後リング上でのかみ合わないニックインタビュー

(ニック)MMA人生はもう終わったよ。もう何も残っていない。
(ローガン)ところで、試合はどんな作戦だったのですか
・・・
(ニック)みなさん、ジョー・ローガンでした!



大会後記者会見、来なくていいのにニックが登場、カナダは時差が1時間あるから眠たくて試合当日に昼寝をしたら起きたときに胃がむかついたという話から、これまでちゃんと納税したことがないという話、PRIDEの思い出まで、思い浮かぶままにつれづれに語り尽くしていた。引退どころか、ノリノリである。

 

・言い訳ならいくらでもできるが、俺がここに来た理由はひとつだ。リマッチをやらせてくれといいたい。
 ・引退したいが、リマッチもしたい。ヤツのパンチは女の子みたいだ。
 ・俺は人生で税金を払ったことがない。きっと逮捕される。
 ・(GSPとヘンドリックスに向かって)きみらはどうして並んで座っているのか。次に戦うんだろ?
 ・俺は全然終わってないぞ。一日中くだらない話だってできるぞ。



ジョニー・ヘンドリックス def カルロス・コンジット

ジョニヘンがカンプマンやフィッチを一撃でKOした理由がよくわかった。あのずんぐりした身体から、みたことがないようなスピードでパンチが飛び出してくるのだからたまらない。これをしのいだ上で、なんとかしようとするコンジットのすごさも、かえってよくわかった。それにしても、ジョニヘンの戦績はあまりにすさまじい。もはやタイトルショット3回分くらいの実績は上げている。

ジョニヘン、試合後リング上インタビュー

次はGSPと戦いたい。もう十分にその資格はあるだろう。GSPは2回タイトルに挑戦したが、その前にいったいなにをしたと言うんだ?GSPはこんなにたくさんのコンテンダーを倒してきていないだろう。コンジットはGSPをフラッシュダウンさせたが、自分のことは倒せなかったぞ。ディアズは何をした?いま自分が勝った相手に負けただけだろ。

今回はダメージを受けたが、自分はいつ何時でもGSPと戦う準備は出来ている。モントリオールでもいい。世界中のどの会場でも構わない。ダナ・ホワイトをつれて、自分でオクタゴンを借りて、レフリーを雇って、ヤツの家に行ってもいい。ドアベルを鳴らして、ヤツの玄関先で戦ってもいい。もはや逃げ場はどこにもないぞ。



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WOWOWの大久保さんって、僕には最後までピンとこなかったな・・・岡見に花束をもらいながら、逆にKO勝ちを要求していた。WOWOWの女子アナといえば、安江真由美さんですな・・・

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TUF次期シーズンのコーチにロンダ・ラウジーが就任することが発表された。対抗コーチは「ミーシャ・テイト vs. キャット・ジンガノ」の勝者となる。従ってロンダの次戦は、このTUFのフィナーレか、その後のPPVに行われるということなり、12月までお預けということになる。

ラウジーに煽られるような格好で、ここしばらくのテイト姉さんの充実ぶりには目を見張るものがあるのだが、米メディアでは意外にジンガノの優勢を予想する向きもある。個人的にはジンガノさんの試合は見た記憶がなく、どんな選手なのか、どれくらい強いのか知らないのだが、毎週TUFで会うことになるなら、現状ではなんとかテイトに頑張って欲しいと思わざるを得ない。

参加選手は135パウンド級の男子選手、135パウンド級の女子選手なのだそうだ。男女が合宿所に同居することになるのかな。これは目新しい展開である。

ところで、いまWOWOWでは、ロイ・ネルソンとシェーン・カーウィンのTUFを放送中だ。個人的には、ロイとダナ・ホワイトの確執がこまかく積み重なり、ダナの血圧があがっていくところを期待していたのだけれど、番組編集がそうなっておらず、いまのところはロイが単なる変人にしかみえないような描写に終始してしまっている。カーウィンは番組に参加していないコメンテーターみたいに見えるし、なんだか全体的にいまいち乗れない、おかしなシーズンだ。

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カナダのテレビ番組のインタビューに答えたダナ・ホワイトが、レッスルマニア27 (2011年) で「ダナ・ホワイト vs. ビンス・マクマホン」が検討されていたという、驚きの事実を明らかにしている。ホワイトは、ビンスがやりたがっていた、ビンスのことは尊敬しているし、こういうことを言うとぶち切れるだろうが、さすがに年をとりすぎだろう、などと語っている。

こ、これは・・・み、見たい・・・見てどうなるわけでもないが、どっちが勝つことになるんだろ・・・

ブロック・レスナーのWWE復帰の噂にメディアが踊らされていた頃、レスナーどころか、ダナ・ホワイトにまで出場要請が来ていたということになる。

僕も最近はWWEも見ていないのだが、ビンスは今でもバンプを取っているのだろうか。年をとりすぎという悪口、実はなにかの伏線だったりしないだろうか・・・

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